東京都 東京都立北療育医療センターに勤務する60代男性医師の新型コロナウイルスが感染

 東京都は11日、東京都立北療育医療センターに勤務する60代男性医師が、新型コロナウイルスに感染したと報告した。

 1 当該職員の概要
 年 代:60代
 性 別:男性
 職 種:医師(常勤)
 居住地:都内

 2 経過等
 (1)経過
 4月4日(土曜日)
 休務日。だるさを感じたため、夜に体温を測るが発熱なし(36.6度)
 4月5日(日曜日)
 休務日。体温を測るが発熱なし(36.7度)
 4月6日(月曜日)
 朝は発熱もなかったため(35.0度)出勤し、通常勤務(診療業務はなし)。帰宅後に体温を測ったところ、発熱あり(37.7度)
 4月7日(火曜日)
 自宅で療養。朝は発熱がなかったが、夜は微熱あり(37.1度)
 4月8日(水曜日)
 自宅で療養。発熱はなし(36.8度)
 4月9月(木曜日)
 都内の医療機関を受診し、PCR検査を受ける
 4月10日(金曜日)
 PCR検査「陽性」が判明
 4月11日(土曜日)
 都内の医療機関に入院

 (2)現在判明している事実
 ・当該職員は、常勤医師として当センターに勤務。4月7日以降は、医療機関への受診を除き、自宅で療養していた。
 ・当該職員は、勤務中は、常時マスクを着用して、手指衛生を行うなどの感染予防策を実施していた。
 ・当該職員と接触した利用者及び職員は、現時点で把握している限り、利用者2名と職員23名である。
 ・現時点で、当該職員と接触した利用者や職員に、感染を疑わせる咳等の症状は認められない。

 3 センターの対応
 (1)当該職員と接触した職員については、自宅待機とし、今後、保健所の指示に従い、PCR検査を実施予定。また、当該職員と接触した利用者についてもPCR検査を実施予定。
 (2)当該職員の執務室や動線等は、消毒を実施済。

 4 今後の事業について
 当センターは、障害者のために医療・福祉サービスを提供しており、利用者の安全に配慮しながら、入所サービスを継続する。一方、通所・短期入所のサービスについては停止し、今後、職員のPCR検査の結果を踏まえながら再開する。外来による診療については、電話診療に切り替える。

 〈参考〉
 東京都立北療育医療センターは、一般の医療機関では対応が難しい心身障害児・者に対して医療を提供するとともに、肢体不自由児や重症心身障害児・者を対象にした入所・通所事業等を実施しています。
 診療科目:内科、神経内科、精神科、小児科、外科、整形外科など12診療科
 入院:50床
 その他:入所等 70床、通所等 70人(一日利用定員)
 所在地:東京都北区十条台1-2-3