字幕翻訳の戸田奈津子氏、声優・森川智之、タレント・柳沢慎吾が7月3日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(監督:クリストファー・マッカリー/配給:東和ピクチャーズ)トム・クルーズ誕生日お祝いイベントを開催した。
トム・クルーズ主演の人気アクション『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作。5月23日より公開され2025年公開実写映画で初となる累計興収45億円を達成しており、いまだシリーズ新規層を開拓までし続けている作品。イベント開催日はトムの63歳の誕生日&戸田氏も89歳の誕生日、そこで長年トムの作品の日本語吹き替えを担当している“トム公認声優”森川智之とトムと“同い年”柳沢がお祝いに駆けつけることとなった。
トム・クルーズはどんな人?という問い掛けがされると戸田氏は「世の中にいい人はいるけど、あんないい人はいないです!初めてトムを取材するっていうマスコミの方も15分ほどのインタビューでもいい人でしたと言っちゃうくらい、初対面で人の心を掴んじゃう魅力があります。あの笑顔にほだされちゃうんです!」と熱弁すれば森川も「会うだけで、目と目が合うだけで幸せです」と、同性でもうっとりしてしまうのだとか。
さらに、戸田氏はトムから「今日の午後1時くらいにお花とメッセージが来たんです。ここ10年くらい毎年頂きます」という、花と手紙をスクリーンで公開。戸田氏直々に生で「東京でこの間会えて嬉しかったよ。愛をたくさん。トム・クルーズ」と訳しつつ「こんなハリウッド俳優いませんよ」と、ニッコニコ。また、過去にも「(誕生日に)ニューヨークにいったときに、ホテルまでおっかけて送ってくれて、そんなことしなくていいと伝えてはいたんですが、ホテルのスタッフが驚いてました」と、エピソードも披露して観客たちを驚かせていた。
続けて『ミッション:インポッシブル』シリーズのイーサン・ハントの魅力へ、森川は「イーサン・ハント=トム・クルーズじゃないですか、トムがスクリーンの世界に身を置いている集大成だと思います。話題になるアクションも自ら自分からアクションして、CGに頼らない、ハラハラ・ドキドキさせる。映画を待っている人たちのために想いがすべて注ぎ込まれている
イベント後半には柳沢も加わり、スタッフ、森川からそれぞれケーキのプレゼント、柳沢からは29本のバラが贈られ、戸田氏は「トムに写真送らなきゃ」と楽しげ。さらには、柳沢の十八番“警察24時”ネタで森川に絡んで森川は「捕まっても嬉しいな」と、大喜び。
ついには、トムのメイキングシーンを森川と柳沢による異色の吹き替えコラボが展開。森川がトムの声を真面目に出したかと思えば、柳沢が飛行機の音を口から出す音で表現したり、“監督の心の声”を言い出したりと観客たちが爆笑しまくりのハチャメチャアテレコが行われ、森川は「初めてお会いしてこんなに息が合うなんて」と、柳沢のアドリブ力の高さに舌を巻いていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ