『ガールズ&パンツァー 最終章』(監督:水島努/配給:ショウゲート)第5話 上映記念舞台あいさつが10月11日に茨城のユナイテッド・シネマ水戸で開かれ西住みほ役の渕上舞、角谷杏役の福圓美里、小山柚子役の高橋美佳子、河嶋桃役の植田佳奈が登壇しMCは園みどり子役の井澤詩織が務めた。
2012年10月にTVシリーズ(全12話)の放送を開始した完全オリジナルアニメ『ガールズ&パンツァー』。「戦車道」が華道や茶道と並ぶ乙女のたしなみとして親しまれる世界を舞台に、女子高生たちが「戦車道」に青春を懸ける唯一無二の世界観と、個性豊かなキャラクターたちが織りなすハートフルなドラマで人気を博し、2014年にはOVA、2015年には『ガールズ&パンツァー 劇場版』が公開。興行収入25億円を突破する大ヒットを記録した。2017年よりスタートし最新シリーズである『ガールズ&パンツァー 最終章』は、第1話から第4話までが上映され、ついに第5話が10月9日より公開。前作・第4話より興行収入対比で、128.4%超え(興行収入3.13億円/上映5日間 [10月8日(木)の前夜祭上映の成績含む])となっている。
以下、公式レポート部分。
この日は茨城県内の劇場を巡り、最後に水戸へとたどり着いたキャスト陣。井澤が「カメさんチームのキャラクターたちは水戸出身ということで、皆さんも『おかえり!』と思っているのでは?」と呼びかけると、キャストたちは揃って「ただいまー!」と笑顔で挨拶。客席も温かな拍手で迎えた。
さらに、井澤が「大洗から来た方!」などと問いかけると、次々と手が挙がり、“ガルパンの舞台の地”ということもあり会場は大盛り上がり。キャスト陣と、シリーズを長年支えてきた“ガルパンおじさん”たちの息もぴったりで、作品とファンの深い絆が感じられる幕開けとなった。
今回、角谷杏、小山柚子、河嶋桃からなるカメさんチームのキャスト3人がイベントで揃うのは、なんと約10年ぶり。 高橋は「2016年以来ということが、さっき分かって。私たち3人が揃うのはめちゃくちゃレアなんです!」と驚きながら、「皆さん、ぜひ目に焼き付けてください。次はいつになるか分からないですから(笑)」と呼びかけた。久しぶりの集結に福圓は「3人揃うと、やっぱり収まりがいい」と笑顔を見せ、和気あいあいとした掛け合いを繰り広げた。
話題は、上映が始まったばかりの第5話の見どころへ。
前半の無限軌道杯決勝戦の決勝前夜を描く日常パートから、後半の試合パートへと展開する本作について、カメさんチームの活躍にも注目が集まった。小山柚子の見事な操縦技術について高橋は「柚子ちゃんのドライビングテクニックがなかったら、あんなことはできなかった!」と絶賛する一方、「もうちょっと(操縦している)柚子ちゃんの顔が画面に映ってもよかったんじゃないかな(笑)」と冗談も飛び出し、会場の笑いを誘った。
渕上は、決勝前夜に描かれるキャラクターたちの姿に触れ、「TVシリーズでも同じような構成があったんですけど、それを見るとキャラクターたちの成長をすごく感じるんです」とコメント。「最初は1年生が逃げていたり、そもそも戦車の色が変だったり(笑)。みほがいないと何もできないような弱小校だったのに、今ではそれぞれが自分で判断して前に出ていける。本当に力強いチームになったなと思います」と、シリーズを通じた大洗女子学園の成長をしみじみと語った。続いて、お気に入りのシーンについて話が及ぶと、ねこにゃーの覚醒シーンが話題に。福圓は「あれはもうスタンディングオベーションじゃないですか!」「これだから『ガルパン』はやめられない!」と大興奮。鑑賞し終えた観客とともにキャスト陣も大きくうなずいた。
アフレコ現場では、普段はスムーズに進むことの多い『ガルパン』の収録の中でも、ねこにゃーの変化を表現するため、何度も細かなディレクションが重ねられたという。渕上は、「(ねこにゃー演じる)葉山いくみちゃんすごい頑張ってたなって。ねこちゃんは『ここだけ大河ドラマっぽくいきましょうか』というディレクションもあった」と明かされると、キャストからは「大河ドラマ!?」と驚きの声が上がった。
さらに、植田は長年演じてきた河嶋桃について「15年近く演じてきても、まだ自分のキャラクターについて新しく知ることがあるんだと驚きました」とコメント。
桃の「パンツァー・フォー!」という号令にまつわるアフレコ秘話も披露。最終章第1話の収録時には、元気よく演じたところ「まだ隊長として慣れていないので、頼りない感じにしてください」とディレクションされたことを振り返り、「今回は、みんなへの思いを伝えた後に『パンツァー・フォー!』と、すごくかっこよく決めることができたんです。桃も本当に成長したんだなと感じました」と、キャラクターへの思いを語った。
そして、イベント中盤には、井澤が水島努監督から預かってきたという、とっておきの裏話を披露する一幕が。
園みどり子が冷泉麻子の髪を切ろうとするシーンについて、実は登場人物たちの間に、次の風紀委員長を巡る隠された思惑があったという、監督の頭の中だけに存在していた設定を明かした。
これにはキャスト一同も「えっ!? そうなの!?」「どうしてそんな、言われないと分からない設定にするの!?」「それ、アフレコのときに教えてほしかった!(笑)」と驚愕。パンフレットにも載っていないという知られざる設定に、会場は大きな笑いに包まれた。
渕上も、過去のアフレコで、みほがイチゴのショートケーキを食べる場面について「もっと嬉しそうにしてください」と指示されたエピソードを披露。その理由が「みほはイチゴのショートケーキが大好きなんです」という監督の細かなキャラクター設定だったことを明かし、ガルパンの作品世界の奥深さを改めて感じさせた。また、今回はDolby CinemaR、Dolby Atmos(R)、4DXR、MX4D(R)など、多彩な上映形態も展開されている。
すでに4DX(R)版を体験した植田は、「後半に行くにつれて、もうお尻が浮きそうになるくらい激しく動くんです!」と興奮気味に報告。
鑑賞時、隣の席には冷泉麻子役の井口裕香が座っていたそうで、「隣から麻子の声で『おお、おお!』って聞こえてきて(笑)。普段も麻子なんだなと思って、二重の意味で楽しめました」と振り返ると、共演者からは「特等席じゃないですか!」と羨む声が上がった。
さらに、4DX(R)鑑賞前に食事をしていた際、「この後4DXだから、お酒は控えておこう」と思ったというエピソードも披露。「本当に控えてよかった(笑)」と笑いを誘い、キャスト陣からは「ポップコーンも始まる前に食べておいた方がいいですよ!」と、ファンへのユーモアあふれるアドバイスも飛び出した。
一方、Dolby Cinema(R)やDolby Atmos(R)版については、戦車が狭い空間を走る際の閉塞感や、主題歌の音の広がりなど、繊細な音響表現に言及。渕上は「ライブ会場でChouChoさんの歌声を直接浴びているような感覚」と、その魅力を熱く語った。
イベント終盤には、来年迎えるシリーズ15周年についてもトークが展開された。
井澤が「TVシリーズをリアルタイムで観ていた方は?」と客席に問いかけると、会場のおよそ9割もの観客が挙手。 長年にわたって作品を応援し続けてきたファンの多さに、キャスト陣からも感嘆の声が上がった。
原作のないオリジナルアニメとしてスタートした当時を振り返り、「最初は『パンツァーって何?』というところからのスタートだった」と懐かしみながら、「今ではアニメファンなら見たことがなくてもタイトルは知っているくらいの作品になった」と、15年にわたる歩みとファンへの感謝を口にした。
最後の挨拶では、植田が「15周年イヤーに向けて続々と新情報が発表されていて、キャスト一同『まだこんなに盛り上がるんだ!』と驚きと嬉しさでいっぱいです」とコメント。
高橋は「『ガルパン』が約15年続いてこられたのも、皆さん一人ひとりの応援のおかげです」と感謝を伝え、「劇場版『ガルパン』は乗り物だ!みなさんハッシュタグをつくってぜひ一緒に宣伝してください!」と、“ガルパンはのりもの”という“カレーは飲みもの”に続く新たなキャッチフレーズを提案し、会場を沸かせた。福圓は「15年も続いていると、いろいろなことを思い出して、最近はすぐに感極まって泣きそうになってしまうんです。でも、こんなに長く関わっていても、私たちキャストですら完成した映像を見ると「あっ、こう来るんだ!」と驚くことがあって、常にワクワクしていられる作品なんですよね。皆さんにも同じ気持ちで楽しんでもらえたら嬉しいですし、公開されると毎日のように『ガルパン』の情報が流れてきて、まるでお祭りのようだなと思います。ぜひ皆さんも、このお祭りを最後まで楽しんでください!」とコメント。井澤も「茨城や大洗と聞くだけで、勝手にふるさとのような感覚になるんです。たくさんの方を笑顔にしている作品に関われていることを誇りに思います」と、作品とゆかりの深い土地への思いを語った。最後に渕上は、「『最終章』第5話でいよいよクライマックスに差しかかって、少し寂しい気持ちもあります」と胸の内を明かし、「実は今日、楽屋でも第6話がどうなるのか、その後キャラクターたちはどうなっていくのか、みんなで話していたんです。私たちもこの先の展開をまったく知らないので、想像が膨らむばかりです」とコメント。「第5話はまだ上映が始まったばかりです。ぜひいろいろな上映形態で楽しんでいただいて、これからも『ガルパン』を応援していただけたら嬉しいです」と呼びかけた。
そして締めくくりには、渕上の「せーの!」の掛け声に合わせ、キャストと観客が一体となって「パンツァー・フォー!」と声を響かせた。
キャストとファンの息の合った掛け合い、笑いと驚きに満ちたアフレコ秘話、そして15年にわたって育まれてきた作品への愛。“ガルパンの舞台”茨城ならではの温かな一体感に包まれながら、舞台挨拶は大盛況のうちに幕を閉じた。
※記事内画像は(c)GIRLS und PANZER Finale Projekt
※写真はシネマサンシャイン土浦のものです







