ジャニーズJr.でアイドルユニット『SpeciaL』和田優希、大和悠河、片岡鶴太郎、松原智恵子、黒田こらん、門戸竜二が26日、都内スタジオでまんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎～鬼の絆～』（上演台本・演出：モトイキ シゲキ）けいこ場記者会見を開催した。
アニメ『まんが日本昔ばなし』の実写舞台化作品。アニメーション映像を効果的に用いつつファンタジックな美しい舞台美術として世界観を融合させた試みとなる舞台。物語は昔ばなしの教訓とともに人情喜劇をということから『桃太郎』を取り上げたものとなる。
会見を前にメディア向けに3シーンが公開。おじいさん／男の神 イザナギノ尊役の片岡とおばあさん／女の神 イザナミノ尊役の松原が、アニメーション映像に乗せてナレーションをしたり、吉備の国 桃太郎役の和田と鬼＜温羅＞役の門戸による殺陣。鬼子母神＜羽衣＞役の大和による華麗な薙刀さばきを披露してみせた。
主演の和田は「桃太郎をやらせて頂くということで、お話を聞いて役名を2度見しました。日本に住んでいたら誰もが知っている大作の主人公をやらせて頂きます」と、役柄にビックリしたという。アニメも見直しその魅力へは、「何者にも立ち向かっていく勇ましさを感じて演じています。誰にでも分け隔てない触れ方が魅力だと思います」という。
決まったときの周囲の反応としては、「ビジュアルが出たときに、ファンの方らから『見た目が思ってた数倍桃太郎だった』と言われて。自分でも5倍くらい桃太郎だと感じています」と、自身も含めて上々といった様子だった。
続く大和は、自身の役柄を「一言でいうと鬼です」と話しつつ、「副題は『鬼の絆』で、そのことを感じてもらえるようにと思っています」と、役への意気込みや、衣装へは「赤が素敵なお衣装で、すごく嬉しいです。本番では鬼の仮面をつけたりしますが、いまこのお着物をつけて薙刀を持ってみて、本番のイメージができてきました」とのこと。さらに、「歌を歌わせて頂きます。子守唄ですが」と、歌唱があることも明かしていた。
黒田は本作を通して「サル、キジ、イヌについて知らない部分があったんだと感じています」と、より昔話の桃太郎に深みを感じたとも。門戸は自身の幼少の境遇を話すとともに、役者をやっていて父親と再会したという思い出とともに、副題の『鬼の絆』により感情を移入している様子を見せた。
一方、松原は本作で25年ぶりの舞台出演。「すごくすごく久しぶりなので緊張しています」というが、なぜ舞台なのかへは「いまさらですけど、私の領域や、演劇に対するものを広めたいと」という思いがあったからだと告白していた。
ほかにも和田の座長ぶりとして、「すごく落ち着いてらして年齢を聞いて、『えっ！？』とビックリしたいんです。一緒に絡むこともあるので、どういうふうになるか楽しみにしています」といえば、殺陣を行う門戸としては「吸収力が強くてビックリしています。さっきの殺陣のときも草履が脱げていたんですが、とっさにそれを蹴っていて、そんな人って初めてで」と、勘どころの良さを褒める。松原にいたっては、「だんだん良くなっているんです。最初の台詞はあまり良くなかったんですけど、回を重ねるごとに声も出て良くなってきていて」と、成長が著しいようで「ありがとうございます。普段『SpeciaL』の中だとポンコツ扱いされることが多いので、褒められ慣れてないから暑いです」と、顔をパタパタとあおいで照れ笑いを浮かべていた。
そして和田から「1年前に舞台に出演して、もう1年経ったのかと感じています。こういう機会を頂けて、日々感謝しています。せっかく頂いた、大作の主人公を全力で臨ませて頂きたいと思います」と、意気込みを語っていた。
まんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎～鬼の絆～』は6月7日から同11日まで全7ステージでヒューリックホール東京にて上演予定！
