映画『初恋ロスタイム』完成披露試写会が開催！
ボーカルダンスグループ『M!LK』の板垣瑞生、女優・吉柳咲良、石橋杏奈、俳優・竹内涼真が2日、東京・新宿バルト9で映画『初恋ロスタイム』（監督：河合勇人／配給：KADOKAWA）完成披露上映会を主題歌『想い人』を担当した4人組バンド『緑黄色社会』、河合監督が登壇した。
作家・仁科裕貴氏が2016年に刊行した同名小説が実写映画化。主人公の浪人生・相葉孝司（板垣）が、ある日＜世界の人、モノ、車…あらゆるものが突然静止する＞という不思議な現象に遭遇。そこで出会った自分の他にもう1人動くことのできる少女・篠宮時音（吉柳）とともに、毎日1時間だけ起きる、不思議な時間“ロスタイム”の秘密に迫っていくという切ないラブストーリー。
本作で初主演ということで、板垣は「本当に全然実感がないです」と、夢見心地のよう。「今回主演をはじめてやらせて頂いて、いろんな方の背中を見てきた中で自分がその役割をやることになって、結構実感しながらやってましたね」と、しみじみ。
その体験を通して感じたことへ板垣は「映画は全員で作り上げるものだなというのを実感しました。観てくださるみなさんがいないと成り立たないし、来てくださっているみなさんも一緒に盛り上げていけたらいいなと思っています。ちょっと力を貸してください」と、呼びかけることも。
一方、竹内は吉柳が第41回ホリプロスカウトキャラバンのグランプリ出身ということで、「選考会で1人イケイケな感じがしていたら、グランプリになって。共演したい人を『竹内涼真』と言ってくれていて、それがこんなに早く共演できるなんてと感動しています！きょうは、いきなり肩を出した衣装だからビックリしちゃって（笑）」と、事務所の先輩として後輩を引き立てるトークで沸かせることに。
そんな竹内へ板垣は、「役者は台本に書かれていないこともやらないといけないのです。自分がどうしても気持ちで動きたい部分があったときに、竹内くんに相談に行ったんですけど、竹内くんはキャリアもあって技術もあるだけに、すげー優しく相談に乗ってくれて。『そうじゃねぇよ』とかに偉ぶることもなくて。その相談したことを監督に伝えて、カメラワークを変えてくれたりして、本当に支えられました。これってすごくないですか！」と、エピソードを披露。これに竹内は「あなたもすごいですよ！いま18歳でしょ。そのとき学校に行くときの髪型しか考えてなかったよ（笑）」と、返して会場を沸かせていた。
すると竹内演じる青年医師の妻を演じた石橋も「初めてで、しかも夫婦役で、2日間の撮影でした。でも、空気感というか入りやすい感じ、ナチュラルな感じで。お芝居がすごくしやすくて、自然に台本にないあいづちもされていて、ものすごく入りやすくて」と、魅力を熱弁。これら褒められまくったことに竹内もニッコニコだった。
その後、『緑黄色社会』が『想い人』を会場で生披露。圧倒的なパフォーマンスに吉柳は思わず涙してしまうほど感動し、「生で聴いたのは初めてですが、ずっと聴いていて1番から覚えているくらいなんです。『初恋ロスタイム』という作品の主題歌にしてもらってありがとうございます」と、涙しながらお礼。板垣も瞳を潤ませながら「良かったよね。なんて形容していいか分からない……この映画を観てからこの曲を聴いてもらったら全然違うくらいなので、一緒に観てほしいし聴いてほしいなと思いました」と、感動とともにアピール。
これを見ていた竹内は「2人が涙した理由は作品を頑張ったからで、緊張するし、どうやっていいか分からない中で撮影を乗り越えてきた気持ちと、初披露を迎えられて気持ちが高まったんだろうなって。その頑張りが出ていて、最初と最後では2人の表情も違うし、そういうのを汲み取ってみてくれたいいなと思います」と、後輩たちへ優しいメッセージを寄せていた。
板垣から「人の命とか頑張ることって、格好悪くて格好いいんだと感じました。僕はこれまでキラキラした青春映画にあまり触れてこなかったんですけど、この組全員で作った青春映画ができたと思っています。どう感じてもらえるか楽しみです！」と、呼びかけていた映画『初恋ロスタイム』は20日より全国公開！
吉柳は思わず涙も
