Mrs. GREEN APPLEドキュメンタリー映画正式タイトル公開!笑顔のないキービジュアルも

Mrs. GREEN APPLEドキュメンタリー映画正式タイトル公開!笑顔のないキービジュアルも1

 大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架による“ミセス”の愛称でも親しまれているバンド『Mrs. GREEN APPLE』を追ったドキュメンタリー映画の正式タイトルが『MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM ~THE ORIGIN~』であることが10月6日に発表となった。

 本作では、2025年にデビュー10周年プロジェクトをスタートさせた彼らの素顔と、新曲『Variety』が生み出されるまでの創作過程に完全密着したもの。タイトルにある、“ORIGIN”には、彼らがミセスである“原点”、創造の“原点”の意味合いが込められており、本作ではこれまで一切明かされることのなかった、大森が楽曲をゼロから創り上げる制作の現場を初公開。唯一無二の音楽が形になっていく過程や、大森の頭の中、そしてMrs. GREEN APPLEとして生きる3人の想いが、赤裸々かつ誠実に映し出される。

 なぜ今、このようなドキュメンタリーを世に送り出すのか……。本作の製作総指揮も担う大森は、「この数年でMrs. GREEN APPLE が世の中に届いて、多くの方に知っていただけてきているのを我々も感じています。間口が広がっていくと、奥行きをつけていくということをちゃんとしないと芸事として淘汰されてしまうと感じていたので、正しく見せたいという思いがありました」と、その意図を語る。さらに彼は、本作が単なる記念事業ではないことを「『10周年だから撮ろう』ではなく、『今撮るべきだ。ちょうど10周年だし』という方が正しいです」と強調する。「今撮るべきだ」と強く感じた理由、そしてその言葉に込められた想いのすべてが込められた。

 メガホンをとった豊島圭介監督は、本作について「僕もドキュメンタリーを何本か撮っていますが、1年間も密着するのは初めてでした。今回特殊なのは、被写体とプロデューサーが同一人物であるということです。密着対象の被写体がいて、監督とプロデューサーがカメラの後ろにいて追いかける、みたいなことが普通だと思うんですけど、今回は大森さんがプロデューサーであり、被写体であるという特殊な環境なので、今までやれなかったことが多分できるかなと思いました」と、話している。

 今回の発表にあわせキービジュアルも公開。本編のワンシーンを起用したビジュアルには、笑顔がないもの。明るいイメージが強い彼らだが、音楽と向き合う3人の真剣な表情を捉えた緊張感溢れるカットとなっており、「あなたは初めて、ミセスを知る。」というキャッチコピーが、華やかな活動の裏側にある彼らの創作へのひたむきな姿勢や、トップランナーとしての覚悟を持った苦悩や葛藤を浮き彫りにしたものとなっている。

 なお、本作とともに今年7月26日と7月27日に開催となったライブ『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~』を体感することができるライブフィルム『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD(フィヨルド)~ ON SCREEN』を11月28日に2作同時公開を予定している。

 ※記事内画像は(C)2025 MGA Film Partners