「劇場版 ウルトラマンジード」初日が開催！
『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』（監督：坂本浩一／配給：松竹メディア事業部）初日舞台あいさつが10日、東京・新宿ピカデリーで開かれ主役の朝倉リク役・濱田龍臣をはじめ鳥羽、比嘉愛琉役・本仮屋ユイカ、ライハ役・山本千尋、愛崎モア役・長谷川眞優、伊賀栗レイト役・小澤雄太、シャドー星人ゼナ役の岩田栄慶、ペガッサ星人ペガの声を担当する潘めぐみ、坂本監督が登壇した。
人気のウルトラマンシリーズ劇場版最新作。半年間テレビ放送された『ウルトラマンジード』が、今回は沖縄を舞台に人類存亡をかけた『赤い鋼』をめぐって攻防を繰り広げるというもので、前シリーズの『ウルトラマンオーブ』とタッグを組んでいることも見どころの1つだ。
イベントが開始となった瞬間、長谷川の携帯に連絡が岩田が登壇するなり、新宿での緊急任務が入ったということで、そちらに向かうということで降壇。長谷川が「じーっとしててもどうにもならねぇ」と、リクの決めゼリフを叫んで送り出し、沸かせるなか和気あいあいといった様子。
濱田は本作を観終わった観客の前に立ち「みなさんきらっきらの笑顔ですごく嬉しいです！みなさんに楽しんでもらえたら良いのかなって」と、客席の反応に手応えを感じているよう。
印象的なシーンについては、本仮屋は「リクくんとの海辺のシーンが好きです！」といえば、山本は本作にゲスト出演しているジャッキーちゃんとの共演が良かったようで「あそこのアクションシーンを楽しみました」とニッコリ。長谷川は銃を撃つシーンがあるそうだが、「銃がなかったので鳩サブレで練習しました」と、裏話を披露した。
中盤からはペガの「仲よしのお友達」ということで潘も呼び込んでのものとなり、潘は応援上映のイベントに参加してみて、「上映のときに、松竹のロゴが出たときでも、お客さんが『松竹さんありがとう！』って言ってくださっていたのが衝撃でしたね。どんなささいなシーンでも拾って楽しんで頂けるんだなって」と、驚いたという光景を解説していた。
イベント終盤にはキャストを代表して小澤から濱田へ宛てたサプライズの手紙の朗読が。これに濱田は読み上げられる前からむせび泣き、隣りにいた山本から背中をさすってもらったり、ハンカチを渡してもらう感動的な光景が。
■手紙全文
朝倉リク……いや、濱田龍臣くんへ。初めて会ったのはちょうど、1年前のいまごろでした。
出会った時は、16歳の高校生、元気がいっぱいで若さあふれる青年でした。
そんな龍臣くんに、僕たちはいつも元気をもらっていました。
タイトな撮影時間のなか、ヒーローという大きな責任を背負っている姿に、心配になるところもありましたが、いろいろなことを思い、『負けてたまるか！！』と、挑んでいく姿はまさにヒーローそのものでした。
成長していくウルトラマンジードとリクは、等身大の濱田龍臣くんだからこそ、演じられたのかなと思います。
龍臣くんがいたからこそ、劇場版までたどり着くことができました。
本編で、ゼロさんも言っていましたが、リク……いや、龍臣、じーっとしててもどうにもならない。
誰にもできないことをお前はやってのけた、誇っていい。
ね、ゼロさん。
僕たちに、夢と希望を本当にありがとう。
シリーズ最年少の座長本当におつかれさまでした。
これからもずっと僕らみんなのヒーローでい続けてください。
チーム代表 伊賀栗レイト役 小澤雄太より
読み上げた後は万雷の拍手が寄せられるなか、濱田は「ずるいですよね。半年間ずっとやらせてもらって本当にみんなのこと大好きですし、こうやってみなさんに出会えてすごく嬉しかったです。すでに泣きそうだったのに、こんなの渡されたら泣くじゃないですか。それくらい自分を、朝倉リクを、そしてこの作品を愛してくださったというのが伝わってきて、この仕事をさせてもらって、自分が憧れていたものになれてすごく嬉しかったです！」と、涙ながらに言葉をしぼりだし、この姿に、山本も、本仮屋も、長谷川も、潘ももらい泣きしていた。
「自分たちと、キャストのみなさんと、スタッフのみなさんと築き上げきたものが、この作品に込められています。自分たちに対して愛を返してくれると思うので、だからこそこの仕事をやっていてよかったと思います。こういう場でみなさんが拍手をくれたり、きらっきらの笑顔をくれることがすごく嬉しいです。リクとしても憧れていたヒーローになれたというすごく似た境遇のなかで、作品を演じることができて本当に楽しかったです」と、万感のスピーチをしつつ「あと、グランドフィナーレがきっとあると思っています。そこまで、みなさんにこの作品の魅力を伝えていければ」と、締めくくり、観客とコール＆レスポンスで盛り上がるなか終演を迎えた。
『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』は絶賛公開中！
男泣きの濱田龍臣
