舞台『千と千尋の神隠し』2026年に韓国・ソウル芸術の殿堂 オペラハウスで上演へ

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 舞台『千と千尋の神隠し』(翻案・演出:ジョン・ケアード)が2026年1月から3月にかけ韓国・ソウルで上演予定であることが7月29日に発表となった。

 宮﨑駿監督が手掛けたアニメーション映画『千と千尋の神隠し』が、東宝創立90周年を記念し、『レ・ミゼラブル』のジョン・ケアード氏演出により2022年に世界初の舞台化。少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語。人間の世界に戻るためにさまざまな出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿を描く。

 2022年3月に世界初演として帝国劇場にて上演。2024年には、3月に帝劇で開幕し、4月から6月にかけ国内ツアーを上演、並行してカンパニーが渡英し、4月~8月にロンドン・コロシアムで上演(135公演)した。ロンドン公演は、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなり、ウェストエンド最大級となる客席数約2300席を連日満席にし、約30万人を動員した。今年7月から8月にかけては、中国・上海文化広場でも公演となり連日完売となっている。

 韓国で上演を予定している劇場は芸術の殿堂 オペラハウスとなる(主催:CJ ENM)。ソウル市瑞草区に位置する芸術の殿堂は、7つの劇場と3つの美術館・博物館が集まる、韓国を代表する複合文化芸術空間。中でも2283席を有するオペラハウス内の「オペラ劇場」は、オペラやバレエ、クラシック公演など、大規模な舞台芸術作品が主に上演される劇場で、海外の観客にも広く知られている。なお、日本人キャストによる日本語での韓国上演としては演劇史上最大規模となっている。

 製作を務める東宝株式会社専務執行役員・池田篤郎氏は「舞台『千と千尋の神隠し』は、2022年の日本初演以来クオリティを高めつづけてまいりまして、今、満を持して韓国上演が実現します。韓国エンタテイメント界において最高のパートナーであるCJのみなさんと大変心強いタッグを結ばせていただき、韓国で楽しみにしてくださっているお客様に、『千と千尋の神隠し』の世界観を生身のエンタテイメントとして存分にお楽しみいただけることを大いに期待しております」とコメントを寄せている。

 一方、韓国・ソウル公演の主催を務める CJ ENMイェ・ジュヨル公演事業部長は、「スタジオジブリの美しい世界観と舞台芸術が融合する歴史的な公演になると確信しています。長らくこの作品を待ち望んでいた韓国の観客の皆様に、忘れられない体験をお届けできるよう、万全の準備を整えます」と語っている。

 詳細な日程、キャスト、チケット情報などは後日発表となる。

 ■韓国公演 スタッフクレジット
 原作:宮﨑 駿
 翻案:ジョン・ケアード
 共同翻案:今井麻緒子
 オリジナルスコア:久石 譲
 音楽スーパーヴァイザー・オーケストレーション・編曲:ブラッド・ハーク
 音楽スーパーヴァイザー補・オーケストレーション・Ableton プログラミング:コナー・キーラン
 美術:ジョン・ボウサー
 パペットデザイン・ディレクション:トビー・オリエ
 振付・ステージング:井手茂太
 照明:勝柴次朗
 音響:山本浩一
 衣裳:中原幸子
 ヘアメイク:宮内宏明
 映像:栗山聡之
 音楽監督:深澤恵梨香
 舞台監督:北條 孝/大刀佑介
 演出補佐:今井麻緒子
 演出補:永井 誠
 プロデューサー:尾木晴佳
 演出:ジョン・ケアード

 協力:スタジオジブリ
 製作:東宝株式会社
 主催:CJ ENM

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