俳優・福山雅治、大泉洋が12月24日に東京・新宿ピカデリーで『映画ラストマン -FIRST LOVE-』(監督:平野俊一/配給:松竹)初日舞台あいさつに登場した。
TBSテレビで2023年4月期の日曜劇場として放送され好評を博した連続ドラマ『ラストマン -全盲の捜査官-』の劇場版。福山演じる全盲のFBI捜査官・皆実広見と、大泉演じる孤高の刑事・護道心太朗が凸凹バディを組んで難事件を解決していくという物語となる。本日公開の映画と12月28日午後9時より完全新作スペシャルドラマ『ラストマン-全盲の捜査官ー FAKE/TRUTH』の放送も予定している。
以下、公式レポート部分。
2年前の連続ドラマ、そして本作&SPドラマを通して“最強バディ”を演じてきた二人。満員御礼&大声援の中、数々の事件を解決してきた全盲のFBI捜査官・皆実広見を演じた福山は「雨のお寒い中でお集まりいただき、この映画をご覧いただけて、そして・・・メリークリスマス!福山雅治です、宜しくお願いします!」と感謝を込めてあいさつした。
犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗役の大泉は「(雨男は)洋ちゃん!」との観客の声に、「誰ですか?洋ちゃんと言うのは?」と“福山モノマネボイス”で笑わせつつ、主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」に触れて「この度、福山雅治と共に主題歌を歌わせていただいた大泉洋でこざいます。私が歌っております」と冗談を交え、軽快にトークがスタート。
クリスマスイヴに仕事をするのは久々という大泉。「今年は仕事が入っているなあと思ったけれど、こうして皆さんの顔を見るとこんなにも幸せな気持ちになるんだな」としみじみしながら「これからは毎年皆さんとクリスマスイヴを迎えたい!死ぬまで君たちを離さないぞ!」と宣言し拍手喝采となった。
この日は赤坂のTBSから『ラストマン』スペシャルラッピングカーに乗車して本劇場に移動してきた二人。車中ではインタビューを受けながら深い話をしたそうで、福山は「18歳の頃に上京して初めてのクリスマスを一人で過ごしていたけれど、50歳を超えてこういうお仕事をさせてもらえるとは。こんな未来は想像していませんでした。幸せな気持ちで初日を迎える事が出来ました」としみじみ。続けて「映画、泣けましたか?笑ってしまうところもありましたか?」と観客に問いかけると、会場からは大きな拍手がおき「いい映画の証拠です!」と手応えを感じていた。
今回の“ラストマンズ”二人きりの登壇に大泉は「この映画を象徴する2人だけで初日舞台挨拶をするのは珍しいけれど、一つの節目でカッコ良くもあるのかな。初日に2人でしっかりとお話が出来るのはいいと思います」と語りつつ、共演者の永瀬廉の声真似を披露。
さらに、福山も永瀬の声真似をしつつ「もちろん永瀬君にはこの場にいて欲しかったけれど、俺たちの中には永瀬廉はいるから!」と宣言すると、会場も大盛り上がりに。
大立ち回りのアクションシーンも見どころの本作だが、大泉は「ガンアクションがあると言われ、弾丸の装填の練習を散々して現場に行ったら『ここは肉弾戦で』と突然に言われて…。とにかく肉離れを起こさない事だけを考えてやっていました。ケガだけには気を付けて」と振り返る。
一方、福山はあざだらけになりながらも奮闘したアクションシーンの撮影を回想し「アクション部分は脚本に書いてないことも、自分から提案をさせていただきました。いつも好きで観ている格闘技の重要な決め技をやっていいですか?とリクエストしました」と、撮影の裏側を明かした。
大泉も自らリクエストしたアクションがあるそうで、それは「北海道での雪原を歩いている時に大雪に埋もれるシーン」。北海道出身の大泉は雪国あるあるのコミカルな現象をイメージしていたが、長崎出身の福山にはイマイチ届かず「こんなに雪に埋まる?あまりにもベタじゃない?と思って。こんなベタなシーンを大泉さんよくやるなと思ったら…大泉さんのリクエストだった(笑)」とビックリ。これに大泉は「自作自演と言われそう」と、爆笑だった。
本日から福山が作曲、編曲、プロデュースを手掛けた主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」もリリース!福山は「稲葉さんから“初日おめでとう!感慨深いです”と連絡が来ました。とても素敵な方です」と明かし、「いいセッションとは自然と現場でアイデアが湧いてくるもので、当初は稲葉さんが歌って僕はハーモニーと追いかけのメロディくらいのつもりでした。でも稲葉さんから『もっと声を聴きたい!』とリクエストを頂いた」と主題歌の制作秘話も披露した。
最後に大泉は「皆実の初恋と私の故郷・北海道を舞台にした映画で、雪が美しく描かれています。クリスマス公開がとてもピッタリな映画なので、大切な方々と劇場で観ていただきたいです」とアピール。福山は『FIRST LOVE』というサブタイトルに触れて「最初は照れ臭かったけれど、人は互いに助け合って生きているという事を体現しているのが皆実さん。初恋は淡く、その人の人生を形作る経験であり、やはり人と人とはLOVEで出来ている。クリスマスイヴなのであえて言いますが、世界には愛が必要で愛に溢れている。それが今回の映画で表現出来ているのではないかと思います」と呼び掛けた。
※記事内画像は(c)2025映画「ラストマン」製作委員会







