Aqours「久しぶりにみんなに会えるから、張り切っちゃった」な1stから4thシングルまで通しのセトリ！バナナマンから逢田梨香子のキャラ濃さイジりや降幡愛“語録”披露

　スクールアイドルグループ『Aqours』の高海千歌役の伊波杏樹、桜内梨子役の逢田梨香子、松浦果南役の諏訪ななか、黒澤ダイヤ役の小宮有紗、渡辺曜役の斉藤朱夏、津島善子役の小林愛香、国木田花丸役の高槻かなこ、小原鞠莉役の鈴木愛奈、黒澤ルビィ役の降幡愛が14日、神奈川・横浜MMアリーナで開催された『オダイバ!!超次元音楽祭-ヨコハマからハッピーバレンタインフェス 2021-』DAY2公演のトリとして登場した。

　『Aqours（アクア）』とは、大人気となったスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ！』の新シリーズとして2015年2月に『電撃G’sマガジン』誌上でプロジェクトが発表。静岡・沼津市の海辺の町・内浦を舞台としたオールメディアプロジェクト『ラブライブ！サンシャイン!!』としてスタートした。以降、アニメーションPV付シングル、各種ユニットシングルの発売、16年7月からのTVアニメ第1期の放送、17年10月からはTVアニメ第2期の放送、19年1月の劇場作品など、その都度話題に。18年年末には紅白歌合戦への出場も果たしている。

　ライブパフォーマンスの前に、『バナナマン』日村勇紀と設楽統と『Aqours』によるトークコーナーが開催。『Fantastic Departure』衣装で登場したメンバーたちは、伊波は、観客の前で話したりパフォーマンスするのは約1年ぶりと話しつつ、昨年は「オンラインライブで、思いを届け続けた1年だったなと思います。嬉しいですね」と、しみじみ。

　トークでは『Aqoursのアウトな事件簿』と題して、メンバーがほかのメンバーの“アウト”だと思ったことをタレコみするものに。まずは、高槻が降幡について「降幡愛ちゃんは言い間違いの天才！私のスマホは“降幡語録”のメモでいっぱいです！」といい、「私と、降幡愛ちゃんと小林愛香ちゃんと、『ダチョウ倶楽部』というLINEグループがあるんですけど、降幡愛ちゃんの語録をまとめて保管してます」という。そこで、高槻に披露してもらうとお母さんのおなかのなかにいたときを“お母さんの胃の中にいたとき”や、ザ・ベストテンを“ザ・バストテン”と話したり小林も、Go to Hellを“Go to Heaven”としていたことを暴露し笑いを誘う。

　続けては、降幡から「逢田梨香子ちゃんが楽屋で鈴木愛奈ちゃんに話しかけていたけど実は愛奈ちゃん、梨香子ちゃんと会話してたんじゃなくて誰かと電話してました」と説明。これは体調が悪めだった言っていた鈴木が横になっているのをみた逢田が声をかけていたそうなのだが、鈴木は逢田の声に受け答えするのではなく電話をしてその受け答えが、なんとなく噛み合うような噛み合わないような感じだったという。

　そんな様子を見ていた『バナナマン』からは逢田について「普段からボケボケなの？」との質問があがり会場からは拍手が飛び交う一幕が。逢田は「一応最年長なのでしっかりしていると……」とは言ったものの、メンバーたちからさらなるタレコミとして逢田と一緒にお手洗いに行った際に、逢田がすっと男子トイレに入っていってしまったエピソードや逢田自身も10年前に、「床が見えないほど荒れ果てた部屋の奥底から破裂寸前の豆腐が出てくるような女の子じゃダメだぞ、アウト」という部屋で暮らしていたことなどを告白するなど、キャラの濃さを見せていた。

　これに設楽は「Aqoursのイメージが変わりましたよ。親近感というか、Aqoursのイメージが逢田さんのイメージになりました」と、結果はどうあれ『バナナマン』の2人の心に刺さったようだっ。た

　その後、特別企画として『バナナマン』へ向けTVアニメ『ラブライブ！サンシャイン!!』の名場面からクイズを出題し、より作品のことを知ってもらうコーナーが開催。わずか一言ながら有名声優が出ているのを当てるというクイズでは正解は水樹奈々だったが、『バナナマン』は野沢雅子を挙げると、高槻が反応し「国木田花丸の口癖で“おら”っていうので、野沢雅子さんと共演したいなって」と、まさかの方向にしシフトし笑いを誘ったり、みかん農家の運搬用トロッコに乗るシーンを9人全員で演技してみせるなどで盛り上がった。

　そしてトリとしてライブコーナーへ。アタック映像の後、暗転している会場に9人が並び、シルエットが映し出されるなか1曲目はミドルテンポの楽曲『Fantastic Departure!』から始まり、2曲目は小林からの歌い出しから始まる『Deep Resonance』で、伸びのある声を披露したり、メンバーの息の合ったダンスを披露。

　MCでは、伊波から「声は静かに、みなさんが持っているキラキラだったり応援できるやつで一緒に盛り上がってください！」と、呼びかけつつ、おなじみの自己紹介へ。そのなかで小宮が噛んでしまうご愛嬌な一幕もありつつ、伊波は「この温かさと、みなさんのエールがたくさん届いてきてます！Aqoursまだまだ行きますよ！！みなさん、まだまだたくさん盛り上がっていきましょう！」と、観客たちをあおった。

　そしてここから、1stシングル、2ndシングル、3rdシングル、4thシングルの順番で歌唱をしていく豪華なセットリストとともにMVも大スクリーンに映しながらのパフォーマンスへ。『ラブライブ!』シリーズのパフォーマンスの特徴となる、映像とキャストのシンクロ連発のものとなり、高槻がセンターの『未体験HORIZON』ではラストに国木田花丸が両腕を使って丸を作る部分では客席でも同じく丸を作る観客も現れていた。

　4曲連続のパフォーマンスを終え、メンバーたちから「Aqoursでもこのセットリストは初めてだった」「攻めたなって思った！」「でも、久しぶりにみんなに会えるから、張り切っちゃった」とのコメントもあり、このシンクロ連発のセットリストとなった理由も明かされることとなった。

　そして、楽曲『Future flight』を締めに。メンバー同士での手つなぎや、背中合わせな演出、1人ずつ歌い継ぐとともにパスしていくような振り付け、そして波のように1人1人が動きを見せ爽やかな余韻を残したまま終演を迎えていた。

　なお、『オダイバ!!超次元音楽祭-ヨコハマからハッピーバレンタインフェス 2021-』の模様は3月20日25時45分よりフジテレビの地上波でダイジェスト版で放送される。

　○Aqours
　M1：Fantastic Departure!（Aqours 6th LoveLive! ドームツアーテーマソングCD 表題曲））
　M2：Deep Resonance（『Shadowverse×スクフェス』コラボソング）
　M3：君のこころは輝いてるかい？（1stシングル「君のこころは輝いてるかい？」表題曲）
　M4：恋になりたいAQUARIUM（2ndシングル「恋になりたいAQUARIUM」表題曲）
　M5：HAPPY PARTY TRAIN（3rdシングル「HAPPY PARTY TRAIN」表題曲）
　M6：未体験HORIZON（4thシングル「未体験HORIZON」表題曲）
　M7：Future flight（ベストアルバム「Aqours CHRONICLE (2015～2017) 収録曲」）