俳優・望海風斗、坂本昌行、水田航生、高泉淳子、益岡徹、中尾ミエが6月22日に都内でブロードウェイミュージカル『ファニー・ガール』(演出:マイケル・メイヤー)製作発表記者会見を開いた。
女優を目指す下町育ちの女の子・ファニー・ブライス(望海)が主人公。取り立てて際立った容貌やスタイルでないことから、母親はファニーに夢を諦めるよう促すが、持ち前のユーモアと根性でコーラスガールになり、そこからスターダムを駆け上がっていく。そんなファニーとの恋愛や結婚など、人生が描き出される。
望海はまず、「長い間愛され続ける『ファニー・ガール』に出演できること、リバイバル版は日本初なので、みなさまにお届けできることを嬉しく思います。これからのおけいこを楽しみにしています」と、意気込みを話す。
紅が目を惹く衣装だったが、袖を通してみて望海は「決意の赤ではないですけど、ファニーが一大決心をしたときの衣装で、情熱的な赤なんです。襟のゴージャスなところはブロードウェイ版と一緒で、ベストの中にレースをかけているところは日本版のこだわりだそうです」と解説。
役を演じるにあたり「私は(周囲から)固くて強そうというイメージが強いですし、自分自身そういう役が多くて得意だったりするのかなって思っています。ですから、ファニーのユーモアさのなかに情熱はしっかり持っている部分は、たくさん学びになるかなと思います」と、今後の演技に参考になりそうな部分が多いという。
人と違うことを認められていく作品ということで、自身が人と違うと感じている部分へは、「宝塚時代に自分が歩んできた道のりが共鳴できると思っているんです。たくさんいる中で、個性を出していくかとか、どうやって人に見つけてもらうかとか。トップになりたいって思ってどうやってその隙間に入っていくかみたいなのも、人と違うところをすごく探したりとかしていたので。そこで見つけた部分が、あんまり明るいものではないんですけど、ちょっと狂気じみたものだったりとか、その時に上手くいかなかった部分に自分が上手くはまらせたっていうところもあったので。そこが人と違うっていうとこじゃないですけど、自分にとって武器じゃないですけども、共に戦ってきた自分自身の1つのパーツかなと思ってますと、意識していたことを語りつつ、今回の舞台においては、「陽なものっていうんですか。自分の中でもあんまり出してこなかったような部分が出せたらいいなと思っております」と、役へのアプローチも語っていた。
さらに、坂本へ共演の望海のイメージを質問すると、「一昨日作品を見させて頂いてカーテンコールで、『おやすみなさい』と言っていたのが印象的でした。その後に、楽屋にごあいさつに行ったんです。そうしたら明るくて元気で、ユーモアのある方だと感じて、その瞬間に(主人公の)ファニーだと感じたんです。僕はこの女性を愛するんだと感じました」と、感じたことを話していた。
ほかにも作品にひっかけて、最近あったファニーな出来事は?という質問に、望海は「そんなにファニーではないです」と苦笑いして前置きしつつ、「今回『ファニー・ガール』で演出のマイケル・メイヤーさんが来てくださるということなんですが、これまでも何度か海外演出家の方とお仕事をしてきて、その都度英語ができたらいいなと思って頑張るんです。けど、挫折を繰り返しています。何度目の正直か分からないですけど、英会話を頑張っています。言えないから単語で頑張ってます。練習法として自分の発音を録音しろと言われて、録音するんですけど、喋れないし顔を見るだけで喋れない」と悪戦苦闘しているといい、「もうちょっと喋れるようになったところで、作品のおけいこが始まったらいいなと思っております」と、願望を語っていた。
ブロードウェイミュージカル『ファニー・ガール』東京公演は9月8日から9月29日まで 日生劇場にて、大阪公演は10月9日から10月18日まで梅田芸術劇場メインホールにて、福岡公演は10月24日から11月1日まで博多座にて、愛知公演は11月10日から11月15日まで御園座にて上演予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ




