神谷浩史&入野自由「KAmiYU」約7年ぶり単独「KAmiYU in Wonderland 5」開催!“闇の神谷”化

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 音楽ユニット『KAmiYU』の神谷浩史と入野自由が7月19日と7月20日に千葉・幕張メッセ イベントホールで単独公演『Kiramune Presents KAmiYU in Wonderland 5』を開催した。

 エンターテインメントレーベル『Kiramune』(キラミューン)に所属している『KAmiYU』による約7年ぶりの単独公演。4月9日(水)にリリースした4曲入りの3rdシングル『Mellow×Mellow』を引っさげてのライブとなっている。

 以下、Day.1レポート。

 開演時間になりOPムービーが流れると、メインステージにKAmiYUの神谷浩史と入野自由が登場する。大歓声の中、挨拶代わりの「21-CENTURY BOY」で、ハイタッチを交わす2人。歌いながら、爽やかな笑顔でファンへ手を振り、挨拶をする。

 そして入野が、7年ぶりの開催となったライブについて「俺は、神谷さんの50歳の誕生日を、みんなと祝いたい!」(※ちなみに神谷の誕生日は1月28日)と叫び、次の曲に行くと、イントロでハプニングが起こる。曲が中断し、何が起こったのかと戸惑う観客。すると、神谷に異変が……。突然、憎悪に満ちた表情で「何が誕生日だ! このライブはこれで終わりだ!」と宣言。先程の爽やかな神谷浩史とは違う、黒いローブを纏った闇の神谷の誕生だ。

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 ここから闇の神谷を正気に戻すための入野の戦い、というか悪戦苦闘が始まる。歌で思い出させようとしても、「太陽のシンパシー」がメタル調の「漆黒のシンパシー」に塗り替えられて失敗。次に、初めての出会いとなったアフレコやすしざんまいでの思い出を思い出させようとするが、記憶も改ざんされる。ちなみに改ざんされた思い出の中の神谷と入野を、それぞれ小野坂昌也と竹本英史が熱演。思わぬスペシャルゲストの登場に会場が湧き、2人の誇張した演技に笑いが起こる。

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 入野の頑張りも虚しく、闇の神谷の力は増大し巨大化。神谷が去年2回舞台を観に行ったという大ファンの松平健からの誕生日メッセージも不発に終わる。万策が尽き絶望する入野だったが、天から野沢雅子の「浩史、目を醒ましなさい」の声が……。会場の浩史コールを結集させたパワーをぶつけると、神谷浩史が爽やかに復活! 一緒に「my Proud,my Play!」を歌い、再び会場に平和が訪れた。

 バラエティパートから始まった公演は、さらに幕間で小野坂と竹本による自由な「nobody knows」を挟みつつ、いよいよライブ本編に突入する。

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 衣装チェンジしたKAmiYUが、最新シングル「Mellow×Mellow」を歌い、ファンと声を合わせていく。KAmiYUそのものを表現したような歌詞は、最後に“最強の愛嬌です つづく”と、2人での活動が今後も続いていくことを宣言し、締めくくられる。手を左右に振って会場をひとつにした「Joe Joe Everyday」、疾走感のある「マンジ・ガンザナイト」では観客を煽り、さらにテンションを上げていく。

 MCでは、衝撃だったバラエティパートについて解説。演出・脚本は、2人と関わりのある細川徹(『しろくまカフェ』『深夜!天才バカボン』など)で、入野が観たテーマパークのショーをオマージュしたものなのだという。しばらく裏話で盛り上がると、入野は成功して良かったと安堵し、2人で、協力してくれた方々と「こんなに豪華なことができたのは、会場を埋めてくれたファンのおかげです」と、観客に感謝を伝えていく。

 MC後は、エンターテイメント全開のライブが繰り広げられていく。センターステージでダンサーを引き連れクールにダンスロック「EXOTIC FEVER」をパフォーマンスすると、曲の後半は客席を通ってアリーナ後方にあるバックステージへ。そこで「ロマンス輪廻」まで披露すると、バラードの「DOUBLE」ではトロッコでアリーナを縦断し、メインステージに戻る。そして「僕らの始まりの曲を、新しいアレンジで! 一緒に歌いましょう」と言って歌った「心の扉」では大合唱が起こり、誰もが幸せな気持ちになった。

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 これまでの軌跡を辿る幕間映像を流すと、再び衣装チェンジした2人が背中合わせで、最新シングルから、王道アイドルソング「Kiss Me Yet?」を披露。会場には無数のシャボン玉が舞い、メルヘンな世界観に。2人の投げキッスも見どころだった。

このライブのためにアレンジで歌った「Go the Distance」で、再び会場をひとつにすると、「TouriStar」では、スタンド席をぐるっとトロッコで一周。メインステージに戻っての「SUPER NAKED SOUL」では、陽気なカーニバルを作り上げる。

「皆さんの笑顔をたくさん見れて、元気になった! ありがとう」と神谷が伝え、「隅から隅まで周りたいという、僕らの要望を叶えてくれました」と喜ぶ入野。

 ライブ最後の2曲は最新シングルから。ファンとKAmiYUの絆を感じる「home」を会場のみんなと共に歌い、“LaLaLa…”と声を合わせる。これからもファンといる場所がhomeであり続けるという想いを歌った楽曲、曲間でも「みんなのおかげで、ここにいられます!」と感謝を伝えていた。ラストは「シースー・ゲーム」で、ぶち上がる。トロッコでスタンドとアリーナを周り、小野坂と竹本も寿司職人として合流し、いつまでもこの楽しいライブを終わらせたくない!と、ライブオリジナルで、4番までの長尺でお祭り騒ぎを続けていた。ファンサービスもたっぷり、最高のエンターテイメントを凝縮した2時間は、大量の紙吹雪と共に大団円で終えた。

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 今回の公演『Kiramune Presents KAmiYU in Wonderland 5』のBlu-ray Discが2026年2月11日(水・祝)にリリース! Day.2の模様を完全収録する。さらにDay.2の公演をアーカイブで配信中! アーカイブ期間は~7月27日(日)23:59まで。詳しくはhttps://eplus.jp/kamiyu5_ol/をチェック!

 ライター:塚越淳一
 カメラマン:冨田望、深野輝美

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