声優・井上喜久子がパーソナリティを務める特別ラジオ番組「声優朗読チャリティ 『文芸あねもねR』12年のあゆみ」(文化放送)が3月11日午後7時より放送されることが2月18日に発表となった。
『文芸あねもねR』は文化放送と『文芸あねもねR』制作委員会が、東日本大震災復興のために、声優による朗読オーディオブックを配信し売上を寄付するチャリティ企画。2012年3月に新潮文庫から出版された東日本大震災の復興支援のためのチャリティ書籍『文芸あねもね』の趣旨に賛同した、声優・井上喜久子と田中敦子さん、そして彼女たちが声をかけた人気声優陣が『文芸あねもね』作品を朗読し、オーディオブック『文芸あねもねR』として配信や、被災地・石巻でのイベント活動などを行ってきた。2013年より活動を行っており、リアルイベントでの興行売上や、CD・グッズ物販の売上を東日本大震災の復興支援のために寄付している。
今回の発表にあわせその『文芸あねもねR』の12年の活動を経て2025年3月末に活動を終了することもアナウンスされた。
特番は、改めて番組が歩んできた12年の道のりを振り返りながら、チャリティに参加いただいた皆様への今までの感謝、そして災害で今なお苦労を抱える方にエールを届ける1時間になるとのこと。今まで行ったイベントの思い出や、井上が陸前高田に実際に訪れた際に感じたことなどを伝える。
また、今年3月末をもって新規販売を終了する朗読作品『文芸あねもねR』の音源も番組内で紹介。さらに、企画立ち上げから参加し、昨年8月に亡くなられた田中さんとの思い出も語る予定としている。
この発表へ井上から、「ほんの少しずつ歩んできた『文芸あねもねR』の活動も、10遍の小説をすべて音声化するという目標を成し遂げることができました。あたたかく支えてくださったたくさんのみなさまに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!最後に文化放送で放送される『純喫茶あねもねR』の特別番組で、今までの成り立ちや想いなどを精一杯お話しさせていただきたいと思います。ぜひ聴いていただけたら嬉しいです」と、メッセージを寄せた。
■本チャリティ活動の寄付金額
9,980,362円(2025年2月12日現在)