坂東玉三郎が銀座アスター本店に来店（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
歌舞伎俳優・坂東玉三郎が11月26日に東京・銀座アスター 本店で『銀座アスター100周年記念イベント』に登場した。
銀座アスターは、1926年12月に創業。依頼、銀座から中国食文化の魅力を発信し続け、100年にわたり独自の中国料理を提供している。その節目にあたる100周年にあわせ、さまざまなプロモーションを展開（主なプロモーションは文末にて）。玉三郎は普段から銀座アスターを愛用していることからゲストとなった。
会場では33年前に銀座アスターで篠山紀信が撮影したという玉三郎のビジュアルも公開。「恥ずかしいですけれど……」と、はにかむような笑みを浮かべつつ、当時の撮影へ「衣服とか調度品もたくさんあったのでこちらのものでやりましょうということで。とにかくこういうものが着れるというのが嬉しかったんです」と、当時の心境を披露していた。
お気に入りのメニューへ「特別なものは言うことはできないです。全部おいしいし」とどれもと話しつつ、「ここができたころは前菜がすごい量があって、前菜でおなかいっぱいになってしまうくらいの量があったんです。杏仁豆腐もとてもさっぱりしていて材料がいいと思います」とのことだった
常連ということで、玉三郎は「この場所に来て素晴らしい料理が出るなというので、わがままを言って自分だけが食べられるアレンジもあるんです」という。その一例として「なるべくメインが入っている横に野菜が混じっているようにとお願いしています。とくにここ海鮮の野菜サラダもおいしいんです。香草と青菜の乗っている何も入っていない、おそばも作ってもらっています」と挙げる。
また、「コロナ禍のときも2階の端の席が空いていたので、（歌舞伎座の公演まで）ギリギリで食べていました。早めとか遅めとかに来れば誰も居ないので、銀座通りを見ながら食事をしていました」と、この場所から歌舞伎座に向かったこともたびたびあるそうだ。
イベントでは玉三郎が食べているお弁当も公開。
■お弁当内容
・イカとホタテの炒め
・黒豚と海老の餃子
・海老のチリソース煮（エビチリ）
・牛肉とピーマンの細切り炒め（青椒肉絲）
・野菜チャーハン
このなかでエビチリは辛いものではないそう。これは玉三郎特注だそうで、玉三郎が辛いものが苦手ということで甘い味付けなのだそうだ。
また、未来への思いを込めた玉三郎による「揮毫（きごう）セレモニー」も開催。『不易流行』とし、「初代が掲げた理念です。あと私が黄色が好きなので、黄色で書かせて頂きました。新しいということを軽んじて考えるのではなく、十分に理解して発表して変わっていく。これからどうしていくの？と聞いたときに、変わらないは、“感動的なおいしさは変わらない”ということですしょうし、アスター風の日本料理やフランス料理が食べられるのかもしれません」と、期待を寄せる気持ちも含んだ。
そして、玉三郎は「銀座の大通りに面していて、（敷居を気にして）入りにくいとは思います。けど、気楽にお入り頂いてご賞味頂ければというのが僕の願いです。餃子はとても美味しいので、餃子だけでもというのもありではないかと思っています」と、気持ちを伝えていた。
■プロモーションの一部
・100周年特設サイトを12月1日より公開
・12月20日24時よりにBSフジ番組『小山薫堂 東京会議』の放送
・『名菜席』を2026年11月10日と11月11日予定で開催
・『本店賞味会』を2025年12月9日予定で開催
・『本店賞味会』の予定北海道、沖縄、九州など日本各地の食材を使用した銀座アスター本店の伝統と革新を表現①2月開催予定 ②6月開催予定 ③9月開催予定
・銀座本店にて復刻メニューの登場！季節ごとに展開（12月は『たらば蟹と海の幸の巻き揚げ』『天白どんこと筍の煮込み、スターアニスの香り』）
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
