『エミリア=ロマーニャ:イタリアンライフの真髄~Emilia Romagna: the Italian Art of Living~』プレゼンテーションが9月22日に大阪・関西万博 イタリアパビリオン内で開かれエミリア=ロマーニャ州のミケーレ・デ・パスカーレ知事、ENIT(イタリア政府観光局)東京・落合智子氏、モーターバレーアンバサダーのルイジ・オルランディーニ氏、ラヴェンナ・フェスティバルアンバサダーのフランコ・ベッレッティ氏らが出席した。
イタリアの中心に位置し食文化・産業・文化など発展しているが、日本では十分に知られていない地域エミリア=ロマーニャが、9月21日から9月27日までの期間イタリアパビリオンでPRウィークを展開する。
食文化としては、古くから美食文化の中心地として知られパルミジャーノ・レッジャーノチーズ、伝統的なバルサミコ酢、微発泡ワインのランブルスコといった名産品があふれている。
文化としては、『椿姫』、『アイーダ』などを作曲したジュゼッペ・ヴェルディ、オペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティ氏を生んだ音楽と芸術の都として文化的遺産。
産業では、「モーターバレー」と呼ばれる自動車産業の聖地としてフェラーリ、ランボルギーニ、パガーニ、マセラティ、ダラーラ、ドゥカティといった名だたるブランドが一堂に拠点を置いているうわ、188のモータースポーツチームがあるとも。なお、今回PRウィークに突入し、9月21日からはパビリオン内に自動車『フェラーリ 296 GTS』とバイク『ドゥカティ・パニカーレ・トリコローレ』を展示をスタート。こちらは館内スタッフの方に話を聞くと、大阪・関西万博閉幕まで展示されるとのことだった。
日本からの知名度からすると“隠された宝”のような場所のエミリア=ロマーニャ。日本からは2023年には3万8598人、翌24年には4万7733人と現地に向かった方が23.7%増加しているという。
さらに日本人旅行者の現地での観光支出は2023年と2024年を比較すると243.3%増加(イタリア内の他州は最大でもふた桁までの増加にとどまる)と、群を抜いていることでも特徴。そんな状況もあいまって、この日のプレゼンテーションには約60人が参加しており、メディアだけではなく、その中には多数旅行関係者が含まれており、注目の高さを窺わせていた。
また、期間中イタリアパビリオン3階にあるレストラン『Eataly Italian Pavilion Expo 2025 Osaka』では詰め物をした小さな指輪形のパスタに、パルミジャーノ・レッジャーノの濃厚クリームソースを絡めた『ダブルパルミジャーノのトルテリーニ』、牛肉とトマトの濃厚ソースを添えたボローニャ伝統のパスタ『タリアテッレ ボロネーゼ』、ワインでは『オテッロ・ネロ・ディ・ランブルスコ 1813 / チェーチ』と『カンポ・ディ・メッツォ / トレ・モンティ』が提供され、食文化の一端に触れることもできる。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ