磯山さやか6年ぶり写真集「and more」で「もしかしたら最後」

磯山さやか6年ぶり写真集「and more」で「もしかしたら最後」4


 俳優、タレントなどマルチに活躍する磯山さやか(39)が21日、東京・SHIBUYA TSUTAYAで写真集『and more』出版を記念した会見を開催。今後のグラビア活動への思いなどを語った。

 ラベンダー色の衣装で会見場に現れた磯山は、実に6年ぶりの写真集出版について、「写真集を出版して頂けるのが、とても光栄といいますか。毎年のように出したいとは思っていたんですが、コロナ禍もあったりして機会がない中、今年はがっちりとタイミングが合ったところにこうしてお話を頂けて」と、万感胸に迫るといった様子。

 2023年10月23日には40歳になる磯山へ、なぜこのタイミングで写真集を出すことになったのか質問が飛ぶ。「ほんとにタイミングが全て重なったのが39歳で、写真集を出すことになった感じなんです。デビュー20周年の2021年に出せたらいいなと思ってたんです。けれど3年前はコロナ禍で『じゃあ国内の近場で撮りますか?』っていう案もあったんですけど、ちょっと納得がいかないというか、妥協したくなかったんです。それと、みんなでガヤガヤしながら撮ってみたくて。だから30代最後というタイミングになって」と、自分なりのこだわりの結果だった。

 今年8月、グラビアの聖地といわれているグアムで3日をかけて撮影。青い海、白い砂浜、ペンション、リゾートホテルなどで弾けるビキニ姿や、魅力全開のランジェリー姿、大胆ショットと、伝説のマシュマロボディを存分に満喫できるのが本作。

 今回の撮影では、「スタッフに、美しく魅せてくれるテクニックを持ったみなさんが集まってくださったんです」という。そのスタッフらとともに「年齢的なものもあって、体の見え方が前よりも違ってきたりするところもあったんです。でも、『もうちょっと右』とかそういった角度とかでカバーしてもらったり、相談しながら撮影していきました。それが楽しくて」と、“チーム磯山の勝利”を窺わせるコメントも。

 結果、腹筋が割れているように見えるカットなども生まれたが、これは「見せ方なんです。グラビアを長年やってきた〝技″といいますか、ソレを出しました(笑)。服でちょっと隠したりとか、そんな感じです(笑)」と、〝グラビア生活を積み重ねた職人ならではの技″が光るカットもあるのだという。ちなみに、“ポロリ”することはなかった? との質問には「20年以上やっていますと、ポロリ手前で止めるという〝技″もあるんです。だからなんとか凌ぎつつ、ギリギリを攻めてます」と舞台裏も披露。

 お気に入りカットは、白いビキニ姿でこぼれんばかりのバストを持ち上げ、弾けるような笑顔を浮かべているカット。「海でキャハハと笑ってるシーンっていうのが、デビュー以降あまりないといいますか……。なので、すごくはしゃいでるカットで、表情だったり、磯山らしい体もすごく見せられているカットだと思えたので」と、納得の一枚に。

 写真集のために体作りをした? との質問には、「ほとんどやってなくて。やったとしても、スクワットをちょっとくらい」と、笑う磯山。もちろん「体のことは、毎日何かしら気をつけてはいるんです」。だが「体型が変わったりすると、ファンの方たちから『ちょっと太ったんじゃ?』とか『ちょっと痩せすぎなんじゃ?』とかいうお声を頂いて。そういう方たちのお陰で、なんとなく磯山らしさをキープできているというか」と、なんと、ファンからの声が体型維持に繋がっているという。

 「あまりこう、締まりすぎてるというか、そういう磯山を期待しているファンの方は少ないんです。なので、ありのままで。ご飯もモリモリ食べていました」と自然体で撮影を迎えたそうで、「自分でも納得している、心地いい、リアルな体をお届けできたかと思います」と仕上がりには納得しているそう。

 そうして撮り下ろされた写真は、「全体的に、やっぱり丸みが残ってるのがすごく嬉しいなって思っています」と、アピール。さらに「ありがたいことに、胸が大きくなったりもしていて。今だにどんどん成長しているんです(笑)」という磯山。記者から「何カップ?」との声も飛んだが「それは内緒にしておきます(笑)」と、煙に巻いた。

 続けて、写真集の周囲からの反響を尋ねると、「まだ写真集が昨日できあがったばかりなので(笑)」。ただ、「収録で有吉弘行さんにお渡ししようとしたんです。そうしたら『あっ、いらないです』と言われてしまいました(苦笑)」とのエピソードも披露した。

 磯山といえば常々、結婚したらグラビアを辞めると公言。その気持ちは「いまも変えてないです」とキッパリ。「6年前もそういい、今回が最後のグラビア写真集になるかも、ともいったんですけど、 あっという間に6年経ちまして(笑)」という。

 では、結婚の予定は? との質問には、「ないです(笑)。というかタイミングがあったら、とは思うんですけど、 どうなんでしょうね。いまのところする相手も本当にいないんですけど、来年すぐかもしれないですし(笑)」とのこと。さらに「40代でグラビアをやるのも、デビューした頃の未来予想図には全くなかったことなのでちょっと想像つかないです。いまのところグラビア自体もやるか分からないです」と、グラビア続行も明言せず、「一緒にしちゃいけないんでしょうけど、オリンピックが終わった後の選手みたいな感じで。〝4年後はまだ分からないです″みたいな」と、心境を吐露した。

 記者からすかさず「40代、50代になってもやってほしいというファンはいると思いますよ」との声が飛んだが、「グラビアって楽しくやるものなので、まだわからないです。でもしれっと、40代最初の写真集を出してるかもしれないですし。野球界の山本昌さんみたいになっていくこともあるのかもしれないですが、分からないです。声がかかったら考えます」と、グラビア続行に大いに迷いがある様子を率直に窺わせた。

 そんな磯山だが、40代でグラビアを続けている熊田曜子には、「同世代ですごく励みになっています。あれだけ頑張ってくれてるから、まだ私も頑張れるかもっていう感じで。すごく褒めてくれますし」と話した。

 野球に詳しいことでも知られる磯山。9年ぶりに阪神タイガースが日本シリーズ進出を決めたことには、「本当におめでとうございます! 強かったですよね。夏以降も強くて。スワローズ・ファン的には、先発ピッチャーが(マウンドを)守ってくれるのは羨ましいなって思いました。日本シリーズは短期決戦なのでよけいに投手陣が大切になってきますし。このまま頑張ってほしい」と、エールを送った。

 写真集の出来は「100点満点中100点です! いまの磯山さやかにしかできない写真集ができあがったんじゃないかと思います」と自信の一冊となり、「これまで、着たことないような衣装とかも着たりしているので、39歳で頑張った磯山の写真集を堪能して頂ければと思います。もしかしたら最後になるかもしれませんし(笑)。たくさん見てください!」と、思いを読者に呼びかけていた。

 ◆磯山さやか(いそやま・さやか)
 1983年10月23日生まれ。茨城県出身。2000年にデビュー。グラビアで人気に火が付き、“いそっち”の愛称で親しまれる。バラエティやラジオで活躍するいっぽう、数々のドラマや映画に出演。プロ野球をはじめとするスポーツ番組のMCも務めるなど、マルチに才能を発揮している。

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