松坂桃李 映画「孤狼の血」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に!「僕にとって財産」と感激【スピーチ全文】

 俳優・松坂桃李(30)が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で『第42回 日本アカデミー賞』授賞式に助演男優賞を受賞したことから出席した。

 松坂は役所広司主演の映画『孤狼の血』(監督:白石和彌)に役所演じる破天荒な刑事・大上の相棒を務める大学卒のエリート新人刑事・日岡役を好演。作品内で成長していく姿は爽快感のある印象を残した。

 司会の西田敏行から「毎回日本アカデミー賞に出てくるごとに、役の幅が広がってますね。どこまで行っちゃうの?」と声をかけられ、「とんでもない!」と恐縮といった様子。

 白石監督へ「好きですねぇ。本人を前に言うのもなんですけど、白石監督が喜ぶと元気が出るんです。監督の笑い声が聞こえると安心するし。熱量と言うか、それが現場全体に浸透する感じははあります」というと、役所もテーブルで深くうなずきながら見守ることも。

 『孤狼の血』のロケ地となった広島県での思い出を問われると、「ホテルの近くのおでん屋さんに行っていたんですけど、そこで呉弁を習って」と、思い出を披露していた。

 その後、最優秀助演男優賞の発表の際に松坂の名前が読み上げられると、驚いた表情を浮かべながら、隣にいた役所、白石監督とともにガッチリ握手!そして再び壇上に立ちスピーチをすることとなった。

 「いやー、すごい嬉しいです!本当にすごく嬉しいです!何を言えばいいんでしょうか……。あのーですね、白石さんとは2作目ですけど、20代の半ばから、ちょっと違う色の作品に挑戦したいとマネージャーさんと話をしていたんです。どういう作品がいいかねと話していたときに、白石さんの映画『凶悪』を観たとき、ぜひ白石監督の作品に出たいと言っていたんです。そのなかで、何かのご縁があって、白石さんとお仕事をする機会がありまして、そこで初めて来た作品が蒼井優さんと『彼女がその名を知らない鳥たち』で、とんでもないゲスな役で、何度もお尋ねしたんです。でも監督がお願いしますと。本当にやったことのない役をやらせて頂いて、すごく刺激的ななかで、短いスパンの中で『孤狼の血』という作品に呼んでくださって。そこで、役所さんと再会させてくれて。僕にとって財産のような作品になりました。。あー、えー……やー……(苦笑)。今回、キャストのみなさん含め、二重に喜びを分かち合えるというのが、僕にとって最高の時間で……あー……うまくまとまらないですね(苦笑)。そんな時間が……一緒にいられるというのはすごく嬉しくて。この受賞をみなさんで一緒に分かち合いたいと思います。本当にありがとうございました」

 最後の方は感極まって言葉に詰まる姿を見せつつ、スピーチを終えると笑顔を浮かべた。

 ほか、助演男優賞にはディーン・フジオカ、岸部一徳、西島秀俊、二宮和也が輝き、同席した。

 ※記事内写真はレギュレーションにより削除しました

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