堂本光一「Endless SHOCK」国内演劇の単独主演の最高記録2018回で記念会見

堂本光一「Endless SHOCK」国内演劇の単独主演の最高記録2018回で記念会見2

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 人気デュオ『KinKi Kids』堂本光一が5月9日に東京・帝国劇場で主演ミュージカル『Endless SHOCK』(作・構成・演出・主演:堂本光一)公演を開催。2018回公演を達成し国内演劇の単独主演記録2017回を超えたことを記念しカーテンコールを会見形式で行い、現在の心境を語った。

 2000年1月に初演された『Millennium SHOCK』以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている『SHOCK』の最新公演。今年は4月と5月には東京・帝国劇場にて『Endless SHOCK』本編とスピンオフの『Eternal』を同時上演、7月と8月には大阪・梅田芸術劇場、9月には福岡・博多座、11月には帝国劇場でそれぞれ本編と、これまでにない5ヶ月の上演を予定。今年1月の制作会見では今回の5ヶ月の上演をもって、『SHOCK』シリーズの上演を終了することも発表している。

 これまで国内演劇の単独主演記録は森光子さん主演の『放浪記』の2017回。森さんと堂本の縁は深く、『SHOCK』の2000年初演から体調を崩す直前の2009年まで毎年観劇に訪れ、激励。体調を崩してからも森さんは堂本にお弁当を届けたり、エールを届けて温かく見守っていた。その気持に応えるように堂本も楽屋に森さんの写真を掲げ、リスペクトを抱き続けており、その大先輩の記録に、回数の上で達する日がやってきた。

 カーテンコール後に、『ふぉ~ゆ~』の2人からここから、スペシャルカーテンコールとなることが伝えられ、まずは記念回おなじみの大量の紙吹雪が降りそそぐくす玉が設置。そのくす玉を開いた、堂本は紙吹雪まみれになりながらも笑みを浮かべてその祝福を受けた。

堂本光一「Endless SHOCK」国内演劇の単独主演の最高記録2018回で記念会見1

 そこから記録となった本公演に出演していたアイドルグループ『timelesz』佐藤勝利、『乃木坂46』中村麗乃、『ふぉ~ゆ~』越岡裕貴と松崎祐介、島田歌穂をはじめ、スペシャルゲストとして過去に『Endless SHOCK』に出演している俳優・前田美波里、梅田彩佳、森公美子、中山優馬、上田竜也、米花剛史、町田慎吾、屋良朝幸、今井翼もお祝いにサプライズで駆けつける。ステージには2000本の赤いバラのアーチが設置されていたが、梅田、森、前田が6本ずつの赤いバラを堂本にプレゼントして“2018”とする凝った演出で魅せた。

堂本光一「Endless SHOCK」国内演劇の単独主演の最高記録2018回で記念会見1

バラのアーチが作られた

 全員での記念撮影後には座席から記者が質問していく会見形式で開催。いまだ2018回を上演した実感は「ないんですよ」「不思議な感覚です」という堂本。

 ここまで続けられたのは「求めてくださるお客さまがいるからですね。それにお応えしたいという気持ちが強かったんです」と話すとともに、命を燃やすように上演し続けたことへ「2017回という素晴らしい記録を立てられて、森さんの有名な言葉があるんです。『あいつより上手いのに、なぜ売れぬ』って。自分は逆でね“あいつより下手なんだから、命燃やさないと”って、ずっとそう思ってやってきました。正直言って自分には何もないですから。とにかく命を燃やして輝きというかをお届けするしかないと思ってやってきました」と、熱を込めて話し、心動かされた観客たちから惜しみない拍手が寄せられていた。

 くしくも5月9日は森さんの誕生日だがこれはとくに狙っていたわけではないと強調したり、記者から「森さんへどんな言葉を伝えたいですか?」との質問には「ほんとに自分はそこと同列には、並べられないです。偉大な偉大な、尊敬する大先輩です。もうその気持ちは本当に変わりません」と、尊敬の気持ちを伝え続けていた。

 また森さんのマネージャーの方からも本日の公演へ向けて連絡があり新しくなった帝国劇場でも堂本のフライングが見たいとのリクエストがあったのだとか。これに堂本は「その気持ちは嬉しいですね。嬉しいですし、気持ち的には25年間やってきて、いま1番メンタル的には強い状態にあります。だけどフィジカル的にはやっぱり来ていて、体は正直です。今年でやっぱり最後にしようっていうのは、自分の中でもう決めたことですから。でも、そのお気持ちはほんとに嬉しいですし、それがまた新しいものに繋がっていったりするのかなって。ありがたくその言葉を受け止めさせていただきたいなと思います」と話していた。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

 ※初稿より堂本光一さんが話した森光子さんのお言葉の部分が『なぜ売れる』ではなく『なぜ売れぬ』でした。お詫びして訂正いたします。

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