俳優・糸川耀士郎が5月14日に東京・池袋のTheater Mixaで1人音楽劇『夜啼鳥』(脚本・演出:中屋敷法仁)を開幕した。
ローマ帝国・第五代皇帝、暴君ネロを題材に、芸術を追い求め狂い苦しむ、男の密やかな一夜を描く。
1人での挑戦にも関わらず、ネロのみならず、ネロの実母アグリッピナやネロの家庭教師セネカ、ネロの妻ポッパエアなどさまざまな人物が登場。大学時代歴史を専攻していたという中屋敷法仁氏によるオリジナルの脚本によって当時の情景が鮮明に描かれている。
また、中屋敷氏が作詞し、YOSHIZUMI作曲の楽曲が5曲。美しく優しい旋律、力強く歌い上げる楽曲など約90分の本編の中で糸川耀士郎のために書き下ろされた楽曲の数々が楽しめる。
初日を迎え糸川から意気込みのコメントが寄せられた。以下全文。
1人音楽劇「夜啼鳥」
いよいよ初日の幕が上がります!
自分にとってとても過酷で無謀な日々でしたが、これは僕の俳優10周年の記念公演という事で、本番は心から楽しんでお芝居と歌をお届けできればと思います。
この芝居の先に、応援して下さる皆様と見るかけがえのない景色が待ってると信じて…
全身全霊で挑みます。皆様の応援が何よりの原動力です。最後まで応援よろしくお願い致します。
以上
1人音楽劇『夜啼鳥』(よなきどり)は5月14日から5月18日まで全8回で上演予定!
■あらすじ
「果てのない渇望…これぞ芸術」
16歳の若さで皇帝の座につきながら
なお満たされることのない青年がいた。
ローマ帝国・第五代皇帝、ネロ。
愛も、友情も、平和も、忠誠も、
何ひとつ彼の心を動かしはしなかった。
彼がこの世界で唯一信じたもの。それは「芸術」。
美しきものを追い求め、狂気の宴へと身を投じる。
運命に弄ばれた暴君の、密やかな一夜が幕を開ける――。
※記事内写真は(c)糸川耀士郎 俳優10周年記念 1人音楽劇「夜啼鳥」製作委員会