松本まりか内田英治監督から“あざとかわいい”女優とは「いつも逆だなと思っている」！須賀健太しっかり“抗議”やまさかの展開に大恐縮

　俳優・松本まりか（37）、大山真絵子（34）、モトーラ世理奈（23）、渋川清彦（47）、高橋和也（52）、須賀健太（27）が16日、東京・丸の内TOEIで映画『雨に叫べば』（監督：内田英治／配給：東映ビデオ）舞台あいさつ付きプレミア上映会を内田監督（50）とともに開いた。

　1988年の映画の撮影現場が舞台。さまざまなトラブルが降りかかるなか女監督・花子（松本）が一癖も二癖もある者たちに体当たりで自分が理想とする映画を撮影していく姿が描かれる。この日は一夜限りの劇場上映イベントとなっている。

　キャスト陣は役の衣装で登場。松本は「出演していますが、本当に面白いです！」と声を弾ませる配信公開日を迎え、松本は「本当に嬉しいです！試写で観ましたが、きょうより小さなスクリーンで、これは今日みたいな大きなスクリーンで観たい映画だなと思ったんです。もちろん配信も面白いですが、きょうだけの方の特別な思い出になると思います」と、感じたことを。

　作品へは「とにかく最初から最後までニヤニヤして観て頂けると思います。私は監督役で、対スタッフ・キャストのみなさんという形で撮影していきました。みなさんが私に対してやんや、やんやと、罵詈雑言を言ってくるのですが、それがとてもチャーミングなんです！監督という私の目を通して、みなさんに観て頂けることが楽しみです」と、アピール。

　続けて、松本は劇中で起こる出来事を話していくこととなり「（大山演じる）わが主演女優からはやいやい言われて（笑）。これでいきたいと言われたりして、（須賀演じる）アイドル俳優もちゃんとやってくれないうえに、セリフを覚えてこないし、ヘアメイクをいじってばっかりで」と、流れを説明していく。

　これに須賀が反応し、「須賀健太としてはちゃんとやってましたよ！」と“抗議”して会場を沸かせる。そこから須賀が「アイドル俳優ってなんですか！？」と、声を強くあげていたがこれに、高橋が「俺、昔アイドル俳優だったよ。（劇中の）ヘアカタログに俺出てただろ」と、言い出す。須賀は先輩俳優がまさか話に加わってくるとは想定していなかったようで、それ以降のアイドル俳優について強く言えなってしまったのか、高橋を見ながら恐縮しつつしどろもどろで「肩パットと髪型もすごくて……」と、声をすぼませまるで芝居のような展開に場内の笑いを誘っていた。

　続けて、松本は本作を通じて感じた監督業について「大変さがすごく分かりました。昔の内田さんが投影されているんですが、同時に監督って面白い立ち位置だなと思いました」と、話す。逆に、内田監督は、松本が“あざとかわいい”女優と呼ばれていることに疑問を呈しだし、「“あざとかわいい”と言われると、いつも逆だなと思って見ているんです。むしろ男の子っぽい感じがいしますけどね。なんだろ、18、19歳から見ていますけど、仕事への取り組み方がとにかくあざとかわいいとは逆な感じがしているんです。10代の頃から芝居を考えている女優さんという感じですね。こういう機会がないと言いませんが（笑）」と、評価する。

　すると松本は、「すごく嬉しいです！内田監督は特に何も言ってくれないので」と、笑みを見せつつ、「私から言えることはとにかくこの出演者のみなさんが素晴らしいです。騙されたと思って観て頂ければ、ジェットコースターのようにいろいろ過ぎ去って、そしてちょっぴり泣けるかもしれません。お正月や年末年始に観て頂けたら嬉しいです」と、メッセージを寄せていた。

　映画『雨に叫べば』は16日よりAmazonプライムビデオにて独占オンライン公開！