（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
声優・内山昂輝が12月13日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開かれたTVアニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』ULTRA SCREENINGに緑谷出久役の山下大輝、爆豪勝己役の岡本信彦、麗日お茶子役の佐倉綾音、飯田天哉役の石川界人、オールマイト役の三宅健太、八百万百役の井上麻里奈、上鳴電気役の畠中祐とともに登壇した。
漫画家・堀越耕平氏が『週刊少年ジャンプ』（集英社）で10年にわたって連載し、2024年8月に完結を迎えた“ヒロアカ”の通称でも親しまれる大人気コミック『僕のヒーローアカデミア』。そのTVアニメシリーズの最終章『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』が土曜午後5時30分より放送されているが、本日12月13日に最終回を迎える。イベントでは、全11話一挙上映＆最終話を大スクリーンでリアルタイム上映するとともにキャスト集結のフィナーレを飾るにふさわしいイベントとなっている。内山は緑谷出久ら雄英高校（通称U.A高校）をはじめとしたヒーローと敵対するヴィラン側の死柄木弔役を演じた。
最終話上映前にキャスト陣によるあいさつが行われるとともに、最終話上映後にもキャスト陣が再登壇。1人ヴィラン側の出演者とあってか、ついに最終回を迎え、登壇して第一声も涙で話し始めるまで時間のかかった佐倉とは対照的に、内山は“平常運転”といった様子で佇む姿が。
「今日楽屋にいろいろグッズとか用意していただいてて、初回の台本ですかあれ？カードとかも入ってて、2016年で……あ、俺、25歳だったんだって。今35歳なんですけど、歳取ったなーって思いました」と楽屋のレポートともに「時の重みを感じて。最初は死柄木、顔に手がついてたよなーとか、キャラクターデザインもどんどん変わってったこととか。あの時の自分はきょうの自分想像してたかな、とか、ヒロアカと人生について考えてましたね」と、しみじみ話していた。
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最終回上映後に再びのトークショーとなり、最終回は死柄木のセリフはないもののその姿が映り込むことも。そのシーンを見ての感想を求められた内山は、「最終回をご覧になっての通りで一言も話していないので、まっさらな気持ちで見ることができて、面白いアニメだなって。さっき俺の中で僕のヒーローアカデミアが終わった感じで、出久がヒーローだなって」と感想を。
167話で緑谷とともにパンチを放つシーンの収録の話題も振られ、「収録していてオール・フォー・ワンをWパンチでデクと死柄木で声合わせて『ハァー！』って言ってパンチするんですけど、最初台本にはなくて。その前の精神世界のシーンのところがいい感じで終わったなって思っていたら、大輝くんが“あそこダブルパンチやろう”っていうふうになって、やるんだってなって（笑）」と、急きょやることになったシーンだったと解説。その際に、内山は「その方が楽だから」と1回1回「ハァー！」と切って2段階で力強さを見せようと考えたそう。しかし、山下はそうはせず、1番難しい方法をとったそうで内山は「一番茨の道を歩んでいったんです。最後までヒーローかよ。俺それにあわせるしかねえじゃん」と声を出したことをパンチのジェスチャーつきで話す。その難しい演技も内山はしっかり応えきったそうで、内山と山下が2人でその健闘を称え合っていた。
そして内山から「きょうはヴィランのみなさまを代表して来させていただきました。ヴィランは最後の最後に本当にいろんなストーリーが語られています。スピナーとか、残されたメンバーもいるので、彼らが今後どうなっていくのかも気になりますし、終わったからこそいろいろ語れる、キャラクターの集まりになってます。振り返って頂いて“あの時ああだったね”“これってこういうことだったんじゃないかな”とか、もっともっといろいろ、楽しんでいただく……っていう言い方も変ですけれども、キャラクターについて思いを馳せていただければと思います。本当に長い間ありがとうございました」と、あいさつをして自身のトークを締めくくった。
記念撮影前には、記念にとキャスト陣でセルフィーを撮って楽しんだり、記念撮影ではほかのキャストがポーズをとるのに対して、1人何もとらなかったりしていた内山。だからといって非協力というわけではなく、締めの山下による「さらに向こうへ！プルスウルトラ！」の掛け声の際にはしっかり参加しており、自身なりの参加の仕方を見せていた。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
パンチを再現
内山がポーズをとっていないことに気づく佐倉
「プルス・ウルトラ！」
1人にさっとその場を後に