『銀魂まるちばーす祭り』昼の部が8月16日にヒューリックホール東京で開かれ、坂田銀時役・杉田智和、志村新八役・阪口大助、神楽役・釘宮理恵、近藤勲役・千葉進歩、土方十四郎役・中井和哉、沖田総悟役・鈴村健一、山崎退役・太田哲治、定春役で寺門通役の高橋美佳子、エリザベスが登場した。
漫画家・空知英秋氏が『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載した抱腹絶倒のギャグと壮絶アクション、そして厚い人情をも詰め込んだ、この天下無敵の痛快エンターテイメントで2016年6月に完結した人気コミック『銀魂』。2006年から15年間続いてきたアニメ『銀魂』も2021年1月には“今度こそ本当に”終わると銘打った映画『銀魂 THE FINAL』が公開され人気を博した。
以下、公式レポート部分。
10月6日(月)より放送を開始する TV アニメ『3年Z組銀八先生』。10月放送への期待が高まる中、豪華声優陣が登壇する「銀魂まるちばーす祭り」を実施。天の声を務めたのは、バイトとして派遣されたという最強の助っ人・長谷川泰三(CV:立木文彦)。「盛り上がる準備はできてるかー!」(長谷川)「イエーイ!」(観客)と熱気のこもったコール&レスポンスとともに本イベントは幕を開け、長谷川の「あいつらの登校だー!」という掛け声と盛大な拍手に包まれる中、声優陣が登壇しました。
授業形式で行われる本イベント。1講目はく過去と今がわかる、歴史の時間>と題し、『銀魂』の歴史と『3年Z組銀八先生』の誕生を映像とともに振り返った後、クイズコーナーを実施。スクリーンには、クイズに正解するとどんどん見えてくるシステムで、銀魂らしくモザイクがかかった『3年Z組銀八先生』の最新キービジュアルが公開。“『3年Z組銀八先生』の制作にあたり東田監督が1番こだわったところは?“という問題とともに“①校長の銅像の輝き”、“②銀魂高校の校舎のデザイン”、“③銀八先生のシャツの色”と回答の3択が掲題。杉田智和(坂田銀八役)は「色って結構大事なんですよね」とコメントするも正解は“銀魂高校の校舎のデザイン”だと発表。そして東田監督からのコメントも到着し、「銀魂高校は校舎もあえてボロさを感じられるように作りました」と、本編の注目ポイントを明かしました。鈴村(沖田総悟役)は「校舎に落書きとか、窓ガラスも割れてたりするのかな」と不正解ながらも興味津々に。白熱したクイズだったが結果は全問不正解。キービジュアルはモザイクのまま解禁ならずという結末に会場にはどよめきが響きつつも「チケット代払って見られないこととかあるんだな。それじゃ新八くんは廊下で立ってなさい」(天の声)と言われるとそれまで進行を務めていた阪口大助(志村新八役)は「うそ!ほんとに?!」と叫びながらステージを後にし、爆笑をさらいました。
2講目は太田哲治(山崎退役)が進行役を務めく保健体育の時間>と題し、映像を使った“動体視力を試す問題”、正解すると『3年Z組銀八先生』の放送情報が解禁されるというクイズに挑戦!素早く“誰か”が通り過ぎる映像が映し出され、太田が観客に「はや!誰だかわかる人いますか?」と問いかけ、当てられた観客が「神楽ちゃん!」と回答。正解が発表されると、千葉進歩(近藤勲役)は「本当に動体視力がいいんですね、すごすぎる!」と感心。2問目は“30秒以内にチコン貝の数を数えて当てる“という問題が出題。杉田に「中井さん、チコン貝ですよ!」と振られた中井は「食いつきがすごい!懐かしい!」と大興奮。「スタッフも絶対正解わかってないって!」と口を揃えて頭を悩ませるキャスト陣にヒントの画像が出されると、鈴村と釘宮と不安気な様子を見せながら「24本であってる・・・?」と回答するも正解は26本と不正解。放送情報は解禁されず、キャスト陣からはブーイングが巻き起こりました。
続いての3講目は、く新曲を覚えて帰れヨークシャテリア>と題し、お通ちゃんの音楽の時間が開講。高橋美佳子(寺門通)と、お通ちゃん親衛隊隊長・阪口が登壇すると会場は一気に熱気溢れるライブ会場へと一変。高橋「猫も杓子もダンスが流行っていますよね。(イベントでは)撮影はできないんだけど、みんなで勝手にバズらせてほしいの」と懇願。観客は全員立ち上がり、高橋・阪口とともに高速振り付けを練習。高橋の生歌唱により“チョメ公なんざクソくらえ“と宇宙最速でのお披露目となった新曲“お前の恋愛偏差値25未満”を披露し、「ありがとうきびウンコ! 盛り上がってくれたみんなにプレゼント!」(高橋)と感謝の言葉とともに、『3年Z組銀八先生』の最新PVが解禁。本邦初公開の本映像へ会場からは拍手と歓声が送られました。
続く4講目はく国語の時間>と題し、キャスト陣による生朗読劇を披露。杉田をはじめとする豪華声優陣による今夜限りの超貴重な朗読劇。“パロディ”や“下ネタ”など“銀魂らしさ”満載の掛け合いが披露されると、会場にも笑い声が響き大盛り上がりに。中井和哉(土方十四郎役)の“某不良漫画”の名セリフを想起させる「このなかにヤンキー漫画がダセェなんて思ってるやついる!?いねーよなー!」とのコメントに会場は爆笑に包まれました。
5講目<鑑賞の時間> では、10月6日からの放送に先駆けて『3年Z組銀八先生』本編より文化祭のエピソードが上映されました。『銀魂』の空気感を引き継ぎながらも、世界観を一新したギャグ満載の『3年Z組銀八先生』に会場は爆笑に包まれました。
イベントが盛り上がりを見せる中、〈ホームルーム> では、クイズでは惜しくも解禁とならなかった、『3年Z組銀八先生』の放送情報を改めて発表。さらに、オープニングとエンディングのテーマ曲を担当するアーティストも発表となりました。そして、20周年プロジェクトのおさらいとして、4DX劇場版、10月3日より発売となる小説『3年Z組銀八先生』新刊を告知。最後にキャスト一同を代表し千葉が「今までと違う『銀八先生』の世界をちょっと見られた気がします。いよいよ10月に始まりますのでよろしくお願いします」と挨拶し、キャストに会場からは温かい拍手が送られました。
イベントは終了したかと思われる中、『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』2026年公開決定の情報がサプライズ発表!特報映像が流れると、会場からはこの日1番の割れんばかりの歓声が上がり、さらなる熱気に包まれました。キャストが再び登壇。一同興奮の様子を見せながらも、原作の吉原炎上編に登場しなかった真選組も特報映像では描かれており、千葉は「新劇場版ではどう出ていくのか、我々もこれから楽しみ」と熱烈アピール。あわせて、原作者・空知英秋描き下ろしのティザービジュアルとコメントが到着。「汚い大人たちの小銭稼ぎの道具になり味がしなくなるまで喋り尽くされているのを見るのは、それはそれで作家冥利に尽きるなと通帳を眺めながら感じております」のメッセージに、キャスト含め会場は大爆笑に包まれました。
盛り上がるイベントも終盤、キャスト陣より観客へ感謝の言葉が贈られました。杉田は「『銀魂』ですので、何が起きるかわかりません。期待と不安を同時に楽しめるのも、この作品ならではの魅力だと思います。皆さんどうか今後も見捨てないでください」とコメント。
阪口「みんな、そろそろ下校の時間です!」
釘宮「『銀八先生』絶対見てね!」
千葉「最後に、忘れものに気をつけて!」
中井「必ず『銀八先生』の放送日を忘れないように」
鈴村「このあと、キービジュアルが出ますから、撮影するように!」
太田「明日はお休みです(笑)」
と“銀魂らしい”キャストのコメントと「一同、礼!」(阪口)「先生、さようなら!」(観客)銀八ボイスの「はい、さようなら」(杉田)と観客との挨拶を交わし、温かい拍手に包まれながらイベントは大盛況の中幕を下ろしました。
※記事内写真は
(C)空知英秋・大崎知仁/集英社・「3年Z組銀八先生」製作委員会
(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
(C)空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス