俳優・長澤まさみ主演で“キンプリ”の愛称でも親しまれている『King & Prince』髙橋海人、永瀬正敏が共演し10月17日より全国公開予定の映画『おーい、応為』(監督:大森立嗣/配給:東京テアトル・ヨアケ)。本作の髙橋演じる善次郎にフォーカスしたキャラクターPVが9月27日に公開となった。
江戸時代が舞台。絵師・葛飾北斎(永瀬)と、彼の娘であり弟子でもあった葛飾応為(長澤)。「美人画では父を凌ぐ」と言われた才を持ち北斎の右腕として、そして数少ない女性の絵師として、人生を描きぬいた。茶も入れられず、針仕事もできないが、親ゆずりの画才と豪胆さで、男社会を駆け抜けていった先駆的な女性アーティスト・葛飾応為が、最後にたどり着いた幸せを描く。髙橋は北斎の門下生であり応為とは気心知れた友人としてともに絵の腕を磨く絵師・渓斎英泉(善次郎)役で出演している。
キャラクターPVは初解禁シーンが多数盛り込まれたものに。応為(長澤)を驚かす無邪気な姿や、「俺を斬ってみな」と侍に啖呵を切る応為に対し「斬られちまったらどうするんですか」と呆れ顔を見せる場面など、善次郎のけろっとした性格が伝わるコミカルな一幕が描かれる一方で、「人肌に触れて温もりを感じたらいいかなって」と語りながら応為を抱き寄せ、最後には顔を近づける艶やかな場面も切り取られ、江戸っ子の軽妙さと色気をあわせ持った髙橋の表情が映し出されている。酒と女を好み、春画の天才として生きた善次郎という人物の魅力を凝縮した映像に仕上がっている。
善次郎(渓斎英泉)は、応為の同志であり兄弟のような存在でありながら、家族を養うために職業として絵を描く現実主義者でもある複雑な人物。グループ活動だけではなく俳優としても存在感を高める髙橋が、この役で初の時代劇に挑む。
善次郎役について吉村知己プロデューサーは、「お栄にも北斎にもつかず寄らずな“ふわっとした難しい役”だからこそ、ものすごい数の役者さんを検討していた」と明かし、ドラマ『だが、情熱はある』を見て「この人だ!」と直感したという。「柔らかさと芯の強さが同時に感じられる独特の空気感と、不真面目なセリフをいたって真面目に言いまわせる個性。なかなかいないタイプの素晴らしい俳優」と、その存在感に太鼓判を押す。
本作では妹を養うために絵師になったという人間くさい一面も描かれ、飄々としながらも人間味あふれる善次郎を髙橋が体現する。本作のメガホンをとった大森立嗣監督も「考えすぎずに作り込まなくていい。その場で何を感じるかを大事にしてほしい」と伝えたと語り、「最初の登場シーンで彼が現れたことで映画全体の色がパッと明るくなった。陽気なキャラの裏に滲み出る寂しさも見せてくれた」と絶賛。「俳優として素晴らしいし、一人の人として好きになりました」と強い信頼を寄せている。
■キャラPV
https://youtu.be/tvuXW2osAuY
※記事内画像は(C)2025「おーい、応為」製作委員会