グローバルボーイズグループ『JO1』の白岩瑠姫が8月13日にヒューリックホール東京で新作長編アニメーション映画『アズワン/AS ONE』(監督:静野孔文/配給:ギャガ)最速上映プレミアムイベントに声優・白石晴香、日笠陽子、脚本家・西田シャトナー氏とともに登場した。
アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』が原作。原作の設定と世界観を踏襲し、静野監督のコンセプトを元に制作陣・脚本家とともに完全オリジナルストーリーとして作り上げている。登場人物も新たに設定された。白岩は主人公・ヨウ役を、ヨウが出会う、宇宙に浮かぶ星<巡星(めぐりぼし)>でロボット整備士として暮らす少女・ラコ役に白石、物語の鍵を握る謎の研究員・キザナ役を日笠が務めている。
以下、公式レポート部分。
満員御礼で迎えたこの日。ミュージシャンを目指しながらも不確かな未来に悩む地球の高校生・ヨウを演じた白岩は「まさか自分が主演で声優をやらせていただくとは思っていなかったので、お話を聞いたときはビックリ。それにプラスして主題歌を作るという2つの初めてをやらせていただいたのでプレッシャーを感じました」と声優初挑戦を報告。完成作については「自分の作品なのにムチャクチャ感動。それを皆さんに観ていただけるというのが幸せです」と胸を張った。
巡星(めぐりぼし)でロボット整備士として暮らす少女・ラコ役の白石は、本作について「それぞれの人生が重なり合うのが一つのポイント。不思議な出会いから始まるめぐり逢いの奇跡的な物語が、観てくれる方々それぞれの人生に重なるだろうと思います」と共感を呼ぶ作品だと述べた。物語の鍵を握る研究員・キザナ役の日笠は「誰が正義で誰が悪なのか?それは視点によって変わるし、全体を俯瞰して見た時に誰が正しいのかなんてわからない。それを決めるのは歩んでいく先々の未来の人たちの思い。そんな事を感じさせる物語」と壮大なストーリーであることを紹介した。
アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』を原作としながら、設定・世界観を大切に全く新しい物語として誕生させた脚本家の西田氏は「人と人とが繋がる。しかもゲームの登場人物とプレイヤーが繋がることでお互いが実在していく。そこが原作の核心。本作もアニメーション映画という架空のものではあるけれど、映画の世界と私たちの現実世界が繋がることで真実になる。そんな出来事が起こればいいなという思いを込めて作りました」と狙いを述べた。
そんな中、白岩がRUKIとして、バンドを携えて主題歌『巡星(めぐりぼし)』をサプライズ生歌唱。ソロライブさながらの迫力のパフォーマンスに会場は拍手喝采、共演者も「鳥肌が止まらない!」と歓喜する中、白岩はオーバーに膝をガタガタさせながら「ムチャクチャ緊張しました。ヤバいです。カッコつけてはいましたが、正直緊張しました。でも今日は一人ではなくバンド仲間もそうですし、共演者の皆さんもいるし、温かく見守ってくださるみなさんがいるので何とかできました」と大役終了に胸を撫でおろしていた。
本作のタイトル『アズワン=ひとつになる』にちなんで、「自分にとって切り離せないもの」を発表。日笠は「声優業」、白石は「お風呂上がりのアイス」、西田は「妻」と回答。白岩は「音楽」といい「普段からダンスを踊って歌っているので、自分と音楽とは密接に繋がっている。小さい頃から音楽に励まされて生きてきたし、いまだに色々なジャンルの音楽を聴いて癒されています」と話した。
また、将来に悩む10代のヨウにちなんで10代の頃に悩んでいた事をそれぞれ発表。10代の頃から声優業を始めていたという白石はヨウの葛藤に共感し「声優という仕事を通して、届けたい!という気持ちだけが自分を支えていました。あの頃の自分が続けることを頑張って良かったと思います」としみじみ。パラパラ世代という日笠は「パラパラダンスを覚える事が出来なくて…。パラパラが踊れなかったのが当時のコンプレックスでした」と照れ笑いで、西田氏は「いまだに悩み続けている…」と笑わせた。一方、白岩は「モテたい…。男として生まれてきたら、モテる人生もカッコいいだろうなと思っていた」と明かし、現在も「まだまだいくっす!いつ止まろうかな?と考えているくらい」とモテ願望は今も強いと告白していた。
誕生日を迎えた西田氏に白岩がサプライズで祝福の花束をプレゼントするなど、イベントは大盛り上がり。最後に主演の白岩は「僕自身初めて声優に挑戦させていただき、歌も作りました。周りの方々に支えられて完成させることができたと改めて思います。観てくれる方々と支えてくださる方々のお陰で今日このようにステージに立つことができていると思います。ぜひともカッコいい音楽と感動的なストーリーの『アズワン/AS ONE』という世界観に浸ってください」と満員の観客に呼び掛けていた。
さらに、上映後にも白岩がサプライズで登場!主題歌『巡星』と、起用のきっかけとなったソロプロデュース曲『ひまわり』の生歌唱がはじまると客席からは涙をぬぐう姿も見られ、最後に、白岩の口から主題歌『巡星』のMVが本日21時に解禁されることが告げられると会場からはどよめきが起こった。ぜひ、作品公開前にMVもチェックいただきたい!
■ストーリー
現代の地球。ミュージシャンを目指す高校生のヨウは、反対する親とバンド仲間の人間関係に悩み、自らの将来を決めかねていた。ある日、渋谷の交差点を歩くヨウの脳内に「助けて!」という声が響き、白い光に包まれる――。
一方、宇宙に浮かぶ巡星(めぐりぼし)。
エネルギー源の「星血(ほしのち)」をめぐる長い戦争状態にあったヴ・レード惺王国と轟ア・スレッガ国との休戦の調停式が行われてようとしているまさにその時、巨大軌道デブリが落下、プルガード隊のヴィーゴが必死に対処していた。
ヴィーゴを助けるべく、ロボット整備士・ラコは整備途中の機で飛び立つが、危機一髪の状況に陥っていた。
一瞬の閃光ののち、破損激しいラコの機はデブリを海面まで移動させ事なきを得るが、ラコは意識を失ってしまう。
昏睡状態のラコは、意識の中でヨウと出会う――。
ヨウとラコの出会いの意味とは
そして、ふたりでひとつ、のヨウとラコに待ち受ける運命とは
(c) SQUARE ENIX, SUNRISE
(c) ASONE製作委員会