コスプレイヤーたちも駆けつけイベントを盛り上げた
声優・細谷佳正が1日、東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIで映画『ザ・フラッシュ』（監督：アンディ・ムスキエティ／配給：ワーナー・ブラザース映画）“超速”試写会トークイベントにお笑いコンビ『FUJIWARA』の藤本敏史、お笑いタレント・こがけんとともに登場し、司会はDJ TAROが務めた。
『THE BATMAN―ザ・バットマン―』、『ジョーカー』などを世に放っているDC最新作。死ぬ運命にある母を救うため“過去”を変えたことで“現在”の滅亡の危機を招いてしまう主人公“フラッシュ”ことバリー・アレンによるタイムループ・アドベンチャー。彼のもとに、元の世界とは全く別人で異世界のバットマン、スーパーマンならぬスーパーガールも時空を超えて集結するのだが……。本作では『バットマン』『スーパーマン』『ジョーカー』などすべてのDC映画、TVシリーズ、アニメーション、ゲームを一貫した世界観で再構築し直すDCユニバース構想の序章に位置づけられている作品にもなっている。
まずは藤本とこがけんが、フラッシュスーツを着て“走るような超速”で登場。漫才のようにポンポンとボケとツッコミを繰り返し会場の空気を温めつつ藤本は「感情を揺さぶられて興奮しました」と話したが、ネタバレを気にするあまりこがけんから「薄口やないかい！こんなんでギャラもらえへんぞ！」とも。
そんなツッコミを入れまくっていたこがけんは、マイケル・キートン版のバットマンが気に入っていることを熱弁したり、「大興奮しました。つかみの映像からみなさんのハードルを超えてくると思います。早さの表現も最大限に素晴らしい。映像革新しています」と、しっかりアピールした。
細谷は『ジャスティ・リーグ』に引き続き、フラッシュ役の日本語吹き替えを担当するということで、「僕中の人ですから！」と、ニコニコと登壇。
作品に携わって、大変だったことは？という質問が挙がり、「通常2時間くらいの映画を吹き替えするとなると、だいたいアフレコ時間は6時間くらいで終わるんです。でも、この作品に関しては（フラッシュを演じる）バリー・アレンが2人出てきて、どっちも僕が声を当てるので倍かかって、まる2日かかりました」といい、こがけんが「バリーって早口じゃないですか」というと細谷も「めちゃくちゃ台詞も多くて」とうなずいた。
しかも細谷は、2日の間にバリー・アレンを1人1人声を当てたというわけではなく「アフレコの初日に本国の方に、フラッシュ同士が絡んでるシーンを送って、精査してもらわないといけなくて。駄目だったら突き返されちゃうんです」と、厳しいものだったと明かす。
続けて細谷は、「（バリー・アレン役の）エズラ・ミラーさんがものすごいこだわられていて、27テイク撮っても納得しなかったと、こだわりにこだわり抜いた演技をしているんです。だから本国が吹き替えにナーバスになっていて」と現状を前置きしつつ、「ここまで来るのに、情報がとにかく守れているんです。僕らがアフレコしたときも、肝心なところはモザイクで、しかも白黒なんです。口元も見えなくて。そのとき、画面の真ん中にDCって書かれてるんです」と、相当厳重な情報管理がされていたと証言。
そんな厳重なアフレコだったため細谷は「音響監督の方が、『関係者試写会で色がついたものを観れるから、観たほうがいい』と。そうしないと分からないからと言われて、それを観たときにいち視聴者として映画を楽しんで、ああ楽しいなこの映画って思って」と、しみじみだった。
そんな細谷の奮闘があった細谷だが、いまだ日本語吹き替え版は完成していないことがDJ TAROから明かされ、ゲストにもしや“超速”で呼びすぎたんじゃな“疑惑”もあがるなか、プレゼント抽選会などで盛り上がっていた。
そして藤本から「センスがいい笑いが散りばめられています。終わった後、バリー・アレンのことが好きになります」と話せば、こがけんは「この人出てるの！？っていう2段階でサプライズがあると思います」と予告を。細谷からは、「映画って掴みが大事じゃないですか。それが“こんなにぜい沢なの！？”と、思うんです。これが掴みなら最後どうなるんだろう！？って。アトラクション的な映画になっています」と、メッセージを寄せていた。
映画『ザ・フラッシュ』は16日より公開予定！
※細谷佳正過去記事
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