向井康二“好き”を思い出さないために「目を合わせたいけど合わせない」!『(LOVE SONG)』インタ映像公開

向井康二“好き”を思い出さないために「目を合わせたいけど合わせない」!『(LOVE SONG)』インタ映像公開1

 俳優・森崎ウィン、アイドルグループ『Snow Man』向井康二がW主演し及川光博、藤原大祐、齊藤京子、逢見亮太、筒井真理子らが共演の10月31日より公開予定の日タイ共同制作映画『(LOVE SONG)』(監督:チャンプ・ウィーラチット・トンジラー/配給:KADOKAWA)。本作の森崎、向井、チャンプ監督のスペシャルインタビュー映像が10月13日に公開となった。

 東京とバンコクが舞台。突然の辞令で東京から海外勤務を命じられた研究員・ソウタ(森崎)は、バンコクで学生時代に想いを寄せていたカイ(向井)と再会。タイでカメラマン兼ミュージシャンとして活躍するカイの姿に心が揺れるソウタ。一方のカイも、学生時代に歌っていた“未完成の歌”をソウタが覚えていることに驚きを隠せず……。いつしかふたりを繋ぐ歌が再び胸の奥で響き始める──という異国の地で再会した2人が次第に心を通わせていく過程を温かな視点でユーモラスに描くピュアラブストーリー。

 公開された映像は、作品に込めた想いから撮影中の思い出、そして本作の核となる“視線と歌”についてなど、ここでしか聞けない本音が詰まった内容に。

 まず完成した映画を観た感想について、森崎は「本当に映像が綺麗で、初めて観たときは撮影当時の思い出がすごく蘇ってきて、“こんなに綺麗に仕上げてくれたんだ”と感謝しています」としみじみ。向井は「(単独での)W主演は初めて。“大きなスクリーンで自分が主演の映画を”という夢が叶い、ありがとうございます。タイのハーフとして“タイの作品に出たい”という夢も叶えられて、チャンプ監督に感謝しています」と笑顔で語る。チャンプ監督も「完璧な作品にしてくれた二人に、とても感謝しています」と賛辞を贈った。

 森崎について監督は「初対面の印象は真面目で情熱的。撮影中は全力で演じてくれたし、(食事のシーンでは)何でもおいしそうに食べていました。現場で幸せそうに過ごしていました」と評価。すると森崎と向井は、ナイトマーケットでのデートシーンで屋台の“虫料理”を食べたことを思い出したようで、「虫のことですかね…」と苦笑い。監督が「虫は大好物でしょ?」と聞くと、「いえ、大っ嫌いです!」とすかさず返す森崎。「プロの役者なので、いい食べっぷりでした」と監督がフォローすれば、向井が「僕らも監督に食べさせましたからね」と、してやったり。さらに、なかなかカットをかけなかった監督に理由を追求すると、「2人がロマンティックな雰囲気で、見ていた私まで幸せな気分になってカットをかけたくなかった」と笑顔で答えていた。

 一方、向井について監督は「初対面からタイ語で会話しました。楽しい人だから、撮影もきっと楽しくなると思いました。でもカイを演じる時は『5、4・・・アクション』の瞬間に目つきが変わり、魅力的で物静かなカイになりました。見ていて私自身もカイに恋をしたほど」と惚れ込み、「カイがステージで歌った曲にも魅了されました。ソウタが恋に落ちるのも当然。演技も魅力的でした」と太鼓判を押す。

 森崎は演技のポイントを「素が出るのは、カイの前でだけということを意識しました」と明かす。

 向井も「普段の自分と違うキャラクターなので、声の低さや目線を意識しました。ソウタと目を合わせると“好き”なのを思い出してしまうから、目を合わせたいけど合わせない――そこを意識しました」と丁寧に言葉を選んだ。

 2人の本作へのアプローチにチャンプ監督はうなずきつつ、本作のキャラクター設計や、劇中歌の「LOVE SONG」について語った。「ソウタとカイのキャラクターは全く違います。性格も考え方も正反対。カイは無口で、『LOVE SONG』はソウタへ自分の想いのすべてを伝えるための歌。二人は視線で想いを伝え合っていました。他の人に向ける視線とは明確に違います。二人が見つめ合う時は特別な意味を持ちます。だからこの曲は、カイのソウタへの気持ちを最大限に伝えるものです。この曲は特に心を込めて作りました。『(LOVE SONG)』という映画のメッセージそのものだからです」。

 「絶賛片想い中のものは?」という問いに、監督は「あの撮影現場に、今でも片想いをしています。初恋みたいでした」とロマンティックに回想する。森崎は「“片想い”って、出会いの瞬間は拒絶しがちだけど、無くなると求めている自分に気づく」と前置きしつつ、「あのシーンで食べた“虫”に片想いしてるのかも」と答え、3人で大笑いに。向井は「なかなか会えない姪っ子への片想いかな。なついている時期もあるけど、会えなくなると心の距離ができちゃう」と照れ笑い。

 最後に、森崎と向井は口を揃えて「感謝です。日本で映画を撮ってくれて、ありがとうございます」と監督へ感謝を伝える。監督は、劇中の音楽への自身の関わりも明かした。「この映画は“恋の歌”がテーマ。撮影中、日本の俳優・スタッフと親しくなり、そこで感じた自分の気持ちを“恋の歌”にしました。撮影中に皆さんへ感じた愛情と、劇中の二人の愛を歌で同時に表現しています」。

 ■スペシャルインタビュー映像
 https://youtu.be/kXdxMflFlW4

 ※記事内画像は(c)2025『(LOVE SONG)』製作委員会

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