【平昌五輪】カーリング女子・日本銅メダル!藤沢選手「(銅メダルが)首にかからないと実感ない」

【平昌五輪】カーリング女子・日本銅メダル!「みんなの気持ちを乗せて、一投を決めたい」1

 平昌オリンピックは24日、カーリング 女子3位決定戦「日本vsイギリス」を行った。日本女子代表の「ロコ・ソラーレ(Loco Solare)北見」は、第9、第10エンドで1点ずつスティールし、5-3でイギリスを破り3位となり、日本チームとして史上初めてのメダルとなる銅メダルを獲得した。

 リード:吉田夕梨花(24= LS北見)、2nd:鈴木夕湖(26= LS北見)、3rd:吉田知那美(26= LS北見)、スキップ:藤沢五月(26= LS北見)、サブ:本橋麻里(31=LS北見)のメンバー。

 イギリスはなるべくストーンをハウスの中に残さないディフェンシブな作戦。日本はセンターガードを置き、裏側に展開するオフェンシブな作戦。この攻めぎあいで、前半は両チームとも1点ずつをとりあう行き詰まる接戦。第8エンドを終えて3-3。

 試合が動いたのが、第9エンド。日本のスキップ藤沢選手は、2度ガードストーンの後ろに隠しナンバーワンにするナイスショット。対して、イギリスのスキップは、一度はガードに当てて、日本のナンバーワンストーンを弾くが、2度めの“ラス投”はナンバーワンを弾くことに失敗。この試合、初めて日本が1点スティールし、4-3に。

 ただし、第10エンドは日本がフリな先攻。白い円の12時方向に日本のストーン。赤い円の(時計の針)6時方向にイギリスのナンバーワンストーンという状況で、スキップ対決へ。藤沢選手の第一投は、12時方向の自身の石に当たるが、赤のナンバーワンにつける。イギリスのスキップ第一投は、黄色に当てて、投げた赤がナンバーワンに。当たった黄色はナンバーツーになる。藤沢選手の“ラス投”は、赤い円の1時方向に置く。

 イギリスのスキップ“ラス投”は、ド真ん中の12時と1時が日本のストーン。11時がイギリスのナンバーワンストーン。9時に日本のストーン。全て、ど真ん中の白い円周辺に集中している状態。

 イギリスは、1時方向の日本のストーンを当てて弾き出し、ナンバー1と2のストーンを作って、逆転勝利を狙う。狙い通り、1時方向の日本のストーンに当てたが、そのストーンは11時にあったナンバーワンのイギリスのストーンにあたり、そのイギリスのストーンが9時方向の位置にあった日本のストーンに当たる。しかも、元々1時にあった日本のストーンが中央に転がる。

 これで日本が1点スティールし、5-3でイギリスに勝利。日本のカーリング史上始めてとなるメダルの銅メダルを獲得した。

 昨日までは悔し涙を流していた日本チームだったが、今日は、嬉し涙を流しながら選手、コーチ全員で抱き合い、喜びを爆発させた。

 「(銅メダルおめでとうございます)ありがとうございます」と、一同で答える。

 スキップ藤沢選手は、「(どんな思いが湧き上がってますか?)私の最後のショットが良くなかったので負けたと思ったんですけど、相手のミスで決まったので、最初は信じられなかったけど、良かったです。
 (銅メダルですよ、いかがですか?)ちょっとまだ実感がなくて信じられなくて、(銅メダルが)首にかからないと実感ないです。
 (しびれる試合の展開でしたが、戦ってみていかがでしたか?)思った以上に相手がディフェンシブに来ていたので、ハーフタイムの時にコーチから、『流されないように。チャンスがあればアグレッシブに行っていいからね』と、いうふうに声かけてもらって、それが9エンドめに攻めるキッカケができたのかなぁと思います」

 吉田(夕)選手は、「(非常に中身の濃い2時間40分だったと思います。いかがでしたか?)1エンドから我慢する展開になるなぁ。この試合は我慢の試合だなぁと思っていたので、試合自体2時間30分だったんですけど、あっという間に過ぎた2時間30分でした」

 鈴木選手は、「(この試合が銅メダルという結果につながりました。いかがでしょう)正直、私はそんなによくなかったんですげと、みんなのショットに助けられたのと、仕事は投げるだけじゃないので、そのほかのことでも頑張ってたのが良かったと思います。
 (大会を通して、スイープみなさんで頑張りました。身体への負担もあったと思うんですけど?)オリンピックは休みもたまにあったりしたので、身体的には大丈夫だったんでずけど、やっぱり大舞台ということで、どこかん緊張していたのかもしれません(笑い)」

 吉田(知)選手は、「(試合が終わって4人で抱き合いました。どんな言葉を交わしたんですか?)言葉はなかったと思います。本当に信じられない。今も冷静ではないんですけど、本当に、『また、新しい歴史だよ』と、(コーチの)JDにいわれて、ようやく本当にメダルを取ったんだと言う実感が少しずつ湧いてきています」

 本橋選手は、「(8年前にゼロから作ったチームが銅メダルを取りました。どうですか?)(涙がこみ上げてきて・・・)コメントなしでお願いします。みんなに感謝です。スタッフ、コーチ、選手、応援してくれた応援団、全員にありがとうっていいたいです」


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