相葉雅紀 宮田慶子氏から12年ぶり舞台でしごき受けるも「定期的に受けたい」信頼関係!金子ありさ氏からは「ファンタジーとリアリティーの融合」とも

相葉雅紀 宮田慶子氏から12年ぶり舞台でしごき受けるも「定期的に受けたい」信頼関係!金子ありさ氏からは「ファンタジーとリアリティーの融合」とも14

 アイドルグループ『嵐』の相葉雅紀(39)が4日、東京・新国立劇場 中劇場で主演舞台『ようこそ、ミナト先生』(演出:宮田慶子)フォトコールを開催した。

 とある山あいの町・日永(ひなが)を舞台にこの町で非常勤の教師となって、高齢化社会や過疎化など、町のさまざまな問題に日々奔走する相葉演じる湊孝成(みなと・たかなり)の姿が描かれる。人々にも慕われ町の中心人物となっていく孝成だったが、ある秘密を抱えており……という町や人生の “再生” をテーマにしたハートウォーミングストーリーとなっている。相葉は、12年前の舞台『君と見る千の夢』以来ぶりの舞台登場にして、同作の脚本家・金子ありさ氏、演出家・宮田慶子氏と再タッグを組んでいることでも話題の作品となっている。

 フォトコールでは数シーンが公開。町の中心人物として笑顔でニコニコと立ち回る姿や無茶な相談に苦笑いする姿。ときに浮かべる険しい表情などを披露していた。

 終演後には相葉、松平健、脚本を担当した金子氏、演出の宮田氏が取材会を開催。相葉にとって約12年ぶりの舞台となるが、初日が近づくなか「初日を前にして言うことではないですが、(けいこは)つらかったです」と、役の複雑さへ率直な気持ちを。

 その“つらかった”の部分には宮田氏に「結構しごいて頂いて」とスパルタな部分もあるそうで「12年間分のダメだしを頂きました。役がそもそもハードな役なのでそこへ自分を持っていくということで、自分に寄せちゃ絶対に駄目なので。あんまり言うと後が怖い」と、戦々恐々な様子を見せ、宮田氏も拳を握って振り下ろすジェスチャーを見せる。

 しごきについて宮田氏は、「相葉さんご自身がすごい経験をなさって、12年分ものすごく素敵な素敵な大人の男性になられていて。ものすごく中身が充実されて、金子先生が書いた台本はすごくハードルが高くて真摯に重ねて積み上げいかないといけないもので、大人になって充実しちゃったぶん苦しんだ感じだったんです。これを受け止めて、しごいたというより、日々ご自分の中で探しながら深めていく感じでした。けいこ場としてはハードでしたけど、ここは楽しんでほしいと思いながらしごいていました」と、真意を。

 さらに宮田氏は16年前にはじめて相葉と舞台『燕のいる駅』を一緒に作り上げた際のことを回想し、「当時、『キャパオーバーです』と逃げたりして追いかけ回しました。でも、今回はすごく大人だった。歳月・年月は素晴らしいと思って(笑)。なんか、嬉しいですね。それと同時も欲も出ちゃいました」というと、相葉も「帰ろうとしたらつかまりました(苦笑)。でも歳を重ねるごとに徐々にそういう機会は減ってくるので吸収できるだけしようと思って頑張って。それが役が想像以上につらかったんです」とのことだった。

 そんな厳しい師弟関係のような2人だが、相葉は宮田氏へ「僕にとって、お母さんみたいな方なんです。けいこに入ってないときには本当に優しいです。でも、けいこに入ると鬼の顔をしていて」と、頼りがいのある存在のようで「宮田先生のしごきは勉強になるので定期的に受けたいなという気持ちはあります」と、信頼を寄せていた。

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金子氏を爆笑させることも

 一方、けいこ場に金子氏が訪ねた際のことへ相葉は、「金子先生は褒めてくださって」と、気が休まったという。ちなみに金子氏としては、相葉のイメージとして「私の思っている相葉さんは、ファンタジーとリアリティーの融合と感じているんです。身近にいるけど存在しないような。舞台ならではの役柄、表現方法を意識しました」と、考えていたそうだ。

 これらの話を聞いていた松平は、「若い頃そういう機会がなかったので羨ましいなと思って」と目を細める。そんな相葉は松平へ「健さんのオーラがすごくて、けいこ場から萎縮してしまって。対峙して本当にすごいなって。目力も放ってくる言葉も言っている言葉以上のものを感じて」と憧れの存在といった様子を見せる。松平へは相葉へアドバイスした?との声も飛んだが「アドバイスなんて……努力家なんで」とのことだった。

 学校の先生という役どころから自身の職業に先生は考えたことある?との質問が飛ぶと、「あまり考えたことはなかったんですけど、小学校の先生をやりたいと思った時期はあります。科目?体育ですかね」と、願望を口に。

 ほかにも、『嵐』メンバーたちは観に来る?との問いかけに、「松本(潤)くんは『ちょっと時間を見つけて行こうかな』と言ってますけど、みんな忙しいんで。リーダー(大野智)来てくれてもいいんだけどな(笑)。連絡してみます。櫻井(翔)くん、二宮(和也)くんも連絡とって、今度ご飯行こうって。翔くんともご飯いってますし。結構みんなつながりあります」と、現状を話していた。

 そして相葉から「ずっとやりたいと思っていた舞台。素敵なみなさんに囲まれて、毎日吸収できることを吸収して、ようやく今日が来ました。お客さまの前に立つということをずっとしたかったので、ちょっと緊張はしていますが、楽しんでやりたいと思います」と、気合を入れていた。

 舞台『ようこそ、ミナト先生』東京公演は4日から同19日まで新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は6月29日から7月3日まで梅田芸術劇場メインホールにて上演予定。

 ※相葉雅紀過去記事
 ・相葉雅紀12年ぶり舞台主演発表で「全身全霊をかけて」!脚本担当の金子ありさ氏「『陽』の輪郭のある方こそ、その奥の『陰』が描けるのではないか」【相葉らコメント全文】
 ・相葉雅紀 東京海上日動火災保険株式会社「My Marines」シリーズ新CMで幅広い事業内容学ぶ!大切にしているのは「前向きになれるような音楽を聴いて取り組む」【インタ部分全文】
 ・相葉雅紀「黄金の味」最新CMで初パパ役で「気遣っていました」!洗濯物を干す女性に「一緒に……(食べます)?」

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