鈴木達央「ケンガンアシュラ」は「なにかを刻みつけるようなつもりで」

鈴木達央「ケンガンアシュラ」は「なにかを刻みつけるようなつもりで」3

 アニメ『ケンガンアシュラ』Season2 ジャパンプレミアが10日、東京・TOHO シネマズ六本木ヒルズで開かれ十鬼蛇王馬役の鈴木達央、山下一夫役のチョー、乃木英樹役の中田譲治、関林ジュン役の稲田徹が登壇し、ジェリー・タイソン役のマシューまさるバロンがMCを務めた。

 WEBサイト『裏サンデー』とコミックアプリ『マンガワン』にて配信されている同名アクション漫画作品。TVアニメ1期は2020年1月から6月まで地上波+BSにて放送され、Season2はNetflixにて9月21日より独占配信を予定している。

 以下、公式レポート部分。

 上映終了後、MCを務めるマシューさんの呼び込みで鈴木さん、チョーさん、乃木会長に扮した中田さんが登壇し、稲田さんの欠席を発表。会場が残念なムードに包まれるなか、稲田さんが魔界の声優「マーヴェラス・テツ」としてプロレスメイクで登場。音声が割れんばかりの咆哮を披露すると、雰囲気は一転、大いに盛り上がりました。

 4人がそれぞれ劇中のセリフを披露してイベントがスタート。早速先行上映の感想を問われた客席は、大満足の仕上がりに大きな拍手と歓声で応えました。

 鈴木さんは『ケンガンアシュラ』がシリーズものでは珍しく5.1chサラウンドで制作されていることに触れ、映画館のスクリーンと音響で「僕らも観たかった…」としみじみと語りました。

 さらに、控え室でのマーヴェラス・テツについて「出来上がるまでの顔が怖すぎる」と暴露。メイク中の写真を撮影していたと
いう中田さんが後ほ SNSで公開することを約束すると、各所から期待の声が上がりました。

 そしてトークは4年前にさかのぼり、Season1のアフレコの話題に。鈴木さんと稲田さんを中心に、キャスト・スタッフともに好きな方が多いというプロレス話に花を咲かせていた当時を振り返り、懐かしみました。

 Season2でもその仲の良さは変わらないようで、チョーさんと一緒にイベントに出演できるのがうれしいと話す鈴木さん。チョーさんが「呼ばれるとは思わなかった。闘技者たちが来るのかなって…」と恥ずかしそうにこぼすと、中田さんは「ヒロインは山下」、鈴木さんは「(山下は)昨今まれに見るくらいの萌えキャラ」とベタ褒め。会場の笑いを誘いました。

 話題はプロレスに戻り、AnimeJapan2023 で行われた『ケンガンアシュラ』×『DDT プロレス』コラボマッチの振り返りに。

 現場にいた鈴木さんは、アニメイベントの会場にプロレスリングが出現したことにとても驚いたそう。稲田さんが公園や路上、新幹線でも試合が行われるプロレスの手広さを紹介すると、一同興味深そうな様子でした。

 イベントも中盤にさしかかると、話題はようやく『ケンガンアシュラ』Season2 に。中田さんが「(Season1 から)久々に観ると、3DCGがグレードアップしている感じがよくわかる」と、前シーズンからの変化を感じたポイントを指摘。

 稲田さんも同じ感想をもったといい、実際に撮影した格闘シーンをもとに3DCGを制作する、という工程を初の試みとして行っていたSeason1に比べ、Season2ではより進化した3DCGに仕上がっていると太鼓判を押しました。

 告知コーナーでは、鈴木さんが「パチスロ ケンガンアシュラ」のアフレコでの苦労を吐露。中田さんが鈴木さんの喉の丈夫さにいつも感心しているともらすと、それを聞いた鈴木さんは、特殊な声の出し方によりけい椎が曲がってしまったという衝撃のエピソードを明かしました。今は完治しているというものの、中田さんは「前借りしていたんだね(笑)」と、驚きを隠せない様子でした。

 さらに、チョーさんは「どういう声の出し方なの?」と興味深々。鈴木さんがその場で王馬の奥義・前借りを実演すると、会場・キャストともに大喜び。稲田さんは「(前借りの声は)加工だと思っている人もいたと思うから、もったいない。地声で演じているって覚えて帰ってくださいね」と、会場に語りかけました。

 イベント終盤、会場限定で『ケンガンアシュラ』Season2の本PVをどこよりも早く先行上映。熱望していた映画館での視聴ということもあり、4人は客席に座って鑑賞。キャスト・会場ともに絶賛の嵐でした。

 最後はそれぞれファンの皆さんへメッセージを送り、ジャパンプレミアは大盛況のうちに幕を閉じました。

 ■エンディングコメント
 ●稲田徹(関林ジュン役)
 Season1から2の間に、僕は本当にプロレスデビューして、リング上でプロレスをやって。
 そこでまたさらにプロレスを知ることになって、プロレス愛が深まりました。
 その思いをエピソード3・4で、マイクの前で涙を流しながら演じるくらい気持ちを込めて残してきましたので、ぜひ見てください。
 そして、大の大人がそれくらい入れ込むプロレスというものに、今後も注目してください。
 『ケンガンアシュラ』ともども、プロレスを楽しみましょう。

 ■中田譲治さん(乃木英樹役)
 僕自身、格闘技が大好きということもありますが、『ケンガンアシュラ』は闘技者のバックボーンに必ず触れてくれて。乃木も山下と、王馬との間でそれぞれドラマがあって、というところがすごく好きで。
 そういった人間味あふれる部分も踏まえて、
この作品を楽しんでいただけたらうれしいです。

 ■チョーさん(山下一夫役)
 闘技者を演じる声優陣、クセのある人ばかりなんです。
 今日だってエピソード1のナレーション、冒頭から笑っちゃいませんでしたか?
 気持ちいいくらいクセがあります。刹那も笑っちゃうくらいです。
 これからもう、どんどんおかしくなっていきますので、見逃さないでください!
 よろしくお願いします!

 ■鈴木達央さん(十鬼蛇王馬役)
 今日は岸監督をはじめとするスタッフもたくさん観にきてくれています。
 クセのある人が多いなかで、この現場では「手を抜けないな」「もうちょっとやらないとな」と言ってくださる方が多くて。そんな作品に自分が座長として携われていることが、とても幸せだなと思っています。
 なにかを刻みつけるようなつもりで僕らはマイク前に立ち、各セクションのスタッフが画作りや音付けをしてくれて、ずっと肩を組みながら作っています。
 続編を待っていてくれた4年間を一瞬で吹き飛ばす、そんな作品になっていますので、『ケンガンアシュラ』を改めてよろしくお願いします。

 ※記事内画像は(C) 2023 サンドロビッチ・ヤバ子,だろめおん,小学館/拳願会2

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