タレントで映画監督のMEGUMIが11月6日に東京・元麻布の中国大使館内で『2025 中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan』トークイベントに竹内亮監督、タレント・小島瑠璃子とともに登場した。
2024年にミニシアターでの公開されたドキュメンタリー映画『再会長江』を手掛けた竹内監督がワノユメ配給で本映画祭を開催。中国で多数の映画賞を受賞したドキュメンタリー作品『名無しの子』、『カンフースタントマン龍虎武師』、『出稼ぎ野球少年』、『北京女子婚活戦争』、『武漢の嵐』が11月7日から11月20日の期間に角川シネマ有楽町で上映される。これにあわせて竹内監督が手掛けた『名無しの子』の完成披露試写も中国大使館協力のものと行うこととなった。
今回の映画祭は竹内監督が委員長を務め初開催。なぜ本映画祭を開催しようかと思ったのかへ、竹内監督は「日本のみなさんが10年前、15年前ぐらいの中国のイメージで止まってる人が多いんです。なんか汚いとか、空気が汚れてるとか、なんか臭いとか、怖いとか危ないとか、そういうところで止まってる人があまりにも多い。今の中国は全然違います。でも、『いや、そうじゃないよ』って僕が口で何回言ってもやっぱわかんないから、やっぱり絵でリアルで見せないとと思いました。映画でいくら綺麗な映像を見せても、『それも作り物だから』となってしまうと、もうドキュメンタリーしかないだろうっていうことで中国の今を描き出す5本のドキュメンタリーを選びました」と、思いを話す。
ここ5年で撮影されたという500本のドキュメンタリーから20本選出し、そこから10本に絞るとともに、審査員とともに選出したという。なお、中国には1万を超える映画館があるそうで、竹内監督は「儲かる時は、何十億円って儲かるドキュメンタリー映画もあるんです」と、現状も語った。
そんななか、MEGUMIは本映画祭のアンバサダーに就任。その経緯について、竹内監督から「私の前作の『再会長江』という作品が今年開催された横浜国際映画祭に、招待されたんです。そのときにMEGUMIさんがいらっしゃったのであいさつをさせて頂いて」ということがきっかけだそう。そのときに本映画祭のことを伝えたところ、「『興味あります』みたいな反応を頂いたんですが、ま、どうせ付き合いで言ってんのかなぁと。その後ちゃんと正式にメールしてみたら、『ぜひ!興味あります!!』と、言って頂きまして」と説明し、MEGUMIは「そんな!疑ってたんですね!(笑)」と、エピソードをやりとりしていた。
MEGUMIは、アンバサダーのオファーを受けた理由として「私も映画のプロデュースとかもやっておりまして、その中で行き着くところ、やっぱりコプロダクション、合作っていうのが映画の1つの大きな使命にあると感じたんです。それは歴史的な背景からもそうですし、国を超えて1つの作品を作り上げていくみたいなことっていうのは、ものすごく増えてきてもいいですし、本来あるべき姿だと思っているんです。中国と日本っていうのも何か一緒に作品を作ったりとか、作品を作る中でお互いの国を知るというか、そういうのはすごく大事なことだなと思っておりまして」という気持ちからなのだそうだ。
続けて、1作1作竹内監督があらすじを説明。そのなかで『北京女子婚活戦争』についてMEGUMIが「これ1番気になってました」と興味を示し説明を受けていたが、竹内監督が急に「ちなみに、MEGUMIさんは婚活とかしてるんですか?」と振る。2023年にバンド『Dragon Ash』の降谷建志と離婚しているMEGUMIは「婚活ですか!?この場でなかなか質問してきますね……」と面食らう様子が。しかし竹内監督は「たぶんみんな聞きたいのかなって、メディア向けにちょっと聞いてみたいな」と食い下がり、MEGUMIも「婚活はしてないですね。出会いたいなと思ってますけど、結婚はしばらくはもういいかな」と、心境を披露していた。
全作品の説明が終わり、竹内監督が「ぜひ中国映画プロデュースしてください」と声をかけると、MEGUMIも「一度、監督のとこにお邪魔させていただきます」と、乗り気な様子を見せていた。
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ





