宮迫博之、反社会的勢力のパーティーかどうか見分けはつかなかったかへ「家族、子ども達も何組もいて正直なところその場を反社会的勢力の場だということを全員認識できませんでした」【会見全文4】

宮迫博之、反社会的勢力のパーティーかどうか見分けはつかなかったかへ「家族、子ども達も何組もいて正直なところその場を反社会的勢力の場だということを全員認識できませんでした」【会見全文4】1

 【宮迫博之、一部週刊誌で報じられた反社会的勢力との関係を否定 田村亮「ウソに擁護をしてくれている人に対してつらくて」と心情吐露【会見全文3】より】

 ──日本テレビ『スッキリ』の阿部です。100万円の件で入江さんは解雇になりましたが、入江さんからどのような形で誘いを受けたのですか?
 宮迫:正確に何日か前かは覚えていませんが、入江くんと亮くんと3人で飲みの席にいまして。僕が聞いた時は「結婚パーティーがある。そこに顔を出してくれませんか」と。僕はその時にだいぶ酔っていたので、「もし空いてて行けたら行くわ」ぐらいのことを入江くんに言いました。そこで「ギャラが出ます」と言われました。値段を聞くと、正直言うとその時の記憶も定かではないので、亮くんに話を聞いて認識したんですけど。(亮が)50万円、(宮迫が)100万円だと。そこで亮くんが「大丈夫かと。そんな大金払えるとこは」と入江くんに聞いたみたいで。その時に入江くんが、「僕がやる吉本の会社を通したイベントに付いてくれているスポンサーなんで、そこは安心です」と。そこで亮くんは、「じゃあ大丈夫か」と。僕はお酒に関してはダメなんですけど、飲んで酔っ払っていたんでよく覚えてないんです。亮くんはそこをはっきりと覚えているとのことでしたので、僕たちはそれを聞いてパーティーに行ったのが経緯です。

 ──芸人を何人か集めてくれとか言われたのですか?
 宮迫:そこは僕は、僕たちは最後の10分、15分間ぐらいしか行っていなかったです。当時HGがいたとか福島くんがいたというのは覚えていませんでしたけど、そこは入江くんが把握していると思います。

 ──入江さんから、そういう話はよくあったのですか?
 宮迫:僕に関しては2回目ですね。

 ──1回目も結婚式ですか?
 宮迫:違います。相手方の名前もあるので言えませんけど、営業という形ではなかったです。僕も知っている、仕事をしたことのある、ある芸能人の方のパーティーがあって、事務所をあげての誕生日パーティーが大々的にあると。何度か僕も共演させてもらっている方だったので、「サプライズでお笑いコーナーを仕切りを宮迫さんがやったらウケるんじゃないですか」と。それもまた、「行けたら行くわ」ぐらいの感じでたまたま空いていたので、顔を出しました。それで、そのコーナーの仕切りをしまして。それはちょっと見てみたいというのもありまして。それで帰る時にそこの事務所の方で、僕の記憶では副社長だったと思うんですけど、「すみません、これはお車代です」というので、僕は「いえ、僕はギャラをもらうというので来てないので」、「いや、これはお車代なので」というのが渡されたのが1回ということです。

 ──こういうことを防ぐための教訓はありますか?
 宮迫:反社会的勢力という判断に関しては、これは本当に言い訳に聞こえてしまうかもしれないですけど、そのパーティーの時の記憶は、その後にみんなの記憶とすりあわせている時に、断片的には僕も歌を歌ったりということが思い出せた時に、そこに家族が何組もいて、子ども達も何組もいましたので、正直なところ、その場を反社会的勢力の場だということを全員認識できませんでした。それは全員共通の記憶ですね。

 ──こうすれば防げたということは出てこないですか?
 宮迫:もちろん、僕らが行ったのはとんでもない認識の甘さなんですけども、ただ入江くん主催ですが、吉本興業の社員もいて、一緒にやっているイベントのスポンサーが、いわゆる反社会的勢力と気づかずに吉本興業も自社のタレントを派遣し、そこから入ったスポンサー料でギャラを支払っているという。これは決して批判とかそういうことではなく、構造的には僕らが行ったパーティーと一緒なことなので。吉本興業という大きな会社ですら気づけなかったということであれば、反社会的勢力という判断を、特にいち個人で判断することは難しいです。

 ──テレビ朝日の三谷です。長年一緒に頑張ってきた仲間がSNSでメッセージを発信していますが、なにより相方さんに対して伝えたいことは?
 宮迫:もう、申し訳ない……申し訳ないなんて言葉で……。すみません、付き合いが長すぎて……。兄弟みたいにやってきたやつらを裏切ってしまったんです。すみません。申し訳ないとか、そんな言葉で許されるとは思っていません。

 ――亮さんはいかがですか?
 亮:僕は、今回この会見をするというのをツイッターで午前11時すぎぐらいに(淳に)送ったんですけども、その前に敦と電話をしようとして、ずっと電話をしたんですけど、なかなか連絡がつかず。そして会見をする前に、結局ツイッターをあげた後になってしまいましたけど電話で話すことができました。

 その前の前の日にも話すことができて、僕が引退をするか、契約解除かというところの話をしていたんですけど。僕は契約解除の方を選ぶか正直迷ってました。淳は吉本を辞めるということは、ずっと一緒にやってきた淳と一緒にできないという判断もしなければなりませんし、一緒にやってきた番組のスタッフとも離れなければいけない。

 だけど僕は、ずっと同じことしか言ってなくて、ちゃんと自分の口で謝りたい。ちゃんとお金のことを言いたい。ちゃんと本当のこと伝えたいということを、させてくれないということがどうしても引っかかって、それでなかなか答えを出せなかったです。僕の場合はまだ契約解除というのが出てなかったから余計に迷って。そこで契約解除になっていたら、また自分の中で何かなったのかもしれませんけど。本当に会見を開いている今でも契約解除になっていなくて。その状態が本当にしんどくて。

 それで淳には申し訳ないんですが、宮迫さんと記者会見をするということを決めたことで僕の肚も決まり、「淳とコンビができなくなる、すまない。けど、やっぱり本当のことが言いたい」と言うと、淳は「相談はしてほしかった。だけどおまえが正直な事を言うのは応援する。俺、個人的にはコンビ解散とは思ってないからな」と言ってくれました。

 (涙を流す)

 宮迫:すいません。僕も相方に対して何もちゃんと言えてないので。30年、誰よりも一緒にいて、親よりも子どもよりも誰よりも長く時間を過ごしてきて、こんなヤツのためにアイツは何回も何回も頭を下げてくれているんです。何回も何回も数え切れないぐらい、こんなダメ人間のために頭を下げてくれてるんです。なのに今回の騒動で電話をかけたら「大丈夫やから。俺は大丈夫やから。こっちは大丈夫やから」としか言わないんです。だから、やっぱり申し訳なじゃ、すまないです。すみません。

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