藤間爽子『3代目藤間紫』継承で日本舞踊家と女優活動ともに「生かせる表現が、きっとあるはず」と意気込み!兄・藤間貴彦 市川猿翁から授けられた初代藤間翔に改名

藤間爽子『3代目藤間紫』継承で日本舞踊家と女優活動ともに「生かせる表現が、きっとあるはず」と意気込み!兄・藤間貴彦 市川猿翁から授けられた初代藤間翔に改名1

 日本舞踊家で女優・藤間爽子(ふじま・さわこ、26)、その兄の藤間貴彦(29)が28日、東京・日枝神社で『3代目藤間紫継承式』および『初代藤間翔』改名式を開催した。

 日本舞踊家で、日本舞踊の流派の1つである藤間流の流れをくむ紫派藤間流を創流した藤間紫さんを祖母に持つ藤間爽子が、3代目藤間紫を継承。合わせて貴彦が2代目市川猿翁より“藤間翔(ふじま・かける)”を授かり改名し、兄妹が足並みをそろえて今後の日本舞踊の繁栄へ向け歩みを進めることとなった。

 爽子といえば、日本舞踊家としての活動はもちろんのこと阿佐ヶ谷スパイダースに所属し、朝の連続テレビ小説『ひよっこ』にも出演するなど初代と同じく二足のわらじで光を放っている。初代・藤間紫さんの「孫の爽子が年ごろを迎えた暁に、三代目家元として藤間紫を襲名させてほしい」との遺言を実現させた形となる。今後は、日本舞踊家としては三代目藤間紫、女優としては藤間爽子として活動していく。

 会見前直前に同所で襲名した2人。爽子は紫派藤間流の行事用という白の和装に身を包み現れ、「緊急事態宣言中ではありますが、襲名の義を執り行うことができて一安心という気持ちと、藤間紫という私には大きすぎるお名前を継承してこれから頑張っていかなければいけないと感じています。ですが、名前を継いだからといって、急に踊りが上手になるというわけでもありませんので、精進していかなければいけないなと思います」と、現在の心境を。

 初代藤間紫さんから、名前を継ぐという状況へ「祖母が亡くなったのは私が幼かったころなので、私をどういう経緯で選んでくださったか分からないですけど、きっと祖母が私の何かを認めてくださったのかなと思います。その祖母の感覚を信じて自信につなげていきたいなと思っています」と、意気込んだ。

 一方、翔は、「名前を頂いたばかりで、まだ実感は湧いてないですけど、とにかく深信(じんしん)していこうと思っております」と、前を向く。この翔という名前は、市川猿翁の生き様を現す“天翔ける心”という意味を込めており、「はじめて聞かされたときは驚きしかなかったんですけど、驚きと同時に嬉しさがこみ上げてきて、初代ということで責任重大だなと痛感しています。そのなかで、1番嬉しかったのが市川猿翁さんが直々に名前を考えてくれたことですね。翔という名前に恥ずかしくないように」と、気を引き締めていた。

 記者からは、爽子へ日本舞踊家としてと女優としての目標をそれぞれ尋ねたが、爽子としては、「活動するときの名前は別にしていますが、別々の目標というより、日本舞踊ができるから表現できる女優の表現だったりとか、女優をやっているから、日本舞踊で生かせる表現が、きっとあるはずだと思っています。具体的になにかと言われると困ってしまいますが、きっとあるはずなので日本舞踊家、女優になっていきたいと思います」と、胸の内を明かしていた。

 そして、「正解がない世界です。遠回りするかもしれませんが、祖母が作ってきた紫という色を壊すことなく、さらに私の色を加えていけたらなって思っています。でも、まだまだこんな年で、こんな未熟な私ですので、兄妹仲良く手を取り合って、とにかく頑張るのみだと思っています」と、話しつつ、初代藤間紫さんへこの後報告するならという質問に「祖母に負けません!負けぬよう頑張ります」と、気を吐いていた。