悠木碧&大塚剛央「マチ★アソビ」の『薬屋のひとりごと』ステージ!猫猫と壬氏の関係性変化

悠木碧&大塚剛央「マチ★アソビ」の『薬屋のひとりごと』ステージ!猫猫と壬氏の関係性変化1

 「『薬屋のひとりごと』スペシャルステージ」が5月10日に徳島・徳島市の藍場浜公園ステージで開催された『マチ★アソビ vol.28』1日目内で開かれ猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央が登場した。

 後宮を舞台に「毒見役」の少女が、さまざまな難事件を解決する、シリーズ累計4000万部突破の大人気後宮謎解きエンターテインメント『薬屋のひとりごと』(著者:日向夏・イラスト:しのとうこ(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)。TVアニメは2025年1月から第2期が放送中となっている。

 以下、公式レポート部分。

 強い日差しが照りつける晴天のなか、国内外から集まった多くのファンの熱気に包まれた藍場浜公園ステージに登場した悠木と大塚。大きな拍手に包まれ登場した二人は、観客の数に驚愕。悠木は「すごい!こんなに人がいっぱい!」とコメント、大塚は「一番後ろはどこだ?」とファンを見渡しました。会場の熱気にふたりは「嬉しい!」と笑顔を浮かべ、マチ★アソビ スペシャルステージが開幕しました。

 四国訪問が初めてという悠木は、「ロープウェイのガイド音声はやったことがあったけれど、自分自身は初めて上陸しました。すごく嬉しいです」と笑顔で挨拶。さらに、大塚も「東京から来ると空気が綺麗だなと思います」と、徳島の感想を語りました。大塚が挨拶すると、ファンから「たけおー!」と声が。「お、おう」と呼びかけに応えた大塚の様子に、悠木は「慣れてなさすぎる」とツッコミを入れました。客席には猫猫と壬氏のコスプレをしたファンの姿も。悠木は「道を歩いてくるときも猫猫と壬氏のコスプレをした方を見かけて、嬉しかったです」と話し、ファンとの出会いに喜びをにじませました。

 徳島グルメの話題でも盛り上がり、「すだちがコンビニに普通に売られていて驚きました。買って帰ろう」と語る悠木。大塚も「阿波尾鶏や阿波牛をいただいたんですが、とても美味しかったです」とコメント。地元の食の魅力を観客と分かち合い、会場は和やかな空気に包まれました。

 イベントのメインとなったのは、現在放送中の第2期を中心とした振り返りトーク。第25話から第42話までのストーリーについて、悠木と大塚はそれぞれの視点から熱く語りました。第1期からこれまで全体を振り返り、「第2期2クール目に入り、怒涛の濃さが来ていますよね。伏線が散りばめられているので、第1期から見直してほしい」と悠木は強調。

 第31話「選択の廟」について悠木は「全『薬屋のひとりごと』のアフレコの中で一番しんどかったんです。基本的に“薬屋のひとりごと”なので、ずっと猫猫がしゃべってるんですが、この話数は色や扉の進み方、国の過去の話など本当にずっとしゃべっていて…色の名前の漢字が全部一緒に見えてきてました笑」と振り返りました。また、第34話「怪談」については「最初はちょっと“箸休め的な回”なのかなと思っていたけれど、実はすべてが繋がっている」と大塚。「ライトに見せかけて深い」と悠木も共感しました。

 第35話「狩り」・36話「華瑞月」では、猫猫と壬氏の関係性が大きく動く印象的なシーンが登場。悠木は「密着する描写もありましたが、色気がありながらも決していやらしくない、清潔感のある綺麗な演出がとても好きでした」とコメント。一方、「どのくらいやったら良いんだろう」と演じ方を悩んだという大塚。「あのシーンを上手にまとめたのは大塚くんの力だったと思うよ」という悠木に会場も盛り上がりました。

 また、2人の関係性の変化についても言及。「壬氏は、立場・足枷に対する向き合い方が変わってきた、それによって猫猫に対する対応も変わってきた」と大塚。今後の展開について、「猫猫サイド、壬氏サイドの2軸で謎解きが進んでいくんですが、猫猫だけではクリアできないことをどのように突破するのかという話になっていきます。本当に怒涛ですよ」と悠木。「このための積み上げだから、1期の1話から見返しておいた方がいいかもしれない。ここから気持ちいいぞ~」と語る悠木に、会場の期待値も高まりました。

 続く「教えて!猫猫&壬氏様 in 徳島~!」のコーナーでは、事前にSNSで募集したファンからの質問にふたりが答えていきました。【猫猫と壬氏のシーンで一番好きなシーンはどこ?】という問いには、悠木が「第1期11話で壬氏からバックハグされるシーンです。壬氏のやわらかい部分が見えるのと、そんな壬氏の弱いところを見て突き放せない猫猫。お互いの弱いところが出ていて、そのピースが一瞬だけハマるのが好きです」と回答。大塚は「第1期の第9話です。ふたりの命への考え方が浮き彫りになる話数ですが、それぞれの生き方が詰まっている気がしていて。赤い光の演出も相まって、とても印象に残っています」と述べました。

 【ご自身とプラス2キャラで旅行に行くなら、だれを誘いますか?またやってみたいことはありますか?】という質問では、悠木が「猫猫は予約とか全部やってくれそうなのでメンバーに入れておきたいですね。割り勘も、誰がどこで払ったか全部覚えてそう」と笑わせ、「どこに行っても楽しそうだから、もう1キャラは小蘭かな…。でもそうなったら、子翠も入れたいので4人にしましょう!」と答えました。一方の大塚は「お金持っている壬氏としっかり者の高順」と答えましたが、悠木は「壬氏は絶対訳わかんないタイミングでトイレ行きそう!しかも冒頭でお土産めっちゃ買いそう!なんでこのタイミング!?みたいなこと多そう」とツッコミ、会場には笑いが起こりました。

 さらに、ファンからのリクエストに応えて悠木が「これ、毒です」と生セリフを披露する一幕も。「こんなに拍手をもらえるなんて!」と驚きつつも嬉しそうな表情を浮かべ、会場のボルテージは一気に上昇しました。

 フォトセッションでは、ステージ中央に立った悠木と大塚が、満員の観客を背景に記念撮影。「奥までしっかり写っていますよ!」との呼びかけに、客席のファンも手を振ったりグッズを掲げたりと、ステージと客席が一体となるひとときとなりました。

 最後の挨拶では、大塚が「この先本当に見逃せない展開続きますので、ぜひリアタイして一緒に盛り上がっていただけたら嬉しいです」と語り、悠木は「薬屋の制作チームがみなさんに絶対に感動してもらうぞと気合を入れて作っています。ここからは怒涛の展開、一秒も見逃せないので、皆さんドキドキ・ワクワクしながら楽しんでいただければと思います」と締め、ステージは終了しました。
観客との距離の近さが印象的だった今回のスペシャルステージ。『薬屋のひとりごと』の今後の物語への期待をより一層高める、大きなエネルギーに満ちたひとときとなりました。