戸田恵子 三谷幸喜から演劇新ジャンル“戸田”を拝命!?「最後のシーンは泣いた」と太鼓判も

戸田恵子 三谷幸喜から演劇新ジャンル“戸田”を拝命!?「最後のシーンは泣いた」と太鼓判も3

戸田恵子と三谷幸喜氏が舞台『虹のかけら~もうひとりのジュディ』を前に囲み会見を開いた

 女優・戸田恵子(60)が23日、東京・表参道のスパイラルホールでひとり舞台『虹のかけら~もうひとりのジュディ』(構成・演出:三谷幸喜)公開ゲネプロを開催した。

 戸田の60歳を記念した1人舞台での公演。映画『オズの魔法使』で全世界に名を知らしめたミュージカルスター、ジュディ・ガーランドの専属の代役として長年に渡って寄り添ったジュディ・シルバーマンにスポットを当てた朗読ショー。

 ゲネプロ前には戸田と三谷氏が囲み会見を開催。漫才のように掛け合いをしながらスタートさせ、三谷氏も「馴れ初めですか?」と、記者が聞く前に自分から話し出すことに。

 本作は戸田から三谷に「叙事詩的なことができないかという話があって、ディスカッションをして固まっていった感じです」と、出来上がっていったという。そんな舞台だが三谷氏は、「こんなにテンパっている戸田さんを見たのは初めてです。さっき、トイレから出てきた状態で、半ケツ状態で出てきて、自宅じゃないんだから」と、暴露され戸田もひたすら苦笑い。

 作品へ、戸田は「アメリカではよくあるショーケースというかな。ふらっと入っていって、短い時間で楽しむ。ミュージカルと捉えてなくて、新しい何かをつけてもらいたいくらい」と言いあぐねると三谷氏は「これからは“戸田”ってジャンルでいいんじゃない?」と、すかさず名付けて笑いを誘った。

 歌にはとくに力が入っているといい、「歌の力が大きいなって感じているんです。歌があることで、自分も癒やされるんだって。メロディーに力があるというのをやりながら感じているんです」と、演じている自分も奮い立つものだそうだ。

 ちなみに、本作ではピアノ・ベース・ドラムの生バンドに乗せて戸田が歌って語る。この音楽メンバーと組むのは戸田としては初めてだそうだが自身でライブに足を運んでスカウトしてきたそうで、「素晴らしいメンバーがそろっていまして」と、自信を見せていた。

 還暦を迎えて実感することはないかという質問も飛んだが、戸田は「もうすぐ61になるんですけど、嬉しいなってことがまず1つ。それと肉体的には疲れてくるというのは事実なんです。だから、いまやれることを本当に大事にしてやっていきたいなって。年上の先輩たちの元気な理由が分かりますね。今しかできないと思うから」と、時間の大切さを訴える。

 すると、三谷氏は戸田へ「40代のころから存じ上げてますけど、上手になりましたよね。さっきも、(通し稽古で)最後のシーンは泣いちゃいましたよ」と、その演技の表現力の高さを褒めていた。

 戸田から「できる限りのことをやれたら。120%力を出して頑張りたいと思います」と、意気込んでいたひとり舞台『虹のかけら~もうひとりのジュディ』は24日から27日までスパイラルホールにて上演!

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