アニメ「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」先行上映会が6月21日に東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催され梓川咲太役の石川界人、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美、広川卯月役の雨宮天、美東美織役の石見舞菜香が登壇し、司会は天津飯大郎が務めた。
原作は累計発行部数300万部突破の鴨志田一の人気小説“青春ブタ野郎”シリーズ。そのアニメシリーズの最新作となっている。
以下、公式レポート部分。
トークショウがスタートすると、まず先行上映が行われた第1・2話について、客席から割れんばかりの拍手喝采が沸き起こり、その大きさに石川さんも驚き。事前には、会場のキャパの5倍を超える募集があったことも明かされ、待望の「大学生編」に向けたファンの熱い想いをキャスト陣も直に感じていた様子でした。
トークパートに入ると、先行上映が行われた1・2話を通して、それぞれが気になったキャラクターについての話題で盛り上がります。
真っ先に名前が挙がっていたのは、大学生編から登場となる美東美織で、演じた石見さんは「陽の波動」を美織から感じていた様子。
コミュニケーション力に長ける一方で、一歩離れた場所から冷静に周囲を見ているような一面もあり、まだ明らかになっていない何かを胸の奥に秘めていそうな2面性が、キャスト陣からの注目を集めたポイントになったようです。
続いて話題に挙がったのが、「大学生編」では咲太と同じ大学に通っている広川卯月。
劇場アニメ『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』でも印象的な活躍を見せていた卯月でしたが、これまで空気を読めなかった卯月が空気を読めるようになる変化が生じており、キャスト陣も卯月のようで卯月ではない違和感を抱いていたようです。
その卯月を演じる雨宮さんは、これまでは日常的なシーンを演じる機会があまりなかったのもあり、かなり緊張した状態で収録に臨んだのだとか。これまでは、話し相手が目の前にいても、あえて大声で話したりする、独特の距離感を意識して演じていたそうですが、今回はその距離感に対する意識を変えることで、卯月の変化を表現したことを明かしていました。
1話で公開されたオープニング映像については、アニメーションとしての作画の素晴らしさと、情報量の多さに圧倒されていた様子のキャスト陣。
中でも瀬戸さんはオープニングの中で四季が巡っているように見える点に注目しつつ、中にはここまで出しても良いのかと思えるようなカットが混じっていたことに驚いたとも語っており、物語が進むにつれ、色々な発見ができるオープニング映像となっていることが明かされていました。
その後には、2話に登場していた、三つ編みヘアーで眼鏡をかけた時の麻衣のかわいさも話題に。とくに石川さんにはツボだったようで、トーク中には定期的に麻衣のかわいさを力説するような一幕もあり、一部のシーンでは、麻衣が大好きな咲太と完全にシンクロするようなリアクションをしていたことも明かします。
一方、石川さんが、最初は家から出られなかった花楓が、ついに普通に働けるようになったことに感慨深げに喜びを語ると、客席か
らもそれを祝福するように一際大きな拍手沸き起こります。麻衣や花楓のことになると、忙しく感情が切り替わる石川さんのジェットコースターのような情緒に、飯大郎さんがツッコミを入れ爆笑が起こる一幕も。
また、これまであまりなかった咲太と二人きりでの掛け合いを通して、咲太の他人との会話の距離感に心地よさを感じたという雨宮さん。
卯月にとって咲太は、近すぎない距離にいるからこそ本音を明かすことができたのではないかと分析しつつ、何かあるとつい咲太に相談したくなる『青ブタ』の登場人物たちの気持ちの一端が理解できたようです。
王道アイドルのような卯月の美少女っぷりが話題になる一方、エンディング主題歌「水平線は僕の古傷」も担当している雨宮さんは、レコーディングがアニメの収録よりも前に行われていたこともあり、どのくらいの温度感や空気感の卯月をイメージして歌うべきか、非常に難易度の高い収録だったという思い出を振り返っていました。
最後は、4人のキャスト陣が放送に向けてのメッセージを送ります。さらにキャストが退場した後にも、客席から大きな拍手が沸き
起こる盛り上がりの中、イベントの幕は閉じられました。
『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』は、7月5日（土）23時30分よりTOKYO MX、BS11ほかにて放送開始予定。
※記事内写真は（c）2024 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project
