六本木デビューの濃密小劇場に大ベテラン・草笛光子「小粒でピリリ…だけどこの距離なので私たちの細かい表情が伝わるのかなと」

六本木デビューの濃密小劇場に大ベテラン・草笛光子「小粒でピリリ…だけどこの距離なので私たちの細かい表情が伝わるのかなと」1

 6月9日に東京・六本木に開業する六本木トリコロールシアターのこけら落とし公演の記者発表会が24日、同所で行われ、女優・草笛光子(84)、木の実ナナ(71)、麻実れい(68)、剣幸(64)、浅田美代子(62)、中嶋朋子(46)、寺島しのぶ(45)が出席。草笛が「ここは小粒でピリリの劇場。1年前にニューヨークのブロードウェイに行って、舞台についていたキズをみて、これはそれまで出た役者たちの汗と涙と感じて、思わずさわっちゃった。この”小粒ピリリ”も役者の汗が染み込んで、ここは素晴らしい作品だけを上演するシアターになることを願っている」と想いを込めた。

 各地で様々な劇場が姿を消すご時世にあって、六本木の街中にオープンする小洒落た200人劇場。こけら落とし公演はシアターのオナーである白樹栞プロデユース、鵜山仁演出で、「八人の女優による連続リーディング フランソワーズ・サガン『愛のゆくえ』」。ステージにはこの日登壇した7名に賀来千香子(56)を加えた8名の女優がそれぞれ日替わりでひとり舞台を行い、いくつもの愛の情景を紡いでいく。

 オーナー・白樹の想いがつまった劇場に中嶋は「街のど真ん中に密度の濃い劇場ができると楽しみにしていた。”サガン”には一筋縄ではいかない男女が出てくるが、私なりに掘り下げて、お客さまとご一緒できる、トリコロールシアターの時間を紡いでいきたい」。寺島も「(白樹が)劇場を建てて、お客さんを呼んで、公演にたどり着くまでには並々ならぬことがあったと思う。その気力、バイタリティが伝わってきて、こちらも一生懸命務めたい。満席になって次から次へと作品が継続できる劇場になってほしい」としみじみ。

 最後に草笛が「(ステージと客席が)この距離なので、私たちの息づかいや細かい表情まで伝わるのかなと思う。だから大物は狙わずに、細かい芝居をやったらおもしろいと思う。あ、あたし、プロデューサーやりたい、なんてね」などと、茶目っ気たっぷりに会場を和ませていた。

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草笛光子

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木の実ナナ

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麻実れい

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剣幸

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浅田美代子

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中嶋朋子

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寺島しのぶ

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MCを務めた木佐彩子

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