映画『真実』のジャパンプレミアが開催！
女優・宮崎あおい（33）、宮本信子（74）、佐々木みゆ（8）、カトリーヌ・ドヌーヴ（75）、ジュリエット・ビノシュ（33）が3日、東京・TOHOシネマズ六本木で映画『真実』（監督：是枝裕和／配給：ギャガ）ジャパンプレミアを是枝監督（57）とともに開いた。
映画『万引き家族』で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞した是枝監督の最新作。是枝監督にとっては、初の国際共同製作となり全編フランスで撮影された意欲作でもある。国民的大女優・ファビエンヌ（ドヌーヴ）がつづった自伝本をめぐって、海外で活躍する脚本家になった娘（ビノシュ）、俳優で人気の娘婿、その二人娘、現在のパートナーと夫、すべてを把握する長年の秘書を巻き込んだ愛憎渦巻く姿を顕にしていくというもの。宮本、宮崎、佐々木は日本語吹き替え版の声を務めた。
まず、ドヌーヴ、ビノシュ、是枝監督が登壇。ドヌーヴから「この場に来れて嬉しいです」と笑みを浮かべると、ビノシュも、東京に来れたことを喜びつつ、「ドヌーヴさんのような“母親”が持てて幸せでした。それに、是枝さんと映画を作るのが夢でかなって東京に来れました」と、気持ちを。
さらに、ビノシュは是枝監督の映画『誰も知らない』が本作につないでくれたといい、「人生のディテールが細かく描かれているのが感動しました。物静かな沈黙のなかに優しさ、観察眼を感じました。是枝監督にはそういうセンシビリティの真髄を感じています」と、讃え是枝監督にも笑顔が浮かんだ。
続けて、宮本がドヌーヴへ、宮崎がビノシュへ、みゆちゃんが是枝監督へ花束を贈呈。宮崎がビノシュに渡した際には、熱烈なハグを受ける様子も見られた。
宮本はドヌーヴを見ながら「懐かしい人にお会いしたという感じがしております」と、感激で、宮崎は「この場に一緒に立たたせていただけることが恐縮だなって、ぜい沢な時間です。ありがとうございます」と、ニッコリ。
吹き替えの仕事へ宮本はこれが初めてだそうで、自分の中の“侍”が断ってはいけないという直感から受けたそうだが、「声だけを入れるんですけど、だからこそ、ファビエンヌがどんな仕事をするか考えて声を吹き込んだつもりです」と、しみじみ話したり、宮崎は、「お話を頂いてから時間がある限り映像を観ていました。ビノシュさんのお顔をずっとずっと見ていたので、きのうビノシュさんと初めてお会いして涙が出てきそうになってしまって、その場で固まってしまって。それをちょっと笑われて。私はビノシュさんと同じ気持ちを共有していたような気持ちで、幸せな仕事でした。」と、ビノシュと一体になっような気持ちになれ幸せだったのだとか。
さらに、宮崎は好きなシーンへ、「ドヌーヴさんが撮影所を抜け出してクレープを買いに行くシーンで、ビノシュさんが迎えに行って、引っ張っていくというのが親子の関係が逆転していてる感じがして、面白くて」と挙げると、ドヌーヴも「私もお気に入りのシーンなんです。私も撮影で待機している時に飛び出したくなることがあって」と、我が意を得たりとばかり笑みを浮かべていた。
そんななかみゆちゃんはこの話が来た時に「吹き替えが初めてだったんですけど、これがチャンスだと思って、思い切ってやってみたらできて嬉しかったです」と、大人顔負けのコメントを寄せ会場に笑いがあふれることに。これをドヌーヴが気に入ったのか、記念撮影中にもみゆちゃんを抱きかかえたりとお気に入りな様子を見せていた。
映画『真実』は11日よりTOHOシネマズほか全国公開！
※宮崎あおいの崎はたつさき
