アイドルグループ『CLASS SEVEN』大東立樹が12月18日に東京国際フォーラム ホールCでミュージカル『サムシング・ロッテン!』(演出:福田雄一)開幕直前取材に俳優・中川晃教、加藤和樹、石川禅、矢吹奈子、瀬奈じゅん、演出の福田雄一氏とともに登壇した。
ロードウェイで2015年に初演された大ヒット・コメディミュージカルで、直訳すると“何かが、腐っている!”という意味になる本作タイトル。ルネサンス時代のイギリスを舞台に、シェイクスピア作品をはじめとする人気ミュージカルや、演劇の名作たちを大胆にパロディにした作品となっている。
大東は売れない劇作家のニック(中川)の弟・ナイジェル役を演じる。「“アッキーさん”(中川の愛称)と兄弟役を演じられると思っていなかったので嬉しいです」と声を弾ませる。すると福田氏が「お母さん瀬奈じゅんさんのおっかけなんだよね」と暴露し、大東は照れ笑い。瀬奈演じるビーはニックの妻という関係性ということもあり、「瀬奈じゅんさんと家族というのも嬉しいです!」とニコニコだった。
大東演じるナイジェルは矢吹演じる美しい清教徒の娘・ポーシャと恋に落ちるという設定にもなっている。2人のシーンの見どころとしては大東は「掛け合いのシーンがあるんですけど、矢吹さんのポーシャが毎日違ってリードしてくださるんです」と手を引かれているような気持ちになると話す。
矢吹は「私(大東より)3つ歳上なんですけど、年下の方の相手役が初めてなんです」と、年上として面倒を見るような気持ちという。大東はその年上の矢吹から「違うことすると『うーん、違うかな』と言われて」とはっきりと諌められることを、そのときの矢吹を再現するような小首をかしげるジェスチャーとともに話すお茶目な瞬間も。
さらに、矢吹から大東のエピソードとして、「『今日はふざけない』って言った日にアドリブが多くて」と明かす。大東はけいこ場で披露したアドリブに自信がなかったのかしょんぼりと、うつむいてしまう。すると、福田氏は「つまんなかったら採用しないから(笑)。だって、俺つまらなかったら入れないのをけいこ場でいっぱい見たでしょ!」というと大東は納得する部分があったのか、大きくうなずき自信を取り戻したようだった。
また、福田氏によると、大東演じるナイジェルと矢吹演じるポーシャは「ロミオとジュリエットを投影しているんです。ナイジェルもロミオと同い年くらいの年だし。それをりっきー(大東の愛称)と奈子が絶対的なテーマの純真無垢さで投影してくれていて、物語の根幹を支えてくれていると思います」と、評価。
そんな2人のシーンについて加藤は、「この2人のシーンを見て“キュン死”しないかなと心配です」というほどなことを明かしていた。
ミュージカル『サムシング・ロッテン!』東京公演は12月19日から2026年1月2日まで東京国際フォーラムホールCにて、大阪公演は2026年1月8日から1月12日までオリックス劇場にて上演予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ











