大森南朋「ぬらりひょんにしては若くないかな?」!安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子とともに妖怪ビジュアル公開

大森南朋「ぬらりひょんにしては若くないかな?」!安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子とともに妖怪ビジュアル公開2

 今夏公開予定の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(監督:三池崇史/配給:東宝、KADOKAWA)第3弾キャストが18日、発表となり、俳優・大森南朋(48)、安藤サクラ(34)、大倉孝二(46)、三浦貴大(35)、大島優子(32)の妖怪ビジュアルも公開となった。

 1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が、令和の新たな時代とともに『妖怪大戦争 ガーディアンズ』となってスケールアップしてスクリーンに復活する。本作では、子役・寺田心が主人公・渡辺兄(わたなべけい)を演じることとなる。

 20XX年、列島を南北に縦断する断層・大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」により、妖怪界と世界に未曽有の危機が到来。妖怪たちは「妖怪獣」に対抗する力として、伝説の武神を復活させる手立てを講じる。しかし、その復活には古代に妖怪ハンターであった渡辺綱の血を継ぐ者の力が必要だった。そこで選ばれた宿命の渡辺兄弟が、思いもよらない大冒険に身を投じていく……という物語。

 今回解禁となったのは、兄(けい)らが出会う気の良い妖怪たち。それぞれ、渾身の特殊メイクが施されており、中には素顔がまったく想像できない仕上がりのキャストも。

 まずは大森。争いを好まず人間との共生を受け入れる妖怪たちのリーダー・ぬらりひょん。大きな頭が特徴で、妖怪たちのまとめ役ながら、ひょうきんでどこか頼りない面を持つ憎めない存在だ。大森は、「三池監督での映画化の話を聞いて『出たいなあ』と思い、取り計らっていただきました!」と、自ら“逆オファー”するほど本作への出演を熱望し、毎回約2時間半かけてぬらりひょんの特殊メイクを実施しているのだとか。「ぬらりひょんにしては若くないかな?と思ったけど、こんなぬらりひょんがあってもいいんじゃないかな」と語りながら、「いつも三池監督が撮る映画は、台本の枠を超えてくるので刺激的」と、三池組での撮影に手ごたえを感じていたことを明かしている。

 安藤が演じるのは、赤ん坊を抱いた女の妖怪・姑獲鳥(うぶめ)。とても愛情深く、冒険の中で出会った兄(けい)の弟の身を誰よりも案じている。安藤は「想いの強さは、状況によって怖い方向にも受け取れると思う」と、大のことを愛おしく感じながらも、周囲にとってはどこか恐ろしさを感じさせるようなバランスを重視したという。キャスト陣については「妖怪のみなさんと過ごしている間がすごく楽しく、良いチームだった」と、雰囲気を窺わせつつ、自身としては、「三池監督の映画は、脚本を読んだ印象と現場で出来上がる世界がまったく違うので、今回もワクワクしながら挑みました。同じ監督の現場に帰ってくることができるのはすごく嬉しくて、だからこそとても緊張しました。十数年ぶりにご一緒できたスタッフの方もいらっしゃって、それがめちゃくちゃ幸せで、楽しいけど背筋が伸びるというか、ずっと緊張感のある現場だったと思います」と、話している。

 大倉が演じるのは、真っ赤な顔と毛が目を引く猿の妖怪・猩猩(しょうじょう)。なぜか和歌山弁を操り、妖怪界きってのツッコミ役としてことあるごとにツッコむ。特殊メイク姿については、「現場でみんなから『大倉君なのがよくわかる』と言われたので、扮装より顔の個性が勝ったと思う」とも。

 三浦が演じるのは、真っ白な顔に高い鼻が特長の天狗(てんぐ)。同じ種族の軍団を率いており、一見するとキレ者かと思いきや、実は抜けたところもあるというギャップが魅力的なキャラクター。黒く塗られた目元やカラーコンタクトも手伝って、今回解禁となったキャストの中で最も素顔がわかりづらいということもあり、自身も鏡で見て「『俺じゃなくても……』と思うほどの出来でした。ずっと視界の中にある“鼻先”も気になって……(笑)」と、ぼやきが漏れたとも。特殊メイクのおかげで、「演技をする上では、『ここまでやったら恥ずかしい』というせめぎ合いが、役としての人間らしさに見えることがあると思うんです。でも天狗は素顔が隠れているので、恥ずかしがることが1つもないという面では、新しい気持ちで芝居ができた」と、手応えがあったよう。さらに、「天狗は飛べるので、ワイヤーアクションなど体を張ったシーンにも挑戦しています」と語ったり、「三池監督は、天狗には「『うぉーっ』て行って『うわぁー』って止める!」みたいな演出だったので、こちらも非常に楽しくやらせていただきました(笑)」とのことだった。

 大島が演じるのは、見ているだけで凍えそうなビジュアルながら、ハートは熱い雪女(ゆきおんな)。常に虚ろな目で雪をまとい何を考えているかわからない彼女だが、雪女だけに“冷たい”男性が大好き。いつもつれない隠神刑部(いぬがみぎょうぶ/大沢たかお)に惚れ込んでいる……という一面もあり大島も「隠神刑部に惚れ込んでいる役なので、「他の妖怪はどうでもいい、隠神刑部だけ!」という雪女の想いを貫きました」とも。ちなみに、大島自身は「妖怪はすごく好きです!小さい頃から妖怪はいるものだと思っていて、特に雪女に憧れを持っていたので、とても嬉しかったです」というほど熱意があったようで、「妖怪になれたという嬉しさを心に持って、楽しんで演じた」と、待望の役柄を振り返っている。

 三池監督は「この映画に集まってくれた役者たちはみんな、間違いなく妖怪です。妖しい魅力で観る人の心を惑わせる、恐ろしい魅力の持ち主たちです。ですからみなさん、特殊メイクが似合います。ていうか、これが、本当の姿なのかもしれません」と、楽しんでいる様子。さらに、今回解禁したキャスト陣が、劇中で絶対絶命のピンチに追いつめられていく役という点にちなみ、「さぁ、どうする大森南朋!いや、それはまずいだろ、安藤サクラ!いつもと同じ顔じゃないか、大倉孝二!煉獄さんを超えたぞ(見方のよってはね)、三浦貴大。熱く冷たく燃え上がる、大島優子!」と、それぞれへ一言寄せている。

 映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は今夏公開予定!

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 ※記事内写真は(c)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

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