亀梨和也×染谷将太「怪物の木こり」現場のお互い印象!“掴ませない”

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 アイドルグループ『KAT-TUN』亀梨和也主演で12月1日公開予定の映画『怪物の木こり』(監督:三池崇史/配給:ワーナー・ブラザース映画)。亀梨と染谷将太によるコメントと場面写真が30日、解禁となった。

 作家・倉井眉介氏が2019年第17回『このミステリーがすごい!大賞』を受賞した同名作が原作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生。次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨)だったが、実は二宮は犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく、その果てには……というサスペンスとなっている。

 3ピースのスーツに身を包む弁護士と、白衣をしっかりと着こなした脳外科医というそれぞれの表の顔を持ち、一見スマートでスタイリッシュな印象を世間に与える二宮と杉谷だが、その実サイコパスである裏の顔を突き合わせるシーンでの2人が独特のバディ感を漂わせる。

 亀梨は今回、三池組常連でもある染谷との共演を「嬉しかったですし、非常に学びがたくさんありました」と振り返る。「現場にも、風の如くといいますか、ふわっと居るんですよ。そして、『切り替え!』ということが無くそのまま本番もその流れで撮影に臨まれていたんです。自然体で、流れの中で『お芝居するぞ!』とか『魅せなきゃ!』ということもなく、表現できる、魅了できる。人にある種“掴ませない”、でもすごいものを残して帰られいていました」と、その挙動を。

 染谷の撮影日数が実質2日間ほどしかなかったことも明かし「なのにとても存在感があってすごかったです。この才能はずるい」と俳優としての染谷の実力を絶賛している。

 一方の染谷も「亀梨さんはすごくリラックスして現場にいらっしゃるんですが、一方でずっと集中もしているんです。常にアイドリング状態というか、一緒に演じていてすごく心地よかったですね」と現場での亀梨の存在感を多く感じたそう。

 染谷はさらに「僕は裏の二宮しか見ていなかったので、表向きの弁護士としての表情や、外の人と接している二宮を撮影中は見たことがなかったんです。それを完成した本編で初めて見て、その見事な多面性に驚きました。『裏の二宮が怖いな』とずっと現場で思っていたんですが、あの爽やかな、人を優しく包み込むような表の顔の二宮を見た時に『うわ、すごいな』と、思わず劇場で鳥肌が立ちました」と、亀梨の生み出した二宮というキャラクターの二面性に刺激を受けたと語る。

 また、新たに公開となった場面写真の一枚にもある、杉谷が働く病院の中庭でのバスケットボールのゴールを前にしたとあるシーンでは亀梨の身体能力にも驚愕したそうで「かっこいいなと思いました。すごいです!」と注目ポイントの一つとしてアピールしている。

 狂気のサイコパスと真性のサイコパス。一見フィクションの中の登場人物でしかありえないようにも見えるキャラクターに存在感を持たせ、最後には『どこか遠い怖い存在』ではなく、観る人の身近にも存在し得るリアリティや説得力を見事に表現して見せた亀梨と染谷。二人の生み出したサイコパス同士の唯一無二のバディ感や、ラストに訪れる彼らの驚愕の結末は……。

 ※記事内画像は(c)2023「怪物の木こり」製作委員会

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