華麗なフライングを披露する堂本光一（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
人気デュオ『KinKi Kids』堂本光一、アイドルグループ『timelesz』佐藤勝利、『乃木坂46』中村麗乃、『ふぉ～ゆ～』越岡裕貴と松崎祐介、俳優・前田美波里、島田歌穂が4月9日に東京・帝国劇場で舞台『Endless SHOCK』（作・構成・演出・主演：堂本光一）開幕記念会見を開催した。
2000年1月に初演された『Millennium SHOCK』以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている『SHOCK』の最新公演。今年は4月と5月には東京・帝国劇場にて『Endless SHOCK』本編とスピンオフの『Eternal』を同時上演、7月と8月には大阪・梅田芸術劇場、9月には福岡・博多座、11月には帝国劇場でそれぞれ本編と、これまでにない5ヶ月の上演を予定。
11日の初日を前に会見に臨んだ堂本。今年1月の制作会見で今回の公演をもって堂本主演の『SHOCK』シリーズの上演を終了することを発表しており、さっそく記者からそのことを振られ、「『SHOCK』としてはラストイヤーになります。ここまでけいこ場でいつも通りけいこをやって、舞台公演をして、いつも通りやらせて頂こうと。いつも通り幕が開くんじゃないかな」と、“いつも通り”という言葉を繰り返し、けいこなどはとくに変化はないと話す。
ライバルを演じるのは佐藤をはじめ、中山優馬、『KAT-TUN』上田竜也のトリプルキャストということで堂本は「今年全体のカンパニーと考えますと3人同時にけいこ場に来て、3人同時に同じシーンに出てくるということもあるので、楽しみながらでした。勝利もそうですけど、ギリギリまで舞台をやっているなか頑張ってくれて。素敵なけいこをして初日を迎えられるのかなって思います」。
そのけいこ中、体重が増えたという堂本。これを問う声に「はい、重いです」と笑いつつ「1番重かった時は64キロでした。いまは減っていると思います。ビバさん（前田）は『お尻はこれくらいの方が』っておっしゃってて」と、ちょうどいいものになっていると言われたそうだ。
今年のけいこで印象的だったことへは「本当にみんなの協力を得ましたが、最初のうちはみんなが集まれる時間が少ないのではないかと危惧があったんですけど、みなさんが『SHOCK』のために来てくれて。勝利も麗乃ちゃんも。最終的にはみんなとすごくいいけいこができたんじゃと思います」と、振り返った。
あらためてラストイヤーへの心境を問う声があがると「とっても不思議な感覚で。ラストイヤーなんですけど、そんな感覚もしないんです。ありがたいことに、博多公演も大阪公演もありますし、そしてまた11月には帝劇に戻ってくるというのもあります。何より、2000年は打ち上げ花火が上がるように『Millennium SHOCK』が始まって、最後も打ち上げ花火のようにいっぱいやろうと。たくさんやらせて頂ける、そういう場を用意してくださったみなさんにまず感謝です」と、しみじみ話すととも「まだ実感がないというのが正直なところです。11月になったら実感？それはわかりません。でもいまはありがたいことにいつも通りだという感覚と、身も心も引き締まるような感覚でいます」と、いまの気持ちを率直に話した。
記者からは今春から身の振り方が変わった？との質問も寄せられたが、「いまここで話せることはないんですけど、その理由としてはファンの方みなさんに安心して心からエンタメを楽しんで頂ける環境を整えているところですね」といい、最終的な話は決まっていない？の声に「4月中になればいいですけどね、とにかく慎重に動いています。『SHOCK』と並行してまとめていきたいと思います」と、現状を報告していた。
そして堂本から「自分もまだ実感を持てていないです。自分もこの景色とかを目に焼き付けながら、みんなとの時間を大事にしながら、いつも通り、この『SHOCK』を生きていくことにしたいなって。みなさんのご来場を楽しみにしています」と、語っていた。
その後、ゲネプロが開催。そのカーテンコールでは、堂本から「2024年ラストイヤーというふうに考えております。自分が21歳のときに初めてこの『SHOCK』で幕を開けさせて頂きました。それから25年ですか。ずっとやらせて頂いて。帝国劇場が2025年から改修工事に入るということで、この作品はずっと帝劇とともに歩んできた作品ですので、幕を閉めるという決断を致しました。そういった意味では、桜が咲く頃……本日は強風だったので散っているかもしれませんが、その時期にゲネプロというのも最後になるんだなって感じてしまいました。しかし、大阪公演、博多公演、そしてまた帝国劇場に戻ってきてというのがあります。いつも言っていることですが1つ1つの公演がお客さまの心に届くように。素晴らしいカンパニーです。全員で走り抜けたいと思います。きょうは本当にありがとうございました」と、スピーチしこの日の舞台に幕を下ろしていた。
舞台『Endless SHOCK』東京公演は4月11日から5月31日まで『Eternal』とともに帝国劇場で同時上映、大阪公演は7・8月に梅田芸術劇場メインホール、福岡公演は9月に博多座、再びの東京公演は11月に帝国劇場にて上演予定！
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
会見中に爆笑することも
