林遣都ちえに金メダル贈呈も口元舐められまくりでのけぞる！中川大志から大きな刺激や主演映画「犬部！」撮影思い出すだけで「ウルっと来ますね」

　俳優・林遣都（30）、中川大志（23）、大原櫻子（25）、浅香航大（28）が22日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『犬部！』（監督：篠原哲雄／配給：KADOKAWA）初日舞台あいさつを篠原監督（59）、主題歌『ライフスコール』を歌ったバンド『Novelbright』のボーカル・竹中雄大（25）とともに開いた。

　2004年ごろに青森・十和田市にある北里大学（十和田キャンパス）に実在し、現役の獣医科大学生が立ち上げた実在した動物保護サークル『犬部』をもとに描いた作品。超が付くほどの動物好きで、一匹でも多くの命を救うため、どんな状況でも諦めない熱血主人公・花井颯太（林）と、仲間たちとともに動物を守ろうと奮闘した過去と、獣医師となって1人で新たな問題に立ち向かう現代という2つの時代構成で、かつての“犬部”の仲間たちを再び巻き込んだ青春映画となっている。

　黒のシックなスーツ姿で登場した林は「自分にとっても大切な作品で、ここまでこれて嬉しく思っています」と、万感といった様子。

　撮影中、林は青春を満喫していたとい「毎日楽しかったです。あの日々を、もういっかいやりたいくらい」というほど。ただし、この話がちょっとふわっとしていたので司会が具体的なエピソードを求められる一幕もありつつ、「真夏の時期でワンちゃんたちも大変だったと思うんですけど、なるべくケアして、それでも応えてくれて」と、ワンちゃんたちが印象的だったようだ。

　中川は「四方八方、犬・犬・犬みたいな感じなんですが、テトリスみたいに組んでいるシーンがあるんです。あんなに犬の温度を感じたのは初めてでした。犬好きとしては初めての体験でした。暑かったです（笑）」と、こちらもワンちゃんたちとの話をしたり、大原も「（ワンちゃんたちが）遣都さんには、心を許していて感動しました。役者さんとワンちゃんの結束力もすごかったし感動しました」と、林へ羨望の眼差しを向けることも。

　それだけワンちゃんたちと距離を詰めれたコツについて質問が挙がると、林は「『とにかく会話をしてあげてください』と言われたので、コソコソお話をしていました。そのときに『本当に人と話すように話すと良いですよ』と言われたので、あれなんだろうとかを話したりして」と話していると「思い出すだけでウルっと来ますね」と、こみ上げてくるものもあったようだ。

　さらに、林は中川について、「大志とは役のことをずっと話していた気がしますね。8歳年下ですけど、男らしくて責任感が強くていまでも自分がしっかりしなきゃなと思わされるくらいしっかりしていて。動物への想いも愛情を持って接してましたし、大志と柴犬のきぃくんがいいシーンを見せると、僕も一緒に撮影したちえといいシーンにしなきゃと思って」と、大きな刺激になっていたようだった。

　イベント中盤には、竹中が加わり、動物の殺処分について本作にかかわることで向き合ったといい「こういう現状をもっともっとたくさんの人に知ってほしいなと思って」と、気持ちに変化があったという。ちなみに竹中は「昔動物苦手だったときがあって」と告白していたが、いまは大好きになり「“犬部”に入部させてください！」と、林に詰め寄り、林はこの入部を認めるとともに、観客へ向けても「動物をきっと好きな方が多いと思うのでみなさん犬部です！」と、大きく巻き込んでいた。

　その後、竹中による主題歌『ライフスコール』のアカペラ歌唱などで盛り上がりつつ、劇中で林と“バディ”を組んだミックス犬のちえをはじめ、柴犬のきぃ、サモエドのサモン、ミヌエットのミッツも応援に駆けつけることに。そんな大盛りあがりするなか、林からちえへ東京五輪期間中にかけて金メダルを贈呈するコーナーへ。

　しかし、ちえは今月3日の完成披露イベントのときと同じく、天真爛漫な動きを見せる。メダルをかけようとする林の口を舐めまくり、林はのけぞりながらも負けじとなんとかメダルをかける和気あいあいな一幕となっていた。

　そして林から「（動物たちは）みんな賢い子達でしたが、いろんな負担があるなかで応えてくれて、この映画を作りたいと思った方々の思いをスクリーンの中で彼らが表現してくれたかなと思います。きょうからその気持ちがスクリーンを通して伝わって、動物の未来が明るくなることを祈っています」と、結んだ。

　その後の写真撮影では、動物たちが動きまくり、中川が「おすわり」と指示を出したりとわちゃわちゃした笑顔あふれる光景が広がっていた。

　映画『犬部！』は全国ロードショー中！