藤井直樹 主演『あの夏、君と出会えて』稽古場熱気とキャスト同士信頼感!野球面で著しい成長

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(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・藤井直樹、岡﨑彪太郎らが7月24日に都内スタジオで舞台『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』(演出:木村弥寿彦)けいこ風景をお披露目した。

 高校野球の聖地“甲子園”。太平洋戦争中の東京を舞台に、高校野球の全国大会が中止されていた時期の昭和17(1942)年8月に開催されたものの、公式の記録としては認められず、「幻の甲子園」とも呼ばれた大会を題材にした作品。令和7年の現在から、昭和17年にタイムスリップした令和の青年が、当時の球児たちと共に苦境を乗り越えながら甲子園出場を目指す姿を、瑞々しさとともに描き出す。藤井は、野球名門校・江戸川実業の元高校球児で、令和から昭和17年にタイムスリップする大学生・森下令児役、岡﨑は、昭和17年の江戸川実業野球部主将・津田昭夫役を演じる。

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 けいこは2シーンと野球監修を担当する今成亮太氏による野球指導の一部が公開。今成氏の野球指導では、キャスト陣が1人1人素振りや、守備練習の動きをすることがあり、バットを振った瞬間にいい音がしたり、守備のイメージの動きがよかったりすると1回ごとキャスト陣から歓声や拍手があがるなど、雰囲気の良さを窺わせる。さらに、今成氏は現代のキャッチャーの構え方の高さと、本作当時の高さなども丁寧に指導するなど時代考証も入れている様子を見せていた。

 今成氏が藤井の指導のタイミングに入る際には、「最初見たときに大丈夫かなと思いました」という藤井がバットを振ったときに、そのバットの重さでふらついた様子を再現し、藤井を照れ笑いさせる。では、いまはどうなったのか、注目が藤井に集まるなか、藤井がバットを振るとしっかりと音がして形もさまになっており、その成長ぶりを窺わせる様子を見せていた。

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野球指導中に今成氏の巧みな指導コメントにたびたび笑いに包まれる様子も

 その後、藤井、岡﨑、演出の木村弥寿彦氏による囲み会見では、木村氏が「はじめ投球フォームとかを見たときにドキッとしたんです」と、正直に告白し藤井もこれには心当たりがあるようで笑って話を聞く様子が。それでも、先程けいこ場での1振り1振りにほかのキャスト陣からの勢いのいい掛け声やアドバイスをし合っているそうで木村氏は「投球フォームもバッティングも素晴らしくなっていて、いま120キロくらいは出るのでは?」と、成長著しいそうだ。

 そんなカンパニーは藤井は「めちゃくちゃいいよね」というと岡﨑もうなずいて「すごいい」と活気にあふれているそう。けいこ前、けいこ後、けいこ中の休憩中にもバットを振り「大きな音が鳴ったら“おおっ!”と言い合って楽しく野球の練習をしています」と、岡﨑が明かしていた。

 その連携により岡﨑は「僕は主将の役ですが、部員のキャストの方たちが僕を主将のように見せてくれる動きをしてくださるんです。こういうふうに動くからと伝えたり、“セリフは今のこうしたらいいんじゃ”と、意見交流が多くてすごいです」と、チームワークもできあがっているそうだ。

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藤井も褒められて充実の表情

 今成氏との思い出としては、一緒に兵庫県の甲子園球場や甲子園歴史館をめぐったことが楽しかったようで、藤井は「神聖な場所でした。グラウンドに、この感じで来ちゃって大丈夫だったかなと、こたちゃん(岡﨑のあだ名)と『恐れ多いね』と言いながらでしたけど、すごく天気も良くて。グラウンドに入る通路を歩いているときに、今成さんがワクワクしすぎて、僕達に『ここにこういうのあるんだよ!』っていっぱい伝えてくれて、係員さんに『そっちは違います』と言われるくらいなこともあって」と、野球の指導をしっかり受けるとともに信頼関係も築けている様子を。岡﨑も「グラウンドの阪神園芸さんがすごい!と思って(笑)。今成さんと一緒に行けて実際に行ったからからこその実感のこもった甲子園の話が入ってきて」と、甲子園へ球児として行くということへの気持ちづくりの参考にもなったようだった。

 舞台『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』東京公演は8月23日から8月31日までサンシャイン劇場にて、大坂公演は9月6日から9月14日まで大阪松竹座ほかにて、石川公演は9月20日に金沢市文化ホールにて、広島公演は9月23日に広島国際会議場フェニックスホールにて、愛知公演は9月26日から9月28日まで御園座にて上演予定!

 <STORY>
 元高校球児で大学4年生の森下令児(藤井直樹)は、東京の野球名門校・江戸川実業のエースだったが、憧れていた甲子園はコロナ禍で中止となり、夢は途絶えていた。人生の大きな目標を見失い、就職にも思い悩んでいた令児は、令和7年のある日、突然太平洋戦争真っ只中の昭和17年の東京へタイムスリップしてしまう。立ち尽くす令児が、転がってきた野球ボールを思わず剛速球で投げ返すと、その球を受け取ったのは当時の江戸川実業野球部主将の津田昭夫(岡﨑彪太郎)だった。その腕を見込んだ昭夫は令児の野球部入部を条件に、生活の面倒をみることに。彼らは共に練習を始めるが……。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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