下野紘『ズートピア２』の“旋風”感じる！森川智之声優活動40周年上戸彩らからお祝い

　映画『ズートピア２』（配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン）大ヒット御礼舞台あいさつが12月23日に開催されウサギの警官・ジュディ役の上戸彩、皮肉屋だけど根はやさしいキツネの相棒・ニック役の森川智之、ズートピアの謎の鍵を握る陽気なおしゃべりなヘビの指名手配犯・ゲイリー役の下野紘、日本のオリジナルキャラクターでズートピアのニュースを報道するアナウンサーのたぬき・ケント田貫役のこっちのけんとが登場した。

　動物たちが人間のように暮らし、誰もが何にでもなれる楽園<ズートピア>を舞台に、ドラマチックでミステリアスな物語を紡いだ映画『ズートピア』。続編となる本作では、憧れだった警察官のバディとして捜査に挑む、頑張り屋なウサギ初の警察官・ジュディと、皮肉屋だけど根は優しいキツネのニック。ある日、100年ぶりに街にヘビが現れたことをきっかけに、ふたりはズートピア誕生の裏に隠された“驚くべき秘密”に迫っていく――。公開3週目の週末興行収入では11億6400万円を計上し、ディズニー＆ピクサー・アニメーション史上歴代No.1を記録している。

　スペシャルMCを担当したこっちのけんとは、すでに鑑賞済の観客がいることを受けて、「安心感ありますね！有難いです。」とコメントしつつ、緊張感たっぷりに前説を披露し、会場を温め、登壇者の呼び込みへ。森川は公開後初めてのイベントということで、登壇者一同リラックスした雰囲気であることに触れつつ、「皆さんとともにお祝いをするために来ました、今日はよろしくお願いします！」と笑顔をのぞかせた。また、下野紘は「ものすごいズートピア２旋風が巻き起こっておりまして、僕自身本作から参加させていただいて感謝しています」と、反響を。

　周囲の反響として、上戸は「会う人会う人に『ズートピア２』観たよと言ってもらえて。一番混んでいる初日や公開すぐの土日を狙って観に行ってくれた友人も多かったんです。エゴサーチもときどきするんですけど、ジュディの声を褒めてくださる方が多くて」と喜びの表情を浮かべた。また、とくに感激したこととして「私の声に聞こえない、という言葉が嬉しかったです」と喜びを噛みしめ、森川は「声優冥利につきる、本当にキャラクターが生きているということですから」とお墨付きを送った。

　森川は幅広い年齢層をはじめ様々なタイプの人から受けた反響として「大阪に仕事でラグビー場に行ったとき、屈強な選手たちにズートピア観ましたってたくさん声かけてもらえました！また、年配の方からは、串焼き屋の大将からもサインくださいと言われまして。おかみさんがご自身の「ズートピア」のグッズをたくさん出してくださって、いっぱいサインしちゃいました！」と、色濃かったエピソードを披露。下野は「通っているジムでZooが流れたり、身近なところに『ズートピア２』がずっとありました。長年関わっているナレーションの仕事場では、スタッフから作品を観たことを熱量高く語られて！劇中のセリフを披露すると「うわー！本物！」って初めてみるような高いテンションも見せてくれて（笑）。ズートピアファンは熱量が高いですね！」と本作の影響力の高さを感じたそうだ。

　続いては、事前にSNSで募集した質問に登壇者が直接回答する「質問コーナー」へ。

　最初の質問は、「ズートピアに住むことになったら、どんな動物になって、どんな仕事をしてみたいですか？」。夢の広がる問いに対して、素早く元気に「はい！」と挙手をした下野。森川から何度もゲイリーの擬人化だと指摘されたことを受け、「彼と同じ毒蛇になります」と答え、「毒は上手く使えば薬になるので、ドラッグストアをやります」と動物の特徴を掴んだ回答に会場を沸かせた。

　森川は「やっぱりキツネですかね」と言い、「イケボなので！ズートピアの世界でも声優の養成所をやってます！」と答えると、下野からは森川がアクセルワンという事務所の代表をしているということに引っ掛けて「なんとかワンっている会社ですかね」と声が飛び、上戸からは「もうそろそろ納会ありますね？」と賑やかなツッコミが入った。

　上戸は「カワウソになって、みんなが集まるカフェをやりたいです」と答えると、森川からすかさず「カワウソだし、オイスターバーもいいんじゃない？」と新たな提案が。上戸は「さすがですね！カフェじゃなくてオイスターバーにします！」とバディのアドバイスを聞き入れ、軽快なやり取りから「ズートピア」で培ったコンビネーションを披露した。こっちのけんとは「僕は牛になってラグビー選手になります！身体をでっかくして、思い切りタックルしたいやつを狙ってかまします！」と自身をパワーアップさせた姿を想像し、笑顔をのぞかせた。

　続いて質問の「自身が演じたキャラクターにクリスマスプレゼントを渡せるならどんなものを渡しますか？」には、悩む3人に対して下野は「ゲイリーは分かりやすいですよね！暖かい物をプレゼントしてあげたいです」と回答。続けて「ゲイリーのマフラーがあるって本当ですか？」とテーマにぴったりなグッズについて疑問を会場に投げると、お目当てのグッズを身に着けた観客から手を振る反応が。東京ディズニーランドで購入できることを教えてもらうと「私も探したんですけど、売り切れでした！」と自身のキャラクターの人気ぶりに舌を巻いた。森川は下野の回答に乗っかってゲイリーへのプレゼントとして「目薬！目が大きいから！」と回答。上戸は「3人がくっついて1つになるような、マグカップやキーホルダーがいいな。どれかがかけてもだめなデザインなの」とグッズ企画会議さながらのアイデアを披露した。

　イベント翌日はクリスマスイブ、そして明後日はクリスマスということから、クリスマスの話題へ。。森川はクリスマスの過ごし方について、「いつも仕事ですね…今年は生配信してます」とぼやきつつ、じつは1年中家にクリスマスツリーを飾っていることを明かした。「片付けるのが大変なので、でも観葉植物だと思えば！季節ごとの装飾をくっつけて年中楽しんでます！」と語っていた。

　イベント終盤には、上戸から「ちょっと森川さん、けんとさんたち側を見て、お話して待っていてください」と一言。準備が整った上戸が「森川さーん！！」と呼びかけ、森川が振り返ると上戸の手元には“ニック”をイメージしたスペシャルなフラワーアレンジメントが！今年声優活動40周年を迎える森川へのサプライズプレゼントとして、上戸から粋なお祝いが行われた。予想外のことに森川は少し照れた表情を浮かべつつ「40年やっていて良かった！ニックやっていて良かった！」と喜びのコメント。観客たちからも拍手が送られていた。