河森正治監督最新作『迷宮のしおり』主題歌は新しい学校のリーダーズ『Sailor, Sail On』に

河森正治監督最新作『迷宮のしおり』主題歌は新しい学校のリーダーズ『Sailor, Sail On』に2

ビジュアル

 アニメーター・河森正治監督最新作で2026年1月1日に公開予定のオリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』(配給:ギャガ)。本作の予告映像、本ビジュアル、主題歌、追加出演声優の情報が10月14日に公開となった。

 作品は現代人の誰もが手にしているスマートフォンあるあるを組み込んだエモーショナルでポップな異世界脱出劇。物語の主人公は、普通の女子高生の前澤栞(まえざわ・しおり)。ある日、突然スマホが割れて、気が付くと誰もいない異世界の横浜に!目の前に現れた謎のウサギのスタンプから「スマホの中に閉じ込められた」と告げられ、現実世界ではもう一人の自分が突如現れて自由奔放に振る舞い出す。もう一人の自分の暴走を食い止めるべく、奇妙なスマホの迷宮から抜け出そうとする、もしかしたらSNS社会で本当に起こるかもしれない異世界青春ファンタジーとなっている。

 『新しい学校のリーダーズ』SUZUKAが主人公・栞役。栞が閉じ込められてしまうスマホの中の異世界“無人の横浜”で出会うウサギのスタンプ・小森の声を原田泰造。栞の幼馴染であり、歌とダンスの動画配信にストイックに取り組む女子高生インフルエンサー・倉科希星を伊東蒼。栞のクラスメイトでお調子者の山田を齋藤潤。スマホと人間の脳を直接繋ぐ研究をしている大学生であり、国際的に注目される若き起業家の架神傑役をアイドルグループ『timelesz』寺西拓人が演じる。

 解禁された本予告映像では、主人公・栞が異世界でウサギのスタンプ・小森と出会うシーンから始まり、迷い込んだ<スマホの迷宮>で、スタンプたちと出会う栞。そして、栞の目の前に現れる“もうひとりのSHIORI”。栞とは違う派手な見た目のSHIORIは、若き起業家の傑とタッグを組み、「一億いいねをかき集めて理想の私になる!」と、現実世界で大暴れ!「新たな世界を生成するだけだ」と、何かを企む傑のセリフも飛び出す中、果たして栞は現実の自分を奪われる前に、脱出できるのか……。

 主題歌は『オトナブルー』を手がけたyonkeyが本作のために作詞・作曲した『新しい学校のリーダーズ』による『Sailor, Sail On』が主題歌に!SUZUKAの歌声で壮大なハーモニーを奏でる主題歌が、栞の冒険をタイトル通りに後押しする。yonkeyは主題歌以外にも作中楽曲も担当していることもアナウンスされた。

 ビジュアルでは、ひび割れたスマホを背景に、奮闘する栞と小森、そして傑と SHIORIが映し出され、大混乱のスマホの迷宮に閉じ込められた栞の行方が気になるような仕上がり。

 追加キャストは、声優・速水奨、坂本真綾、杉田智和の参加も明らかに。速水が声を担当する前澤恵三は栞の父親で、栞に幼い頃から柔道を教えるも今は距離ができてしまっている。坂本が声を担当するのは、そんな父と栞の間を取り持つ母親。杉田は、一見無関心を装うが実は熱血の一面もある栞の担任教師・登坂の声を担当する。

河森正治監督最新作『迷宮のしおり』主題歌は新しい学校のリーダーズ『Sailor, Sail On』に1

 今回の発表にあわせ速水、坂本、杉田からそれぞれコメントが寄せられた。以下全文。

 ●速水奨(前澤恵三役)
 純粋に嬉しかったですね。僕は基本的に、台本をいただいた時、ト書きを含めて何度か黙読をして、ストーリーや世界観、キャスティングしていただいた自分のキャラクターを理解して行きます。そしてリハーサル映像を見て初めて声を出すのですが、恵三は想像していたより、ずっと「昭和の父」でした。強くて、大きくて、そして本当に優しくて、家族想いの父親です。僕の理想でもあるかな。
人々の様々な心を感じるドラマだと思います。是非、映画館でご覧くださいね。

 ●坂本真綾(前澤頼子役)
 河森監督と初めて出会ったのは15歳の頃、もう30年も前になります。今なお第一線で新たな挑戦を続けておられる姿に心から敬意を抱いています。そんな監督の最新作で、母親役を演じさせていただけることはとても感慨深く、胸が熱くなりました。公開を心待ちにしてくださっている皆さまと、この物語を共有できる日を私も楽しみにしています。

 ●杉田智和(登坂役)
 登坂を演じます、杉田智和です。
 今回の河森監督作品から漂うアルジュナ味。大好物です。
 だから、大きな声で何度も名前を呼ぼうと思います。

 ■予告映像
 https://youtu.be/ATQwiFYf6Ew

 ※記事内画像は(c)『迷宮のしおり』製作委員会