佐倉綾音 中村獅童から「失敬だろ!」に場内爆笑!アカペラ生歌唱

佐倉綾音 中村獅童から「失敬だろ!」に場内爆笑!アカペラ生歌唱11

 “あやねる”の愛称で親しまれる声優・佐倉綾音が28日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』(監督:中澤祥次郎)、映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』(監督:上堀内佳寿也/配給はともに東映)公開初日舞台あいさつにゲスト出演した。

 『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』では未来人によって始められた世界滅亡ゲームにより、4つの世界があらわれたうえ英寿が4人に分裂してしまう事態に。黒いギーツもあらわれ状況は混沌を極めていく……。『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』では、ギラの戴冠の儀式を迎えるが、謎の女性がギラの前に現れ、死の国=ハーカバーカを冒険するというストーリーとなっている。

 本イベントには『仮面ライダーギーツ』から浮世英寿/仮面ライダーギーツ役の簡秀吉、桜井景和/仮面ライダータイクーン役の佐藤瑠雅、鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ役の星乃夢奈、吾妻道長/仮面ライダーバッファ役の杢代和人、ヒロインの一人・ツムリ役の青島心、家ウィン/仮面ライダーパンクジャック役の崎山つばさが、『王様戦隊キングオージャー』からギラ/クワガタオージャー役の酒井大成、ヤンマ・ガスト/トンボオージャー役の渡辺碧斗、ヒメノ・ラン/カマキリオージャー役の村上愛花、リタ・カニスカ/パピヨンオージャー役の平川結月、カグラギ・ディボウスキ/ハチオージャー役の佳久創、ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス役の池田匡志、ゲストとして、『ギーツ』から世界滅亡ゲームを仕掛ける未来の指名手配犯・メラとメロを演じたお笑いコンビ『チョコレートプラネット』長田庄平と俳優。工藤遥、『キングオージャー』からシュゴッダム初代国王ライニオールを演じた中村獅童が登壇となった。

 佐倉は死の国=ハーカバーカの案内人デボニカとして出演。獅童とともに客席を縫っての登場した後に、佐倉は「ようこそ死の国=ハーカバーカへ!」と、デボニカ風の声を出した後に、素の声に戻り「デボニカ役の佐倉綾音です、よろしくお願いします」と、声の違いで観客たちを沸かせることに。

 普段は声優として活動している佐倉だが、本作では初の実写映画での稼働をしている。ゲストキャラクターではあったものの、「出番が多かったなって。思ったより出ていたなぁって」と、自身のなかで驚きがあったと告白しつつ、「普段はアニメに声を当てているものですから、自分の顔に声を当てるという経験がとても少ないので不思議な感じでした。撮影現場は和気あいあいで、短時間でしたけど、みなさんと仲良くなることができてすごくありがたい経験になりました」と、しみじみ。

 自身の演じているシーンで印象的だったシーンへは、「ギーツさんチームはコメディのように明るい話だったのですが、こっちは『生きることは地獄だ』なんです(苦笑)。私は泣くシーンがあったんですけど、お芝居をしていて、声優のお芝居で泣くことってあまりないんです。アフレコしていても、次のシーンが翌朝のシーンだと、3秒後には切り替えていないといけないので。実際に泣いたお芝居することが珍しかったので、泣けなさそうだなって思っていたんです。世界中の悲しいことを思い出しても泣けなくて、どうしようかなって思っていたら、ギラのセリフと獅童さんのライニオールのセリフを聞いたら本番では自然と涙がちゃんと出てきて。みなさん、本当の意味で全身全霊で、体当たりでお仕事をするってこういうことなんだと、学ばせて頂きました」と、涙までのエピソードを。これを聞いた酒井が「僕なんかまだまだなんで」と、照れ笑いして謙遜していたが「いやいやいや、すごく素敵で引っ張ってもらいました」と、お礼を伝えていた。

 また、劇中で歌唱もしているという話題が司会から振られた佐倉。「私は歌、苦手なんですよ、実は」と苦手なのだそうだが、上堀内監督からは、「衣装合わせのときにすっげー真顔で、『私、歌下手ですよ』と言われて。でもそういうことじゃないと返して」というやりとりがあったのだとか。佐倉は続け、「だから、そのときに“どうなるか分からないですよ”と不安な気持ちをお伝えしたんです。アフレコブースならまだしも何百人の前のエキストラさんたちの前でアカペラで歌わないといけなくて、本当に嫌で、どうしようって」と、当時の心境

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歌唱披露

をぶちまける。

 では、その歌はどうだったのかへ、佐倉の後ろにいた村上がオフマイクで「(苦手というのは)嘘です」と高評価。ついには佐倉の隣にいた獅童が「あれどんな歌でした?」と、とぼけたように聞き出し、「いやー!!獅童さんそれはよくないなー」と“抵抗”する佐倉だったが、獅童が「ほらちょっとちょっと」「お客さんもこうしていらしているんですから」と促し、酒井も「聴いてみたい!」とリクエスト。これには佐倉も観念して、アカペラで生歌唱。歌唱後は“元凶”となった獅童をポカポカと叩いて佐倉は照れ隠しするような様子を窺わせていた。

 すると、本イベント冒頭で佐倉の声に耳掃除をされるような気持ちの良い気分だと話していた池田が「耳掃除されました。気持ちよかったです!」とテンション高く感想を伝えたが、当の佐倉は「匡志くんは、マジで現場で、ずっとこうだったから、ちょっと気持ち悪かった」と伝えて、池田は苦笑い、会場は爆笑となっていた。

 イベント中、ヒーローとはなにか?という質問も寄せられ佐倉は、「ずっと両親です。本当に、ビックリするぐらい両親のことが好きで好きで。どうやったらこの人たちみたいになれるんだろうと憧れ続けているんです。私が両親の歳になったときに両親みたいになっていたと思って」と、挙げる。どんなところが憧れなのかへは「絶対にネガティブになっても救いを見つけ出すところが、いつも本当にすごいなと思っていて。壁にぶち当たったときにでも、『こういう学びがあった』『こういう活路がある』と自分の糧になるものを見つけ出して掴んで帰ってくるんです。そこが両親の強さの秘訣なのかなって。私も掴み取ろうと思っています」と、熱弁を振るっていた。

 続けて同じ質問の際に獅童が『秘密戦隊ゴレンジャー』のことを挙げ「会場に居る方は具体的にみなさん知らないですよね」と言いながら話を続けようとすると佐倉が「会場のお客さんでおじさんはうなずいていますよ」と合いの手を入れたが、“おじさん”の部分に獅童は反応し「失敬だな!」「失敬だろ!」と、一喝し佐倉もこれには「すいません!」と平謝りしていたが、ここはテンポよく会話していたためまるで漫才のようになり、場内には笑いがあふれるなかで2人のやりとりを見守っていた。

 映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』、映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』は2本立てで公開中!

 ※佐倉綾音過去記事
 ・水瀬いのり「多幸感溢れる」や伊藤美来「みなさんの愛がたくさん詰まった作品」!映画「五等分の花嫁」舞台挨拶開催で松岡禎丞、花澤香菜、竹達彩奈、佐倉綾音がトーク【公式レポ】
 ・神谷浩史ウィットに富んだ「久米田先生の次回作にご期待ください!」八代拓 志治仰のキャラクターを考えて行き着いたものや安野希世乃&佐倉綾音 夏らしい爽やかコメント
 ・伊藤美来&逢田梨香子「My Girl vol.33」裏表紙で“水”をテーマにしたファッション披露!佐倉綾音&鬼頭明里は“竜”と“蜘蛛”のスカジャンでクールに登場

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歌唱直後照れ笑いする佐倉

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ぽかぽかと獅童に躍りかかる佐倉

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ぽかぽかと獅童に躍りかかる佐倉

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登壇する直前にキングオージャーキャストに一礼する佐倉

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池田にはお礼をいう一幕も

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