映画「翔んで埼玉」続編発表で原作者・魔夜峰央氏は「改めて言うが、正気かおまえら」と簡潔コメント!プロデューサー語る「“自分たちの地元もいじってほしい!”」の声も

映画「翔んで埼玉」続編発表で原作者・魔夜峰央氏は「改めて言うが、正気かおまえら」と簡潔コメント!プロデューサー語る「“自分たちの地元もいじってほしい!”」の声も1

 映画『翔んで埼玉』の続編となる『翔んで埼玉Ⅱ(仮)』がGACKT、二階堂ふみ主演続投で制作され2022年に公開予定であることが11日、発表となった。

 漫画『パタリロ!』などで知られる漫画家・魔夜峰央氏原作の作品を実写化!埼玉県人への徹底的なディスが随所に散りばめられており、埼玉から東京に行くためには通行手形が必要だったりと、東京が埼玉を迫害しているというぶっ飛んだ設定。通行手形の撤廃を求める埼玉解放戦線のメンバーで東京屈指の名門校に通うアメリカ帰りの帰国子女・麻実麗(GACKT)と、同校の生徒会長・壇ノ浦百美(二階堂)と出会い戦線に身を投じることとなっていくがそこに、千葉や伝説の埼玉県人も加わったりとカオスなものとなっていく……。

 2019年に公開された前作は埼玉を徹底的にディスるという衝撃的な内容で大きな話題となり興行収入37.6億円を記録、日本アカデミー賞では最優秀監督賞を含む12部門を受賞するなど、まさかと叫びたくなるような実績を残した。メガホンも前作と同じく武内英樹監督がとる。脚本は『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ルパンの娘』シリーズを手掛ける徳永友一氏となっている。

 前作から引き続いてプロデューサーを務める若松央樹氏、続編を制作するに至った理由として、「前作の公開中、埼玉のみなさまから“もっとディスっても大丈夫!”、他県のみなさまには“自分たちの地元もいじってほしい!”といった熱い反響が多数寄せられ、続編の話が持ち上がった」という。「前作で既に出し尽くした気持ちも強かったのですが、みなさまの温かい声をいただき、武内監督や脚本の徳永氏の間で“続きを作ってみてはどうか”という話が自然と出るようになりました。その内容が思いの外盛り上がり、続編を制作することになりました」と経緯を説明するとともに「埼玉のみなさまに支えていただき、前作はありがたいことに大ヒットすることが出来ました。続編ではさらにパワーアップした、我々なりの愛あるディスりで、埼玉の魅力を全国に届けてゆきたいと思っています。再びとはなりますが、何卒寛大な心で受け止めていただければと思っております」と、呼びかけている。

 一方、麻実麗役・GACKTからは「再びこの、いい意味でくだらない最高のエンターテインメントに関われると思うと、今から、、、、不安しかありません。前作であれだけ埼玉をディスったにもかかわらず、監督はまたしても続編をやる気です。監督、バカなの?完全に壊れてます。。。そしてGACKTがまた高校生を演じるのか…、ダメでしょ?疑問は多く残りますが、前作でもご一緒した武内監督やふみちゃんがいれば、良い作品が作れると信じて、、、いや、むしろ、すべてお任せするしか、ありません。壮大な茶番の更なるパワーアップ、ぜひ楽しみにしていてください。不安です。。。」と、本音を吐露しながらコメント。

 その期待を託された二階堂は、「パート2を作ってみせる!と現場で肩をぐるぐる回しながら仰っていた武内監督。まさかこの映画がヒットするとは。まさかこの映画が日本アカデミー賞にノミネートされるとは。パンクで誠実な物作りをされる武内監督、そして派手に踊らせる若松プロデューサー。真面目に不真面目な大人達が集まる現場にまた呼んでいただけて、とても光栄です。パート 1(まさかこの呼び方をする日が来るとは思わなかった)を遥かに超える大作を、最前線で感じられたらと思います。よろしくお願い致します」と、意気込んでいる。

 なお、原作者・魔夜峰央氏から「改めて言うが、正気かおまえら」と、簡潔なメッセージを寄せている。

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 ※記事内画像は(c)2022 映画「翔んで埼玉」製作委員会