本田技研工業株式会社(Honda)が今年9月に24年ぶりに新型『PRELUDE』(プレリュード)を発売。6代目となる同車の発売を記念して東京・渋谷にスパイスカレー専門店『プレリュー堂』を12月4日から12月7日まで期間限定オープンする。
発売以来、月間販売計画の8倍、初月2400台を受注するなど好評のプレリュード。同車にはHondaの新技術『Honda S+ Shift』(エスプラスシフト)が注ぎ込まれ、3つのドライブモードの組み合わせにより、6通りの走りを選べる、いわば“走りの味変”を楽しめるクルマとなっている。
『プレリュー堂』ではこの“走りの味変”をスパイスカレーで表現。開発は年間850食のカレーを食べている一条もんこ氏が全面監修している。
一条氏は、このオファーが来た時に「これはドッキリかな!?本当なのかな!?確認させて頂いていいですかと感じました」と、想像もつかないことに一瞬戸惑ったそう。「カレーを長年開発しているなかで、変わった形で表現してはいましたが、このオファーは逸脱していました(笑)」というほど。
これまでのオファーなら「なんとなくクルマだったらビーフカレーかなとか」という想像もついたそうだが、Hondaは違ったといいツインリンクもてぎで新型プレリュードに乗車するところからだったという。「(Honda側は)本当につなげてくださいというものだったんです。だから自分、できるかな……。Hondaさんという大きな会社さんの名前も背負うので自分で背負い切れるのかなと思って」と相当なプレッシャーだったそう。
コースは3周したそう。1周目は頭が真っ白だったそうだが、2周目からは、「時間をかけるうちに自分の日常が本当に非日常で車を楽しんでいる気持ちになっていって。乗っていると爽快感があって、それは車においてもカレーにおいても共通していると思ったんです。スパイスであれじゃないかとか浮かんできて、これはカルダモンに似ているなとか」と、次々とアイデアが浮かんだそうだ。
そして数々の試行錯誤を経て、この形ができあがり「自分の人生の中でも魂の入ったカレーになっています」と、渾身の仕上がりであることを窺わせていた。
店内では1皿とスパイスが5つ提供。一条氏によると、何種類かのスパイスを混ぜるのではなく、そのスパイス1つ1つの特徴が際立つようにスパイスを作っているためなるべくなら1種類ずつ個別に楽しんでほしいとのこと。
また、関係者によるとライス・ルーの大盛りや、おかわりなどはできない。どうしてもという方は、一回店外に出て列ができていたら並び直ししてほしいとのこと。スパイスやライスの持ち帰りは保健的な問題から、不可としている。
■「プレリュー堂」概要
◯営業期間: 2025年12月4日(木)~12月7日(日)
◯営業時間:11:00~19:00(※12月4日(木)のみ12:00~19:00)
◯入場料:無料※カレーの提供は有料(一皿500円)となります。
◯支払方法:クレジットカード、交通系電子マネー、QRコード決※現金不可
◯会場:OPENBASE SHIBUYA 1F(東京都渋谷区宇田川町14-13 宇田川町ビルディング)
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ












