福島・喜多方の名ラーメン店『食堂はせ川』が8月6日から11月23日までの期間限定で東京ラーメンストリートにオープンする。そのメディア向けの先行試食・内覧会が8月5日に開催された。
東京駅一番街地下1階の一角にある人気ラーメン店が集結している『東京ラーメンストリート』。同所では2025年8月より全国各地のご当地ラーメンを東京駅で味わえる「ご当地ラーメンチャレンジ」を展開している。第2弾として出店していた熊本・人吉の店舗『好来ラーメン』に続く第3弾として『食堂はせ川』が期間限定オープンする。
店舗内での説明会には『食堂はせ川』の2代目店主・長谷川大輔氏が登壇。同店は大輔氏の祖母が昭和56年に駄菓子屋からスタート。もともと味噌ラーメンが人気のお店だったという。大輔氏は25年ほど前にお店を譲り受け、「喜多方の伝統を守りながら、新しい喜多方ラーメンへの挑戦を半分の怖さと、進化させたい強い思いで、ちょっといろいろ挑戦してまいりました。喜多方は元々豚スープがメインのラーメンになるんですけど、そこに鶏と煮干しを新しいジャンルを何度も何度も試行錯誤して作り上げて、喜多方では、あの、珍しいラーメンとなっていきました。唯一無二の大きさで喜多方でも一番大きいチャーシューになり、ご飯にも非常に合うチャーシューとなっております」と、アピールした。
喜多方から東京へ期間限定とはいえ出店するにあたり、大輔氏は「素材の仕入れ方法とか喜多方で使ってる素材とこちらで仕入れる素材っていうのが違っていました。お魚とかは同じなんですけど、お肉とか勝手が違ったり、冷凍だったり冷蔵だったりとかいろんなものがありました」と勝手が違ったという。そのため「仕込み方法、出る杯数も違うので大量に仕込むための機材とかを使って、味がどれだけ変わらないかっていうのを、何回も試行錯誤しました」と、喜多方での味の再現に苦労したそうだが「そうしてできるだけ喜多方と変わらない、けど、より喜多方より美味しくするようなイメージで、仕込ませていただいてます」と、自信を見せた。
なお、卓上調味料は白コショウ、黒コショウ、お酢、さらに本店ではリクエストされた際に提供しているという一味も用意する予定という。サイドメニューのライスは甘さに特長のある喜多方産のコシヒカリを使用。ちなみに大輔氏によると、麺、具材、チャーシューをライスの上に少し盛り、コショウをかけて食べることが「『食堂はせ川』がスタートさせた食べ方なんですけど、喜多方で最近ちょっと流行ってます」とのことだった。
また、全国各地のご当地有名ラーメン店と東京ラーメンストリートを繋ぐ橋渡し役としてこれまでの期間限定店への出店を呼びかけたラーメン店『せたが屋』の代表取締役社長の前島司氏から『はせ川』の出店経緯について、「『せたが屋』のルーツは喜多方ラーメンにあります。私、喜多方ラーメンが大好きで『せたが屋』を立ち上げる前はもちろん店を持った後も、よく喜多方に足を運びました。なかでも、一番好きだったお店がこの『食堂はせ川』です。そうして通わせて頂いている間に、大輔さんと知り合いになりいろいろと話をするようになりました。そうした経緯があったからこそ、今回このご当地チャレンジ第3弾が実現したわけです。喜多方ラーメンには“まだこんなにすごい味があるんだぞ!”と見せつけるような存在として選んだのが今回の『食堂はせ川』です。その素晴らしさは、伝統と革新の融合にあります。喜多方ラーメンの伝統をしっかりと守りながら、担々麺や塩ラーメンなど、新しい要素をどんどん取り入れているお店でございます。味の面でも、はせがわは、喜多方のなかでは群を抜いて美味しいのではないかと私は思っています。首都圏では、まだまだ喜多方ラーメンのお店が多いとは言えず、認知されているお店も限られてます。だからこそ、いよいよ『食堂はせ川』の出番が来たなと、えー、私は思っています。まずは首都圏のみなさんに『食堂はせ川』の存在と美味しさを知ってもらい、実際に食べて感動していただきたいです。この東京駅での出店が多くの方々に本場の喜多方にも足を運んでみたいと思っていただくきっかけとなり、喜多方ラーメン文化全体のさらなる盛り上がりや、活性化に繋がれば、これ以上の喜びはございません」と、経緯と心情を語った。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ








