QU4RTZファンミ開催でハーモニー連発！相良茉優“涙”の指出毬亜尻目に田中ちえ美“神父”前に鬼頭明里へ「かすみん、彼方先輩と一緒になれて嬉しいです」な“挙式ごっこ”【ライブレポ】

Sing & Smile!!

　『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 UNIT LIVE & FAN MEETING vol.2 QU4RTZ ～Sweet Cafe～』Day2が10日、千葉・幕張メッセイベントホールで開催されユニット『QU4RTZ』の中須かすみ役の相良茉優、近江彼方役の鬼頭明里、エマ・ヴェルデ役の指出毬亜、天王寺璃奈役の田中ちえ美が歌にトークに観客たちと一緒に楽しんだ。

　“ニジガク”の略称で親しまれるスクールアイドル『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』はラブライブ！シリーズの『μ’s』、『Aqours』に次いで2017年から、「ソロ活動」をコンセプトに活動をスタート。『QU4RTZ（クォーツ）』はそのニジガク内ユニットとなっており、ラブライブ！シリーズでは初となる4人での活動をしているユニットでも知られている。

　ステージはカフェのような作りでキャスト陣が店員さん、観客が常連さんという設定。2階部分がイチゴショートケーキのようなデコレーションがされたり1階の上手、下手ともにブランコが設置されている。そして時間となると、4人が影ナレーションで注意事項などを読み上げ期待感をあおった。

QU4RTZファンミ開催でハーモニー連発！相良茉優“涙”の指出毬亜尻目に田中ちえ美“神父”前に鬼頭明里へ「かすみん、彼方先輩と一緒になれて嬉しいです」な“挙式ごっこ”【ライブレポ】1

Sing & Smile!!

　そして開演。ステージセンターにスタンドマイクが4つ設置されるなかシングル『Sing & Smile!!』のジャケットでメンバーが着ていた衣装と同じ衣装でキャストが登場し、楽曲『Sing & Smile!!』の歌唱から。手の振りと、4人で声を合わせながら爽やかに歌い上げ幕開けとなった。

　そのままトークコーナーへ。1人1人が観客たちの力を借りてスタンドマイクを“魔法”のように光らせたり、自己紹介のごあいさつでは、鬼頭が近江彼方がよく寝てるキャラクターということで眠るパフォーマンスをしていたが、結構長めの“睡眠”で盛り上げる。さらには、田中がこれまでのイベントで璃奈が顔につけ感情を表現する“璃奈ちゃんボード”をつけてあいさつしていたが、この日は“璃奈ちゃんボード”なしで「こ、こんにちは、恥ずかしくて何て言っていいか分からない」と、少しはにかみながらあいさつし、メンバーたちから「カワイイよ！」との声が乱れ飛ぶ結果となり、恥ずかしさからか田中がそのまま舞台袖に行こうとしてしまうレアな光景が観られるものとなった。

　トークパートでは『QU4RTZ』に歌ってほしい楽曲を考える『Road to Next TOKIMEKI SONGS Meeting』と題したコーナーを展開。ニジガクのほかのキャストから要望が寄せられ、ユニット『DiverDiva』の朝香果林役・久保田未夢からは「気球に乗ってほしい」、宮下愛役の村上奈津実からは「フォークダンス 4人で割り切れるので曲の途中でペアを入れ替えて歌って踊ったら可愛いし楽しそう！」とのメッセージが。その意見を検討している最中に、相良が手を振り回し勢いあまって、テーブルの水をこぼしてしまうご愛嬌な一幕も。

　続けて、ユニット『A・ZU・NA』の上原歩夢役の大西亜玖璃から「メルヘンな歌を歌ってほしい！」、桜坂しずく役の前田佳織里から「ウェディングソングみたいな曲、歌ってほしい！！」、優木せつ菜役の楠木ともりから「ボサノバ風楽曲。きぐるみと踊ってほしい」と、それぞれリクエストが。

　そのなかでウェディングについて掘り下げることになった際に、相良が「私的には男役、女役が手をつなぎながら入ってきて」とどんどん話を膨らませているなかで、指出が「やってみてよ」と、無茶振り！相良が「ちょっとまって！」と焦りだしたが、相手役に彼方はどうかというところから田中が「そこの（セットの）扉から出てきてみてよ」と、実演をリクエスト。

　そこから“挙式ごっこ”がスタート。新婦・彼方のお父さん役に指出、神父役に田中となるなか式が始まる。指出の腕をとった鬼頭が入場。後ろに下がった指出が“娘”の門出に涙する姿を尻目に、相良が「かすみん（中須かすみの愛称）、彼方先輩と一緒になれて嬉しいです」というと、鬼頭もノリノリで「彼方ちゃんもだよ」と返す。ここで相良が「神父さん、どうすればいいですか」と困り顔だったが、田中は落ち着いて指輪交換するように指示し、指輪を2人ではめあう仕草を披露。「幸せにするよ」「楽しい家庭にしていこうね」という相良に、鬼頭も「ありがとうかすみちゃん」と返しキスするフリまでいれる寸劇を見せていた。

　ほかにもユニット『R3BIRTH』三船栞子役の小泉萌香から、「4人のふわっとした空気感そしてハーモニーが生かされる癒しの四重奏！」「次はジャングルジムに登ってほしい！」、ミア・テイラー役の内田秀からは「可愛い系のテクノポップにチャレンジしてほしい！」とのリクエストも入り、猫の鳴き声を入れたらどうかなどアイデアを出していた。

　続けて、ファンから事前募集していた『QU4RTZ』に今後チャレンジしてほしいことを発表するコーナーへ。こちらは限られた時間もあるということで英単語1つを募集し、それをキャストが話を膨らませていく。『Party』、『Season』、『Seesaw』、『Matsuri』と次々とあがっていき、とくに『Season』ではエマが春、かすみが夏、彼方が秋、璃奈が冬とメンバーカラーに寄せたような感じになったり、『Matsuri』では田中が有名演歌歌手の楽曲を口ずさみそうになって恥ずかしげにストップする一幕もあったりでファンを楽しませた。

QU4RTZファンミ開催でハーモニー連発！相良茉優“涙”の指出毬亜尻目に田中ちえ美“神父”前に鬼頭明里へ「かすみん、彼方先輩と一緒になれて嬉しいです」な“挙式ごっこ”【ライブレポ】3

Swinging！

　中盤は、ミニキャラクターによる商店街のカフェでライブをするということで、特別なワンプレートのお食事メニューも4人で話し合って作成するショートストーリーからのライブコーナーへ。ユニットシングル『Swinging！』のジャケット衣装に衣装替えして登場したキャストたちが、ステージのブランコに座りながらの楽曲『Swinging！』のパフォーマンスや、楽曲『Beautiful Moonlight』では切なさを感じさせる歌唱にステージ上の大スクリーンも夜の雰囲気を感じさせる映像で目を引く。4曲目のクリスマスソング『Twinkle Town』では歌唱前に、ケープを取り出しその首元のボタンをとめあう演出とともにリースのついたスタンドマイクで、一足早い冬の景色を観客たちに届けた。

　MCを挟んでは、ケーキのようにデコレーションされ四方には透明のアクリルパネルで囲われたトロッコの乗って場内をめぐりながら『Make-up session ABC』『Not Sad』のパフォーマンス、ステージに用意された椅子にシッティングしながらアコースティックver.でのしっとりな楽曲『未来ハーモニー』でハーモニーを奏でたり、再びの『Sing & Smile!!』ではブランコを漕ぎながらの歌唱を披露していた。

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Märchen Star

　後半には、ミニキャラクターによるカフェのメニュー作りのてん末が描かれるミニストリーが入りつつ、キャスト陣がアルバム『Just Believe!!!』のジャケット衣装に衣装替えしてのソロ歌唱コーナーへ。コーナートップを飾ったのは鬼頭となり、三日月セットに座りながら楽曲『Märchen Star』彼方の世界観をたっぷりと見せる。2番手の相良は『Margaret』の歌唱で、途中からはマーガレットの花かごを持ちながらのパフォーマンス。田中はポップな衣装で楽曲『アナログハート』を披露し、コーナーラストの指出は和装のセットアップで扇子を手に優雅に舞い踊ったり階段に座りながら楽曲『哀温ノ詩』をパフォーマンスした。

　終演間近となり、衣装のポイントを話したり告知コーナーのあとに1人1人からあいさつ。

　指出は「初めてのユニットでのこうしたイベントで、私達もすごい気合が入っていました。2ndライブのときに『QU4RTZ』の楽曲を披露させて頂きましたが、（新型コロナウイルスの影響で無観客だったため）“あなた”（観客）が目の前にいなかったからちょっと寂しい気持ちもありつつ、レベルアップしたものをお届けしたかったので、積極的に意見を出し合って、声質をみんなで合わせようねとか話し合ってきていて、それがお届けできて嬉しかったです。これからの活動は、どういうことが待っているのかなと思って楽しみにしています」。

　鬼頭は「こんなにたくさんの“あなた”に集まってもらえたというのを観て本当にありがたかったです。みんなで次にどんな曲にしようか話をして考えるのも楽しかったし、ライブも楽しかったので、もっと『QU4RTZ』でライブしたいなと思いました。ツアーとかもしてみたいです。ユニットでの夢も広がったなと思いました」。

　田中は「私達と一緒に甘いスイートな時間を過ごして頂けましたか？2ndライブで初めて『QU4RTZ』として歌唱させて頂いて、お客さんはいなかったんですけど、4人で初めて声を合わせるのは楽しかったので、またやりたいと思っていたんです。こうしてユニットライブとファンミーティングという形でイベントをさせて頂いて嬉しかったです。4人ユニットの『QU4RTZ』でしかできないライブをできたと思いますし、いろんな曲を歌いたいなと思いました。みんながこういうのを歌いたいと話したりしますし、リハでも私達『翔びたい！』と話たりするんです（笑）。私たちも、まだまだやりたいことがありますし、みなさんに虹ヶ咲としてもユニットとしてお会いできると思うのでよろしくお願いします」。

　相良は、かすみとしてメンバーと会話したり「大好きなみんなと生で会えて楽しかったありがとう！」とお礼しつつ、相良自身として「2ndライブのときはまずユニットが決まったときに、歌のうまい3人の中に私が入るのは緊張もあったし、不安もあったんです。2ndライブのときには、私ももっともっと歌をうまくなって『QU4RTZ』のハーモニーを生で届けられるようにと思っていたんです。そしてきょう、みなさんに生でお届けできて嬉しかったです。いつかはワンマンライブとかもやってみたいので、そのときは“常連”のみなさま、ご来店ください！」。

　そしてラストは『Love U my friends』をステージいっぱいに使ってパフォーマンスし、相良から「私たちはこれからもハーモニーを大切にパワーアップしていけるよう頑張っていきます！引き続き応援よろしくお願いします！」と、メッセージを寄せ終演となっていた。

　■セットリスト
　M1：Sing & Smile!! / QU4RTZ
　――ファンミーティングパート――
　M2：Swinging！ / QU4RTZ
　M3：Beautiful Moonlight / QU4RTZ
　M4：Twinkle Town / QU4RTZ
　――MC①――
　M5：Make-up session ABC / QU4RTZ
　M6：Not Sad / QU4RTZ
　M7：未来ハーモニー（アコースティックver.） / QU4RTZ
　M8：Sing & Smile!! / QU4RTZ
　M9：Märchen Star / 近江彼方(CV.鬼頭明里)
　M10：Margaret / 中須かすみ(CV.相良茉優)
　M11：アナログハート / 天王寺璃奈(CV.田中ちえ美)
　M12：哀温ノ詩 / エマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)
　――MC②――
　M13：Love U my friends / QU4RTZ

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